P.F.ドラッカーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
マネジメントとは何か。
マネジメントは組織のための機関である。組織がなければマネジメントはありえない。その組織は社会のための機関である。機関とは何を行うかによって定義されるものではない。何を貢献するかによって定義される。
マネジメントには3つのポイントがある。
自らの組織に特有の目的とミッションを果たす
仕事を生産的なものとし、働く人達に成果をあげさせる。
仕事が社会に与えるインパクトを処理するとともに、社会的な貢献を与える。
大事な事は
顧客は誰か
顧客にとっての価値は何かを常に考えること。
戦略計画の重要性についても触れている。
戦略計画は予測ではない。予測は可能性の範囲内、戦略は可能性を変えること。
昨日を廃棄し何をいつ行うか、それが戦略計画である。
20110604 -
Posted by ブクログ
成果に責任を持つマネージャーについて論じたのが『マネジメント』とすれば、こちらはアクションそのものに責任を持ち実行する知識労働者≡テクノロジスト(要は現場の人)を論じた本。とは言えそこはマネジメントの大家ドラッカー、テクノロジストを如何にマネージするか、について書かれているので、正確には『マネジメント』の部分集合(現場のヒトのマネジメント)を深化させた本、ともいえる。
最初の1/4と最後の1/4、つまり本書の1/2は技術史に関する記述に充てられているが、マネジメントに直結する部分が少なく、本書を手にする多くの人にとって、あまり意味のあるものとは思えない。
残りの1/2には、示唆に富む内容が含まれるが、上記のため、マネジメントを考える上で有用な情報の密度は『マネジメント(エッセンシャル版)』に比べて格段に劣る(そもそも「エッセンシャル版」なのだから密度が濃いのは当然といえば当然だが)。
技術史に関する記述を脇に置くと、本書を要約は次のとおり:
・知識労働の生産を向上させる条件は以下:
①仕事の目的を自ら考えさせる
②生産性向上の責任を担う、つまり自らをマネジメントする
③継続してイノベーションを行う
④継続して学び、人に教える
⑤量よりも質を重視する
⑥知識労働者はコストではなく資本財
・ベンチャーのマネジメント
①想定を市場に合わせて変える(市場の反応は得てして予期せぬものとなる)
②キャッシュフロー計画を持つ
③トップマネジメントのチームを事前に用意しておく
④創業者の位置づけを自ら、組織にとっての必要性と己の強みを軸に決める(場合に応じて自らの役割を限定し、必要な場合は去る)
・イノベーションの組織と戦略
①外の世界にどのような影響を与えたいのかを定義づける
②リスクと不確実性を区別し、前者に基づくイノベーションを管理しつつ、後者に備える
③既存の事業を持つ場合、イノベーティブ事業と既存事業のバランスをポーロフォリオ上で取る
④イノベーティブ事業と既存事業で評価基準を分離する
⑤トップが新しいアイディアを奨励し、成果に責任を持つ
⑥イノベーティブ事業と既存事業とで、組織を分離する -
Posted by ブクログ
【社会編】とあるように、我々をとりまく社会を取り扱った文章の抜粋です。
ですから、第一作【自己実現編】や第二作【マネジメント編】とは違い、個人や組織の業績を上げるための内容ではありません。
残念ながら、今の私には退屈な文章が多かったな。
20年くらい経てば、もっと興味深く読めるのだろうか…。
それでも、うならされるような表現が頻繁に出てくるんですけどね。
例えば…。
理性崇拝は何をもたらすか、という文章の一部。
『彼ら(理性主義者)は、何が正しく、何が必要であって、何がよいことであるかを常に知っている。しかも、それらは簡単でやさしいものばかりである。だが、彼らは決してそれを実現できない。なぜなら、権力のために妥協することも、権力のために戦うこともできないからである。彼らは、政治的には常に麻痺状態にある。
理論については過激、行動は遅疑逡巡、反対するときは強硬、権力を握れば無力、机上においては正しく、政治については無能である。』
この文章が書かれたのが1942年。
にもかかわらず、まるで現在の日本を見ているかのようです。
このような状況が何を生み出すのか?
という風に文章は続くのですが、非常に長いし、決して簡単な結論ではありませんので、気になる人は自分で読んでみて下さい。
やはりドラッカーは良い。
どういうわけか元気が出ます。
頑張ろうっと。 -
Posted by ブクログ
世界で活躍するエンジニアになりたい方に、是非読んでいただきたい本です。一般的に企業などの組織内で、エンジニアとして仕事をする時、それは専門的・分業的にならざるを得ません。よってエンジニアが所属する組織の構造は、縦割り方のピラミッド構造になるわけですが、結果、この構造がエンジニアの生き方を大きく拘束します。技術を使うのではなく、技術に使われるようになります。
そうじゃないだろう!エンジニアだって、もっと自由な生き方があるはずだ!自分と関わる組織の生産性を高め、世界中のプロフェッショナルとワクワクする仕事をする、そんなゾクゾクする働き方があるはずだ!そう強く思う方、ここにそのヒントが載ってます!
BLS中部推薦/元代表 梅舘