P.F.ドラッカーのレビュー一覧

  • ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり

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    読書の目的
    ①ドラッカー思想の原点を知る。
    ②この著書で行った未来予測(「ナチスはユダヤ人を迫害する」、「ヒトラーはスターリンと条約を結ぶ」)の手法を学ぶ。

    言わずと知れたドラッカーの処女作。
    ドラッカーは、序文の中で本作を「20世紀前半における最大の社会現象としての全体主義の興隆を理解するための最初の試み」としています。

    ・「経済人」とは何か。
    自らの経済的動機(経済的地位、報酬、権利)に従って行動し、そのための方法を知っているという概念上の人間。自由な経済活動をあらゆる目的の手段として見るブルジョア資本主義社会とマルクス社会主義社会の基盤となるもの。

    ・何故、全体主義は発生したか。
    ヨーロッパの基本的価値観は、正統な権力の下で人間を自由と平等の存在と見ることだった。

    18世紀後半の産業革命以降、ブルジョア資本主義は経済発展をもたらしたが、格差と疎外を生んだ。
    これに対する秩序として期待されたマルクス社会主義も、特権階級による大衆支配を生んだ。ブルジョア資本主義とマルクス社会主義は激しく争いながらも、その本質は「経済人」の概念を基礎とする「経済至上主義」であり、ヨーロッパの価値観である自由と平等をもたらさなかった。そして「経済至上主義」に代わる秩序が現れない中、第一次世界大戦による破壊と大恐慌による大量失業が発生し、旧秩序は完全に崩れ去った。

    国家社会主義という名の全体主義は、このような状況下で発生した。その本質は「経済至上主義」を否定した「脱」経済至上主義である。当時、経済至上主義に代わる概念は、この国家社会主義という名の全体主義だけであった。イギリスやフランス等、歴史的に国民が自らの手で民主主義を勝ち取った国々は、全体主義に進むことを踏み止まった。しかし、民主主義を国家統一の手段としていた国、つまりドイツとイタリアが耐え切れずに全体主義に走った。日本も同様であった。

    ・新たな社会秩序の出現
     国家社会主義という名の全体主義は、あくまで「脱」経済至上主義である。これは“「経済至上主義」ではない”と言っているに過ぎない。ヨーロッパ伝統である自由と平等を基礎とした新しい秩序を一切提示はしていない。したがって、旧い秩序に代わる新しい秩序を作ることが出来れば、全体主義を克服することができるとドラッカーは本作を締め括っている。

    【感想】
    正直な感想は、「疲れた」です。内容は非常に難解。理解できるまで何度も読み直しが必要でした。
    上記で掲げた目的意識がなければ、途中で挫折したでしょう。
    ドラッカーは冒頭で、本書を「政治の書」としています。私は、政治書であると共に、歴史書、思想書、哲学書でもあると感じました。

    一方で、本作を読み進めるうち、ドラッカーの問題意識が「正統な社会の下で人間は位置付けと役割を必要としている」という点を理解することが出来ました。この考えがドラッカーの思想の原点と言えるのではないかと考えます。

    この「経済人の終わり」では、旧秩序に代わる新たな秩序の提起には至っておらず、その具体的な提起は、次回作の「産業人の未来」で改めて行われるようです。

    【参考文献】ドラッカー入門(上田惇生著 ダイヤモンド社)

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    2010年10月05日
  • ドラッカー名著集11 企業とは何か

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    ドラッカーの著書の中で最も私がオススメする一冊。
    といっても、オススメした所でなかなか手にとってもらえないので、私は、「最初のはじめに、と、最後の部分に、この本が刷新される都度、ドラッカー氏が寄稿している箇所があるからそれだけ読んで下さい。」と薦めています。ハッキリ言ってそれだけでも読む価値あり。

    ビジネスでやり取りされる通貨は「お金」その事は変わっていません。であれば、何十年前のビジネス書であろうと、良著は良著、今日の本でも不用品は不用品。一度は読むと世界が変わります。

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    2010年10月02日
  • ドラッカー名著集3 現代の経営[下]

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    この本のアメリカでの出版は1954年のこと、今から56年も前のことだ。日本では昭和29年になり、戦後の混乱が落ち着き始め、経済的にも相当に復興が進んできた時期にあたると思う。56年も前に書かれた、会社経営に関する本であるにも関わらず、いくつかの技術的な分野に関する記述を除けば、ほとんど古さを感じない。ドラッカーによほどの先見性があったのか、あるいは、会社経営の本質的な難しさは変わっておらず現実はあまり進歩がないのか、おそらく両方なのだろう。

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    2011年07月25日
  • ドラッカー365の金言

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    ドラッカーが著してきた数々の著書の粋を集めたのがこの本。
    1日1ページ読む形式になっており、ドラッカーの言葉に、ACTION POINTが添えられている。
    言葉のひとつひとつに確かな重みがある。

    ドラッカーが導いた哲学には、どれにも考えさせられるものがある。
    とくに、経営者に求められる資質について説いたものは秀逸。

    個人が、企業が、社会が成長していくために何が必要なのかがはっきりと語られている。
    ACTION POINTまで忠実に実行していくと、本当に1年かかりそうな内容だが、
    1冊読み終える頃には、必ずや何かを学んでいるはず。

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    2010年09月15日
  • チェンジ・リーダーの条件

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    ドラッカー氏の著書を読むたびに、氏の慧眼と指導性に圧倒される。
    リーダーを志す人にとって、本書はやはり必読の一冊なのだろう。

    自らの職をもって、社会に歴史にそして人に対しどのように接しいかに行動するべきなのか、その指標が本書にはふんだんに掲載されている。

    普段の自分自身の行動や思考を改善し、将来いかに生きるべきなのか?
    そんな世界中の普遍的な悩みや迷いを氏は確実にかつ正しく導いてくれる存在であるとあらためて痛感できる一冊です。

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    2010年08月29日
  • ドラッカー名著集12 傍観者の時代

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    [ 内容 ]


    [ 目次 ]
    第1部 失われた世界(おばあちゃんと二〇世紀の忘れ物;シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群;エルザ先生とゾフィー先生 ほか)
    第2部 ヨーロッパの人々(ポランニー一家と「社会の時代」の終焉;キッシンジャーをつくった男クレイマー;怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命 ほか)
    第3部 アメリカの日々(ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』;テクノロジーの予言者、フラーとマクルーハン;プロの経営者、アルフレッド・スローン ほか)

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    2010年08月03日
  • ドラッカー名著集7 断絶の時代

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    [ 内容 ]
    グローバル化、知識社会、多元化…時代を予期した伝説の書。

    [ 目次 ]
    第1部 企業家の時代(継続の時代の終わり;新産業の誕生;方法論としての企業家精神;経済政策の転換)
    第2部 グローバル化の時代(経済のグローバル化;途上国の貧困;経済学の無効)
    第3部 組織社会の時代(多元化した社会;多元社会の理論;政府の病い;組織社会に生きる)
    第4部 知識の時代(知識経済への移行;仕事の変化;教育革命の必然;問われる知識)

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    2010年08月03日
  • ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり

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    ネタバレ

    東洋経済新報社 岩根忠訳 昭和38年 を読んだのですが、このバージョンは流石に手に入らないかというので、こちらを本棚に。

    ドラッカーが、1939年に書いた著作です。
    全体主義、共産主義、ファシズムについて、語っています。…
    ファシズムといえば、ヒトラーが、ユダヤ人を滅茶苦茶に殺したとか、ヒトラーがあの地位に就くにあたっては、支持を受けていたとか。そのくらいのことしか知りませんでしたが、実に読み応えがあるというか、必読。という内容です。

     絶望がファシズム支持の背景にあったという指摘は、説得力がありまして、且つ、未だに現代社会でも無視はできないのではないと感じました。怖いものがあります。

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    2012年05月26日
  • ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会

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     現在の資本主義社会のその先について書かれた本です。これからの社会を生き抜くために必読の本であると思います。

     20年以上前に出版された本にもかかわらず、現代社会に見事に当てはまっています。資本主義社会の次に来る知識社会への転換を予言しており、知識社会によって会社、政治、教育等がどのように変貌するかを説明しています。

     著書での知識社会は、簡単に言えば専門知識を所有するプロフェッショナルが中心となって動かす社会と表現できると思います。そこには、資本主義社会の資本家と労働者という図式はありません。専門知識、情報という武器を持って、自由に社会を飛び回るプロフェッショナルが中心となるのです。

     少し前に紹介した神田昌典の著書2022でもドラッカーの考えが引用されていました。2022を読んで、ドラッカーを再読しようと思い、まずは手始めにポスト資本主義社会を読んでいます。ポスト資本主義社会は、まさに2022で指摘する歴史の大転換を予想した本です。著書では、2010〜2020年頃に知識社会へ移行すると予測しています。20年以上も前からドラッカーは、予測していたことに驚きです。

     数年前に著書を読んでも正直ピンと来なかったのですが、2022を読んだ後にもう一度再読してみると、身に迫る思いを感じました。2冊セットで読むといいのかもしれません。これからの時代を生き抜くために、2冊とも読む価値は絶対にあるはずです。

    目次
    序章 歴史の転換期
    われわれが経験しつつあるものは何か
    ポスト資本主義社会の姿
    知識社会への移行
    国民国家を超えて
    第三世界の行方
    ポスト資本主義社会における社会、政治、知識


    第1部 社会

    第1章 資本主義社会から知識社会へ
    何が産業革命をもたらしたか
    技術革新と文明
    知識の意味が変わった
    産業革命
    生産性革命
    テイラーの悲劇
    教育訓練が生産性を爆発的に向上させた
    マネジメント革命
    マネジメントとは何か
    一般知識から専門知識へ

    第2章 組織社会の到来
    組織の機能
    企業も病院も組織
    組織の特性
    変革機関としての組織
    組織の論理
    従業員社会

    第3章 資本と労働の未来
    資本と労働の役割の変化
    資本家なき資本主義
    コーポレート・ガバナンス
    マネジメントの責任

    第4章 生産性
    知識労働とサービス労働の生産性
    チーム
    集中
    仕事の改善
    アウトソーシングの理由

    第5章 組織の社会的責任
    ポスト資本主義社会の原則
    社会的責任とは何か
    組織と権力
    責任型組織


    第2部 政治

    第6章 国民国家からメガステイトへ
    国民国家の誕生
    福祉国家としてのメガステイト
    経済国家としてのメガステイト
    租税国家としてのメガステイト
    冷戦国家の登場
    メガステイトは機能したか
    ばらまき国家という民主主義の否定
    袋小路に入ったメガステイト

    第7章 グローバリズム、リージョナリズム、トライバリズム
    ゆるぐ国民国家の基盤
    環境問題、テロ、軍備管理
    新しい現実としてのリージョナリズム
    トライバリズムへの回帰

    第8章 政府の再建
    政党の基盤の消失
    反行政の流行
    軍事援助の不毛
    経済政策において廃棄すべきもの
    行うべきこと

    第9章 社会セクターによる市民性の回復
    二つの社会的ニーズの高まり
    NPOによる市民性の回復
    コミュニティは欠かせない
    市民としてのボランティア


    第3部 知識

    第10章 知識の経済学
    知識が主役
    知識の経済学
    知識の生産性
    中央計画と集中化の失敗
    マネジメント上の処方
    結合せよ

    第11章 教育の経済学
    一変する学び方と教え方
    高度の基礎教育を与える
    強みに焦点を合わせる
    学校へ戻る
    学校の責任

    第12章 教養ある人間
    知識社会の中心は何か
    求心力となるべき存在
    知識社会と組織社会
    教養ある人間の条件
    専門知識を一般知識とする

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    2012年03月29日
  • ドラッカー名著集11 企業とは何か

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    [ 内容 ]
    組織が繁栄を続けるには、組織内の人間が、自らの能力を超えて成長できなければならない。
    世界に先駆けて企業の社会的責任を説いた現代マネジメントの金字塔。

    [ 目次 ]
    第1部 産業社会は成立するか(企業が基盤となる産業社会)
    第2部 事業体としての企業(事業を遂行するための組織;分権制の組織と原理;分権制をいかに機能させるか;社外パートナーとの連携;分権制はすべての答えか)
    第3部 社会の代表的組織としての企業(個の尊厳と機会の平等;産業社会の中流階級;働く者の位置と役割)
    第4部 産業社会の存在としての企業(企業の存続と社会の利益;生産活動の目的;完全雇用の可能性)
    成功がもたらす失敗―エピローグ(一九八三年)
    付録

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    2010年06月26日
  • ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり

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    [ 内容 ]


    [ 目次 ]
    第1章 反ファシズム陣営の幻想
    第2章 大衆の絶望
    第3章 魔物たちの再来
    第4章 キリスト教の失敗
    第5章 ファシズム全体主義の奇跡|ドイツとイタリア
    第6章 ファシズム全体主義の脱経済社会
    第7章 奇跡か蜃気楼か
    第8章 未来

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    2010年06月26日
  • ドラッカー名著集10 産業人の未来

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    [ 内容 ]
    一人ひとりが「位置」と「役割」を与えられ権力が「正統性」をもたなければ、社会は機能しない。
    反中央、地域志向、反教条主義の「自由」を保守すべき根拠を掘り下げ、第二次大戦のただ中、戦後世界が「産業社会」になると予見し、その青写真と、米国の使命を明快に論じきった堂々の力作。
    生涯を貫く問題意識と方法論を知る社会改革への野心作。

    [ 目次 ]
    第1章 産業社会の行方
    第2章 機能する社会とは何か
    第3章 一九世紀の商業社会
    第4章 産業社会における権力の正統性
    第5章 ナチズムの試みと失敗
    第6章 自由な社会と自由な政府
    第7章 ルソーからヒトラーにいたる道
    第8章 一七七六年の保守反革命
    第9章 改革の原理

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    2010年06月26日
  • ドラッカー名著集5 イノベーションと企業家精神

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    [ 内容 ]
    本書は、一九八五年、著者七五歳のときの著作である。
    イノベーションと企業家精神が誰でも学び実行することができるものであることを明らかにした世界最初の方法論である。

    [ 目次 ]
    第1部 イノベーションの方法(イノベーションと企業家精神;イノベーションのための七つの機会;予期せぬ成功と失敗を利用する―第一の機会 ほか)
    第2部 企業家精神(企業家としてのマネジメント;既存企業における企業家精神;公的機関における企業家精神 ほか)
    第3部 企業家戦略(総力戦略;ゲリラ戦略;ニッチ戦略 ほか)
    企業家社会

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    2010年06月26日
  • ドラッカー名著集6 創造する経営者

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    [ 内容 ]
    経営者を魅了し続けた世界最初の事業戦略書。

    [ 目次 ]
    第1部 事業の何たるかを理解する(企業の現実;業績をもたらす領域;利益と資源、その見通し;製品とライフサイクル;コストセンターとコスト構造;顧客が事業である;知識が事業である;これがわが社の事業である)
    第2部 機会に焦点を合わせる(強みを基礎とする;事業機会の発見;未来を今日築く)
    第3部 事業の業績をあげる(意思決定;事業戦略と経営計画;業績をあげる)
    コミットメント

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    2010年06月26日
  • ドラッカー名著集5 イノベーションと企業家精神

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    「もし高校野球の女子マネージャーが…」がベストセラーとなりさらに脚光を浴びつつあるP.F.ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」。

    前半の第Ⅰ部ではイノベーションのための7つの機会について書かれており、後半の第Ⅱ部で企業家精神、第Ⅲ部で企業家戦略について書かれてある。

    同類書籍ではクレイトン・クリステンセン教授による「イノベーションのジレンマ」が非常に有名であるが、その書籍に記されている破壊的イノベーションについても、本書で既にその骨格は示されている。

    変化を好まない、不確実性を恐れる企業家的でない者は意思決定ができないため、あらゆる現代の仕事に向かないとドラッカーは説く。つまり「変化」を「機会」ととらえることができる企業家精神は全ての人間に必要だということである。

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    2010年06月24日
  • ドラッカー名著集7 断絶の時代

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    私が始めて読んだP.F.ドラッカー。私は経営者でもなんでもないが彼の言葉には自分の生き方、人生に対して多分に影響を受けた。いままで読んだ全ての著書にすぐに役立つ言葉がいっぱいだが、「断絶の時代」で好きなのは、例えば「組織にとっての問題は独創性の欠如ではなく、すでに行なっていることの継続を迫る慣性にある」といった部分。人は今の安定をドラスティックに変えることを嫌がる、しかしそれでは結果組織は衰退してしまう。彼の言葉はいつ見ても新しい。

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    2010年06月08日
  • ドラッカー名著集6 創造する経営者

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    ドラッガー3冊目ということで、事業の定義等幾つか被るところもあるが、製品の概念(昨日の主力製品とか)は、GE等のコングロマリット企業に通ずるものであり感動!!ドラッガー勉強の最後に、3大古典の残り【現代の経営】を読みます・

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    2010年05月27日
  • ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり

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    ドラッカーの処女作。「経済人」とは経済至上主義のこと。ファシズム全体主義の台頭は、ともに経済至上主義であったブルジョワ資本主義とマルクス社会主義が破綻して(=経済人の終わり)、何も希望を見出せない絶望と混沌のなかにあった第1次大戦後のヨーロッパでこそ可能だったのだとし、ドイツの国民性とか、資本主義の最後のあがきといった一般的な分析を真っ向から否定している。

    議論は簡潔明快で、読んでいて小気味よい。チャーチルも信じなかった独ソの連携や、ユダヤ人問題の「最終解決」は究極のところまでいくとの大胆な予見が正解だったことは、歴史が示すとおりだ。

    経済至上主義の終わりだから、ファシズム全体主義が目指すのは脱経済社会(第6章)となるのであり、しかしそこでは何も前向きなものを示せないし、社会の要素は相互に矛盾しているため、独裁者を神のように頼り、あり得ない奇跡を信じるしかない社会となる(第7章)。ただ、大衆は他に代替手段がないから、ファシズムにのめり込んでいくしかないだけであり、脱経済社会における何らかの前向きな価値を示すことができたならば、一気にファシズム全体主義は蜃気楼と化して消滅するだろうと分析している。

    29歳にして、当時のヨーロッパ社会の病の本質を鋭く見抜くことができ、しかもそれを世界に向けて訴えるだけの知力と筆力があったことに驚きを禁じ得ない。

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    2010年05月23日
  • ドラッカー365の金言

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    ドラッカーの名言が365日ぎっしり詰まった金言集。

    会社の机に大事に置いて、時々眺めていますが、なんだか運気がアップしそうな気がしてきます。

    人に言葉のプレゼントを贈りたいとき、この中からそのときの状況、その人にあったものを1日選んでコピーしたりして活用しています。

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    2010年05月08日
  • テクノロジストの条件

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    各パートの書かれた年代は驚くほど昔なのに、普遍的かつ今でも通用する、というか日本企業が未だ到達していない理論に目を開かされることばかり。単なるテクニックでは断じてなく、哲学のレベルで理論の土台ができていることが、他のビジネス本では類を見ない深さを生みだしているように思う。

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    2010年03月19日