P.F.ドラッカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
5年以上ぶりにドラッカーの本をしっかり読んだ。改めて読んでみて、自分も管理職という立場になっていることもあり、深くドラッカーの言っていることが実感をもって、その重要性を感じることができた。エグゼクティブは役員やトップマネジメントを指しているのではなく、知識労働者を指している。そして知識労働者は自らがセルフマネジメントをしなければならない。これは、社長の方針である自律分散型とつながる。何によって判断するのか?それは組織の成果を考えた貢献。そして成果をあげるためには、何をしなければならないかを具体的に説明している。大変な名著だと感じた。8つの習慣は非常に大切であり、このコトについて触れた先生の箴言をまとめていきたい感動を受けた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ成果を挙げる能力
期待されている成果はなにか
人事こそ手早く行うと失敗する
上司の強みをいかす
延期は断念である、結婚と医者の断念
臨時のものは生き延びる
なにが正しいか
意見をもて
成果を挙げる決定は苦い
問題の解決だけでなく機会の開発に力をいれる
強みをいかすものは仕事と自己実現を両立させる
会議は元来、組織の欠陥を補完するためのものである。人は、仕事をするか、会議に出るかである。同時に両方を行うことはできない。変化の時代にあっては至難なことだが、理想的に設計された組織とは会議のない組織である。誰もが仕事をするために知るべきことを知っている。仕事をするために必要な資源をみな手にしている。
自己のコントロールとは、自ら考え、決めて、行動すること。それに必要な5つの力について、この『経営者の条件』では「生まれつきのものではなく、努力で身につく」と書かれているのです。
いかなる分野においても、普通の人であれば実践的な能力は身につけられる。卓越はできないかもしれない。卓越するには特別の才能が必要である。だが成果をあげるには人並みの能力があれば十分である。音階が弾ければよい。 成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力は五つある。 (1)何に自分の時間がとられているかを知ることである。残されたわずかな時間を体系的に管理することである。 (2)外の世界に対する貢献に焦点を合わせることである。仕事ではなく成果に精力を向けることである。「期待されている成果は何か」からスタートすることである。 (3)強みを基盤にすることである。自らの強み、上司、同僚、部下の強みの上に築くことである。それぞれの状況下における強みを中心に据えなければならない。弱みを基盤にしてはならない。すなわちできないことからスタートしてはならない。 (4)優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中することである。優先順位を決めそれを守るよう自らを強制することである。最初に行うべきことを行うことである。二番手に回したことはまったく行ってはならない。さもなければ何事もなすことはできない。 (5)成果をあげるよう意思決定を行うことである。決定とは、つまるところ手順の問題である。そして、成果をあげる決定は、合意ではなく異なる見解に基づいて行わなければならない。もちろん数多くの決定を手早く行うことは間違いである。必要なものは、ごくわずかの基本的な意思決定である。あれこれの戦術ではなく一つの正しい戦略である。 これらが成果をあげるための条件である。そして本書の内容である。
知識労働者には自らの方向づけを自らさせなければならない。そのため、何が、なぜ期待されているかを理解させなければならない。自らが生み出すものを利用する人たちの仕事を理解させなければならない。そのためには多くの情報、対話、指導が必要となる。ここでも時間が必要となる。しかも上司と同僚にも時間を割かなければならない。 多少なりとも成果と業績をあげるには、組織全体の成果と業績に焦点を合わせなければならない。したがって、自らの目を、仕事から成果へ、専門分野から外の世界、すなわち成果が存在する唯一の場所たる外の世界へ向けるための時間を必要とする。
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Posted by ブクログ
ネタバレドラカーがプロフェッショナルに求めるのは「真摯さ(integrity)」である。真摯さは「一貫性(sense of coherence)」「正直(honesty)」「真面目さ(Hard working; Trustworthy; Honest)」「熱心さ(enthusiastic)」でもある。その上で「成果」「貢献」「強み」「集中」が求められる。
8. 仕事のひとつひとつについて、何もしなかったら何が起きるかを考える。何もしなくとも何も起こらない仕事を破棄する。何が問題であるかを拙速で決めてしまうほど愚かで、結局は時間の無駄になることはない。(p.18)
13. ルーティン化とは、有能な人が経験から学んだことを体系的段階的なプロセスに纏めること。会議は元来、組織の欠陥を補完するためのものである。理想的に設計された組織とは、会議のない組織である。(p.28)
15. 組織構造は戦略に従う。組織作りにおける最大の失敗は、理想モデルや万能モデルを生きた組織に機械的に当てはめようとするとき生じる。組織には守るべき原則がある。一つ、組織は透明でなければならない。二つ、組織は誰もが理解できなければならない。三つ、組織には最終の意思決定を行なう者がいなければならない。(p.32)
18. 全体の組織に貢献する。第一に、状況は何を求めているか。第二に、自らの強み、仕事の仕方、価値観からして自らのなすべき最大の貢献は何か。第三に、いかなる成果が必要か。(p.40)
28. 人間関係に必要な四つの基本能力。コミュニケーション、チームワーク(貢献のベースにする)、自己啓発、人材育成。(p.60)
64. 人は自らの一生をマネジメントしなければならなくなった。いきいきと働き続けることが自らの責任となった。(p.134)
69. 「貢献」に集中して取り組むことによってこそ、良い人間関係がもてる。人間関係が生産的となる。(p.144)
75.いまも価値あることかを問う。答えがNoであるなら、真に意味ある活動に集中するためにそれらの者ものを「捨てる」。(p.158)
81. 問題の根本をよく理解して決定しなければならない。決定のは早さ重視してはならない。何を満足させるかを知る必要がある。何も決定しないという代替案が常に存在する。(p. 172)
88. 決定の実行を妨げるおそれのある者は全員を仮邸前の議論に責任を持って参加させなければならない。(p.186) -
Posted by ブクログ
・不得手なことに時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである
・成功のカギは責任である。自らに責任を持たせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するということである
・今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。これは自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けてくれるからである
・成果を上げるための実践的な能力は五つある。第一に、何に自分の時間がとられているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に管理する。第二に、外部の世界に対する貢献に焦点を合わせる。第三に強みを中心に据える。第四に優先順位を決定し、優れた仕事が際立った成果を上げる領域に力を集中する。第五に成果を上げるよう意思決定を行う
・問題の解決によって得られるものは、通常の状態に戻すことだけである。せいぜい、正価を上げる能力に対する妨げを取り除くだけである。成果そのものは、機会の開拓によってのみ得ることができる
・何かをすることに決めたら、何を期待するかを書き留める。9か月後、1年後に結果と照合する。私自身惟男を50年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である
・自らの強み、仕事のやり方、価値観がわかっていれば、チャンスを与えられたとき、職を提供されたとき、仕事を任されたときに、「私がやりましょう」「私のやり方はこうです」「仕事はこういうものにすべきです」「ほかの組織や人との関係はこうなります」「この期間内にこれこれのことをやり遂げます」といえる
・確実性を必要とする人は、起業家に向かない。そのような人は政治家、軍の将校、外国航路の船長などいろいろなものに向かない。それらのものすべてに意思決定が必要である。意思決定の本質は、不確実性にある
・変化を観察しなければならない。その変化が機会かどうかを考えなければならない。本物の変化か一時の流行化を考えなければならない。見分け方は簡単である。本物の変化とは人が行うことであり、一時の流行とは人が話すことである
・上司をいかにマネジメントするか。実のところ、答えはかなり簡単である。上司の強みを生かすことである
・受け手が期待しているものを知ることなく、コミュニケーションを行うことはできない。期待を知って、はじめてその期待を利用できる。あるいは受けての期待を破壊し、予期せぬことが起こりつつあることを強引に認めさせるためのショックの必要を知る
・効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考えぬき、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を決め、それを維持するものである
・まず初めに、一般的な問題か、例外的な問題か、何度も起こることか個別に対処すべき特殊なことかを問わなければならない
・意思決定についての文献のほとんどが、事実を探せという。だが、成果を上げるものは、事実からはスタートできないことを知っている。誰もが自分の意見からスタートする
・一つの行動だけが正しく、他の行動はすべて間違っているという仮定からスタートしてはならない。自分は正しく、他のものは間違っているという仮定からスタートしてもならない。ただし、意見の不一致の原因は必ず突き止めなければならない
・優先順位の決定にはいくつか重要な原則がある。すべて分析ではなく勇気にかかわるものである。第一に、過去ではなく未来を選ぶ。第二に、問題ではなく機会に焦点を合わせる。第三に、横並びではなく独自性を持つ。第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ
・完全な失敗を捨てることは難しくない。自然に消滅する。ところが機能の成功は、非生産的となった後も生き続ける。もう一つ、それよりもはるかに危険なものがある。本来うまくいくべきでありながら、なぜか成果が上がらないまま続けている仕事である
・第二の人生を持つには、一つだけ条件がある。本格的に踏み切るかなり前から助走しなければならない -
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ドラッカーの労作 「イノベーションと起業家精神」のエッセンシャル版
頭出し、理論と実例、深堀り、まとめが各部、各章ごとに設けられていて、わかりやすいが読み進むのにかなり時間がかかりました。最初は全体の構成を掴むのに著者のまえがきと、目次を一読されるのがよいかと思います。itツールとかはともかく、スタートアップや、成長戦略などは、ほぼドラッカーによって、この時代に体系化されてしまっていると感じました。
大見出しとして、3部に分かれています。
第1部 イノベーションの方法:イノベーションの7つの機会を解説したもの
第2部 企業家精神:既存企業、公的機関、ベンチャーそれぞれに対して、イノベーションに対してどうマネジメントするのかを、何をすべきで、何をすべきでないのかをまとめたもの
第3部 企業家戦略:総力戦略、ゲリラ(2番手)戦略、ニッチ戦略、顧客創造戦略という、4つの戦略の内容と、特徴を表したもの
第3部の終わりに、終章がもうけられていて、以下が述べられています。
・世代世代について、それぞれがイノベーションを必要とすること
・イノベーションが成熟し、利益を上げられるようになるには、ある程度の年月が
必要なこと
・現代では、学校で得てきた学習だけでは生き残ることは難しく、全く新しいスキル、知識、道具を必要とし、そのために継続学習やそのための方向付けの責任を負うことなること