P.F.ドラッカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
非営利組織というと、学校とか病院などが考えられるかなぁ。もちろん、営利がないとしても収入がないとやっていけないものだけど。本書の中では、学校、病院、ガールスカウト、教会などが例として出ていた。
利益が目的でないからこそ、何をやるところなのか、そのミッションが重要になる。人が組織として動くために、何が必要なのかということが、さまざまな団体、組織へのインタビューなどを交えながら語られていく。
目標はたいていその半分しか達成できない。だから、目標を立てるときは倍の数値で出さないといけない、というあたり、ちょっと吹きそうになった。
でも、印象に残るくだりだ。
フローチャートのように、こうすればこう利益が出て、継続していける、なんてものはないんだよね。だからこそ、そこに意志が必要になる。
一回読んでわかった、という本ではないが、読み返して咀嚼していく本だね。 -
Posted by ブクログ
会社の人事部長からこの本をもらい、読むことになりました。沢山の名言がありましたが、中でも心に残った言葉をメモ。
私自身が心に沁みた言葉や、部下に伝えたい言葉など、色々あった。
■成長に、最大の席にを持つ者は、本人であって組織ではない。自らと組織と成長させるためには何に集中すべきかを、自ら問わなければならない。
■問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。せいぜい、成果をあげる能力に対する妨げを取り除くだけである。成果そのものは、機会の開拓によってのみ得ることができる。
■現存する仕事はすべて正しい仕事であり、何がしかの貢献をしているはずであるとの先入観は危険である。現存する仕事はすべて間違った仕事であり、組み立て直すか、少なくとも方向づけを変えなければならないと考えるべきである。
■オーナー起業家に天才的なひらめきがあるというのは神話に過ぎない。天才的なひらめきをあてにするオーナー起業家は、ひらめきのように消えていった。
■真に厳しい上司、すなわち一流の人間をつくる上司は、部下がよくできるはずのことから考え、次にその部下が本当にそれを行うことを要求する。
■意思決定についての文献のほとんどが、事実を探せという。だが、成果をあげる者は、事実からスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする。
■成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間が取られているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、得られた自由な時間を大きくまとめる。
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Posted by ブクログ
ドラッカーの書から、戦前の重苦しいヨーロッパの空気が感じられます。
グローバルで、歴史を見据えたドラッカーの視野の広さには感動を覚えます。
表題にあるイノベータとは、企業のビジネスリーダではなく、経済的利害集団から、知識労働者へ、知識社会へと変容していく21世紀への社会に対する変革者をいっています。
戦後のポスト資本主義と大国家の出現によって、生じる、「機会の平等」と、「結果の平等」との不平等の是正と、年金制度の導入で、発言力が増している高齢者がもたらす政治勢力の再編をいっています。
加えて、知識社会、学校を卒業をしても尚、続く継続学習、ITがもたらす社会への影響
大都市の衰退がはじまり、規模が適正化されていく。
まとめである、「もう一人のキルケゴール」は、死に至る病とは絶望であるとの彼の言葉にかけて、キルケゴールの言葉は、人に死ぬ勇気を与えるが、同時に、生きる覚悟を与える。
との言葉で本書を締めくくっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ紙の本でざっと目読⇒audiobook(半額セール)で耳読⇒紙の本でざっと目読のサンドウィッチ読み。
マネジメントエッセンシャル版にも書いたあったが、以下の事を忘れずに仕事をしたいと改めて感じた。
・人の弱みに注目せず、「強みに注目」する。
・人事は賭けであるが、「合理的な賭け」にはできる。
・「人事は下した側が責任を持ち」、下された側に責任を持たせない。
・「好き、嫌いで人事を決めない。」
・成果を上げる者の共通点は「成果をあげる能力」だけである。
・システム欠陥、先見性の欠如、人員過剰、組織構造の欠陥からくる、「時間の浪費」をしない。
本書の紹介は訳者:上田惇生さんの「あとがき」が完璧なので引用させて頂きます。
-引用-
本書は、普通の働く人たちのための本である。
経営者のためだけの本ではない。
現にこの本の中で、上司に命じられたこと以上の仕事をする人は全てエグゼクティブであると言っている。
そのため本書ではexecutiveは経営者ではなくエグゼクティブと訳した。
とにかく何ページかでも良い読んでいただきたい。
面白いはずである。
即日役に立つだけでなく、思い当たることばかりである。
そして何よりも興奮させられるはずである。
当然のことながら、古典とは面白いものである。
ドラッカーは本書において、仕事ができるようになろうとするものは必ずできるようになる、成果を上げる事は身につけられるし、身につければならないとした。