P.F.ドラッカーのレビュー一覧

  • ドラッカー名著集11 企業とは何か
    "ドラッカーの3冊目(1946年)。

    前2作で、ファシズムの分析から、第2次大戦後の社会における企業の重要性を提案したことに続き、3作目でついに「企業」自体が分析の対象としてでてくる。

    GMを内部で観察したことを踏まえつつ、経営学的に組織論を語るみたいな部分もあるけど、全体としては、まだ社会経済...続きを読む
  • ドラッカー名著集8 ポスト資本主義社会
    数世紀続いた資本主義が終わりつつあるのではないか、という気分の今日この頃、冷戦終結後、つまり「共産主義」後の93年に書かれたドラッカーの「資本主義」後の社会論を読んでみる。

    が、驚くべきことが書いてある訳ではなく、これからの社会では、「資本」ではなく「知識」が中心となる、という、今となっては、常...続きを読む
  • ドラッカー名著集2 現代の経営[上]
    わけあって、経営学の大古典「現代の経営」を読むハメに。

    変化の早い経営の世界で、1954年に書かれた本を読むのは、あまり気が進まないし、「現代の経営」といえば、「目標管理」を提唱した本。「管理」の好きでない私が、気乗りしないのは、分かっていただけるだろうか。

    が、読んでみてびっくり、ここには...続きを読む
  • イノベーターの条件
    何がニューソサエティをもたらすのか。何がニューソサエティを形作るのか。その社会では絆をいかに創造するか。 P. ドラッカーは、それは組織を通して個人の強みを活かした社会貢献であるといい、そのための、教養と生涯学習の重要性を訴える。

    20世紀の変化の本質は、知識社会の出現である。そこで働く知識労働者...続きを読む
  • われわれはいかに働き どう生きるべきか―――ドラッカーが語りかける毎日の心得、そしてハウツー
    ◎時間のマネジメントの本質は「まとまった時間を作ること」(中断されることのない連続した時間)

    ◎上司が無能だとこぼしているだけの者は、結局はなにもできないで終わっている。仕事のできる者は上司をマネジメントするために、必ず何かしている。

    上司もまた1人の人間だということ。怪物でもなければ、天使でも...続きを読む
  • ドラッカー名著集5 イノベーションと企業家精神
    日本の競争力を回復するため、イノベーションの必要性が官民あげて叫ばれている。とくにIoT、AIを活用した業界を破壊するイノベーションが米国を中心に生まれていることから、彼らの手法に学べとデザイン思考、リーンスタートアップなどが大流行である。

    このような流行は2010年ごろからだろうか。

    だが20...続きを読む
  • 経営の真髄[上]―――知識社会のマネジメント
    マネジメントについて、幅広く解説。
    マネジメントは、知識を仕事に適用することによって、社会を構成するあらゆる組織の成果を左右すると言った意味で、教養のひとつである。
  • [新訳]新しい現実
    タイトルは「新しい現実」だが、時代を超えた普遍の現実ととらえて読んで差支えない。西洋の隆盛を支えたのは「社会による救済」というのはまさに表現の妙。ということは、世界が西洋化した現代でもそれは当てはまる。そして社会による救済が終焉した後の世界には空白が生じ、それを埋めるための動きが、今まさに世界で起き...続きを読む
  • プロフェッショナルの原点
    これがドラッカーなんですね。マネジメントの父。古典的な本多数。本書はそんな古典的な作品を抜粋したような形。
    サラリーマン時代に読んでおけばよかったかも笑
    上司との関わり方なんかは特に苦笑
    ドラッカー読みすすめて損はなし。
  • チェンジ・リーダーの条件
    このブログを見ている方、特にビジネススクールに通っている方に質問。
    「起業が成功するための、一番の要素は何か?」答えは「創業者を含めた、社員の体力」である。
    したがって、振替伝票を500枚切っただけで、翌日14時間も睡眠を取った大野なんぞ、ベンチャーなんか絶対に無理である。
    サイバーエージェントの藤...続きを読む
  • ドラッカー名著集4 非営利組織の経営
    非営利組織だからニッチなマーケットに狙いを定められる。でも営利団体同様、マーケティングとかニーズ調査は誤ってはいかん。
    寄付集めについてはあまりにアメリカ的で今の日本社会においては参考にならなかったけど、説得力のあるさすがの名著だった。
  • ドラッカー名著集4 非営利組織の経営
    いかなるミッションが有効でいかなるミッションが無効化。そしてミッションは何か。ミッションの価値は文章の美しさではなく、正しい行動をもたらすことにある。

    なすべきもののうちうまくいっているものをさらにうまく行う。

    大学が都市問題の解決に取り組んだ。(無能ぶりを晒しただけ、大学の価値観は政治的な問題...続きを読む
  • チェンジ・リーダーの条件
    読んでいると、今悩んでいることがハイライトされる気がするくらい、様々な示唆を提供してくれる本。そういう意味では読むタイミングや状況によってハイライトされる場所は変わってくるのだと思う。
  • イノベーターの条件
     はじめて読むドラッカーシリーズの社会編であるが、初めて読んだ時は理解が及ばず、書評が書けなかった。その後、ドラッカー本をあれこれと読んできたので、改めて今回、読み直してみた。
     以前と比べるとかなり理解できるようになったが、それでもPart3の「模索する政治」は難しい。しかし、現代社会を理解するう...続きを読む
  • ネクスト・ソサエティ
    ドラッカーの少し古い2002年くらいの一冊。まだIT革命がのちにどうなるかって状況の中で予言のように書かれた部分もあるので、今読むとその先の未来と照らし合わせながら読むことができておもしろかったです。これだけ世の中を俯瞰して自分は捉えることができているかなと振り返ってみると、やっぱ視野の狭さは否めな...続きを読む
  • ドラッカー名言集仕事の哲学
    仕事に必要なチームワーク、コミュニケーション、意思決定、優先順位、時間管理等について1頁にテーマ書かれています。一つ一つの言葉にとても重みがあります。自分も仕事の成果を上げる為に強みを生かして弱みをカバーしていかなければ。。。
  • ドラッカー名著集5 イノベーションと企業家精神
    避けては通れない古典。今日では色んな人が異口同音に語っていることのエッセンスが本書に散りばめられている。決して読み易くはないけれど、やはり読んでよかったと思う。
  • ドラッカーの実践マネジメント教室
    マネジメントのポイントを会社のなかで実際にこのような会話がやり取りされ、進んでいく様や著者の解説が入り、より実践的にマネジメントの感覚をとらえられる構成になっている。

    【学】
    時間を奪っておきながら、なにも貢献していない物は何かを考え、それをやめたら何が起こるかを考える

    昇進について
    次長と部長...続きを読む
  • イノベーターの条件
    はじめてのドラッカー全3部作の中では一番読みづらかった。どうしても、読んでも中に入ってこない部分がある。

    かつて全体主義に至る過程や取り巻く状況、リベラリズムについて、知識と教育について、などはすんなりと受け入れられたし、やはりすごいと思う。
  • プロフェッショナルの原点
    読みやすく分かりやすくなっています。読みながら自分の行動に合っているかどうか探してみたり、或いは行動を裏付けるヒントや言葉を探してみるのもいいかも。行動と紐づけて読める一冊です