P.F.ドラッカーのレビュー一覧
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「企業とは何か」はドラッカーが36歳のときの著作である。前作「産業人の未来」で、第二次世界大戦後、アメリカ中心の産業社会が来ることを予見したドラッカーは、一人ひとりの位置と役割に尊厳と正当性を持つことが社会には必要であるとの保守主義を基盤にして、大規模組織が機能する基本原理と、組織で働く人の位置づけについて、本書は書かれている。自由主義体制を基盤に持つ産業社会にとって、企業、特に大企業の存在は、社会的に大きな影響を持つ、企業の本質とは社会的存在であり、また企業は人間組織である。本書でドラッカーは、その当時のアメリカ最大の企業、GMを、企業の在り方を考える実例として取り上げている。更に、大企業が
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Posted by ブクログ
ドラッカーシリーズの4冊目。
NPOをターゲットに論じたこの本も、1冊目の「経営者の条件」と真髄は同じだな、という印象だった。
「ミッション」という言葉で語られる「そもそも何が目的なのか?」ということの捉え方や、それを実現するための戦略とその過程でスタッフが自己実現を達成できる、すなわち「人間の尊厳」を重視した巧い采配を振るうことがリーダーの条件である、と説いている。
平たく言えば、成果を出すことで自己実現の喜びを味わってモチベーションを維持し、さらにはそこに安住せず「もっとよく」するためのイノベーションを常に行うべし、といったところ。
もちろん、真髄が同じとは言っても、戦略という観点で -
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約半世紀前の1969年に書かれた、あまりにも有名なドラッカーの社会科学書。この著作名から「●●の時代」とその年を安易に名づけることが流行りましたね。
今読んでもこれが50年前にかかれたものかと驚くほど、的確に時代の流れを見据えています。当時まだ萌芽したばかりのコンピューターについても、今の時代が到来することを明白に予想しています。驚くばかりの先見の明には、知の巨人たるドラッカーの面目躍如たるものがあります。
本書あとがきにいみじくも「本書で述べたものはすでに起こった事実であるがゆえに消え去るものではない。解決すべき問題はますます重要性を増す。だが本書は何が起こるかは教えない。何に取り組まざ -
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ネタバレおととしくらいに大流行したドラッカーの代表的な著作を読みました。
そう、あの『もしドラ』のドラッカーです。
野球部のマネージャーだったらってことですが、つまるとこ、この『マネジメント』を読んでみたら、
なんのことはない、たぶんマネーボールの実践ということになったのではないかなぁと想像しました。
組織の問題よりも、機会を重視する。
努力よりも、成果を重視する。
頭のよさよりも、真摯さを重視する。
印象に残ったものを羅列してみました。
これだけじゃ、なにも言葉の重さを感じないですが、
本書を読むと、ずしりと響いてきます。
そして、経営学ということなので、
冷徹な指南書かなぁと思っていました -
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Posted by ブクログ
ネタバレ価値観に合った組織で働くこと
自分を使って何をしたいか
ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使え」と説いた。コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にもとづいた言葉を使わなければならない。
リーダーシップとはカリスマ性ではない。平凡で退屈なもの。
プロフェッショナルの条件とは、頭の良さではなく、真摯さを大切にする。
信頼とは真摯さへの確信。
優先順位のための4つの原則
すべて分析ではなく勇気に関わること
・過去ではなく未来を選ぶ
・問題ではなく機会に焦点を合わせる
・横並びではなく独自性をもつ
・無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ -
Posted by ブクログ
ドラッカー三大古典は「現代の経営」「経営者の条件」そして本著「創造する経営者」といわれています。
事業戦略という言葉を最初に使った著作でもあるといわれています。
当時から考えると戦略とは一般語になっていますが、なりすぎて戦略の意味がぼけてきてしまっている気がします。なんでもかんでも戦略って使っていて、「それって戦略というより戦術じゃないの?」っていう場合にも使われています。
言葉を分解すると「戦いを略す」ということで、いかに無駄なく焦点を合わせて「戦わず勝つ」ことで、戦う術の戦術の上位に位置する考え方だと思います。
この本では「何をなすべきか」について書かれています。上記古典のうちでは