P.F.ドラッカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これも、受講予定の研修の課題本で「義務の読書」である。しかし、ドラッカーを読むのはいつ以来だろう、最後に読んでから5年以上は経っているだろう。この本は、ドラッカーの著作そのものではなく、ドラッカーの著作をテーマ別に編集し直した、「はじめて読むドラッカー」というシリーズの中の「マネジメント編」と題名のつけられた本である。ドラッカーほど、日本のサラリーマンによく読まれた著者はいないのではないか、と思う。翻訳の巧みさもあるのだろうけど、文章が平易で読みやすいし、おっ、と思わせる新しい視点もふんだんに盛り込まれていて、読んでいて楽しいのが、その理由だと思う。でも、文章は平易なのだけれども、内容自体は決してやさしいものではない、と私自身は思っている。マネジメントの分野というか、実際の組織運営のために用いられているツールや手法で、ドラッカーの発案とされるものは数多くある。例えば、「目標管理制度」などは、日本企業にとって非常になじみの深いものであり、少なからぬ会社が制度として導入しているのではないか、と思う。実際にこの本の中にも、「目標と自己管理によるマネジメント」という題名で一章を割いている。が、ドラッカーの書いていることは、制度についてではなく、「目標と自己管理によるマネジメント」の原理と原則についてのみである。そういう意味で、ドラッカーの著作は、ノウハウ本やハウツー本でもなく、また、経営管理に用いられる理論や制度を体系的にまとめた、経営学や経営管理の本でもない。すなわち、ドラッカーの考えに賛成し、実際に企業の中に目標管理制度を導入しようとする者は、それをどのような形で導入するのかを、自ら考え抜く必要があるのだ。目標管理制度は、今の日本企業では、いわゆる成果主義の考え方と結びつき、報酬決定の補助制度として利用されることが多いのではないかと思うが、その制度内容は、実際には千差万別であろう。そのうちの何割かは、もともとドラッカーのイメージしていた内容とは、全く考え方自体の異なるものになっているように思う。上で、「ドラッカーの書いていることはやさしくない」と書いたのは、そういう意味であり、読む人間によって、解釈が、すなわち、「ドラッカーの言っていることはこういうことだろうな」と理解する内容が、大きく異なり得るのだ。そういう観点から、というか、ドラッカーの書いていることを、ふむふむ、と読むのではなく、自分の直面している仕事に関連づけて読む、ということが出来る、すなわち、「考えるヒント」的な読み方が出来る、というのがドラッカーが広く読まれている理由の1つだと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ市場を支配すると、組織の中に確信に対する抵抗が出てくる。外部の変化に対する適応が危険なまでに難しくなる。新市場は、供給者が一社よりも複数社であるほうが、はるかに早く拡大する傾向がある。市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である。
IBMでは、職務の拡大によって、製品の質と量において予期せぬ改善がなされた。複数の作業を行わせることによって、仕事のリズムに変化を持たせた。生産性は大幅に向上した。働く者の姿勢にも大きな変化が表れた。同社では、働くものが職務に誇りを持つようになったことが最大の収穫だったとしている。
「人こそ最大の資産である」という。マネジメントのほとんどが、あらゆる資源のうち人がもっとも活用されず、その潜在能力も開発されていないことを知っている。
あらゆるマネージャーに共通の仕事は五つである。①目標を設定する、②組織する、③動機づけとコミュニケーションを図る、④評価測定する、⑤人材を開発する。
天才はまれである。あてにできない。凡人から強みを引き出し、他の者の助けとすることができるか否かが、組織の良否を決定する。
人は、優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど、新しいことを試みる。
組織というものは、問題ではなく機会に目を向けることによって、その精神を高く維持することができる。組織は機会にエネルギーを集中するとき、興奮、挑戦、満足感に満ちる。問題は無視できない。だが、問題中心の組織は守りの組織である。それはいつになっても、昨日を黄金時代と考える組織である。それは、悪くさえならなければ成果を上げていると考える組織である。
事実、目標管理の最大の目的は、上司と部下の知覚の仕方の違いを明らかにすることにある。こうして同じ事実を違ったように見ていることを互いに知ること自体が、コミュニケーションである。コミュニケーションの受け手たる部下は、目標管理によって、他の方法ではできない経験を持つ。この経験から上司を理解する。
その影響が部門内にとどまる意思決定は低いレベルで行うべきである。他の部門に影響を与える意思決定は、一段高いレベルで行うか、影響を受ける部門と協議のうえ行わなければならない。
組織の原則は、階層の数を少なくし指揮系統を短くすることでなければならない。階層の増加は、組織内の相互理解と協同歩調を困難にする。目標を混乱させ、間違った方向に注意を向けさせる。
トップマネジメントに課される役割は、各種の能力、さらには各種の性格を必要とする。「考える人」「行動する人」「人間的な人」「表に立つ人」である。これら四つの性格を合わせ持つ者はほとんどいない。
変化すべき人あるいは人たちとは、多くの場合功績のあった人たちである
成功を収めたまさにそのとき、その成功をもたらした行動を捨て、それまでの習慣を捨てるよう要求される。
変化ではなく沈滞に対して抵抗する組織をつくることこそ、マネジメントにとって最大の課題である。
人について行うべきは、マネジメントすることではなく、リードすることである。 -
Posted by ブクログ
(お父さんの本の買い方)
BOOK・OFF \1050
(読め、もしくは、読むな)
読みたければ読め!
(君が・・・歳のころに)
35歳のころに読んで欲しい。
(息子へ)
マネジメントとは何か?
組織とは何か?
会社とは何か?
仕事とは何か?
普段、あまり考えたことのないことを、しっかり自分で考えるきっかけとなる本だ。
マネジメントの父、P.F.ドラッカーの代表作である本書。もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
こんな本がでるくらい有名だ。
本書は、残念ながら、簡単な本ではないので、繰り返し読まないと、その本質を読むことができない。
たとえば、次のことが書いてあるが、さらりと理解することは難しいとおもう。
プロフェッショナルの倫理:知りながら害をなすな。
事業とは何か?とは、顧客とは誰か?を考えること。どちらも簡単には答えられない。
マネージャーの資質は、真摯さである。
とてもついていけないと思った場合は、先に、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
を、読むことを薦める。
企業経営のトップに立ってのマネージメントだけでなく、組織である成果を得るためには、必ずマネージメントを必要とする。
30歳をすぎれば、すぐ身近に存在するマネージメントを、しっかり自分の頭で考えてみて欲しい。その先に、1ランク上の、ビジネスマン像が見えてくるはずだ。
まだまだ、未熟なビジネスマンな父より。 -
Posted by ブクログ
ドラッカーのマネジメントの本が私には難解だったので、よりビジネスマン全般を対象にしていると思われる本書の方が理解しやすいと思い、読んでみた。
ただ、表現んが非常に簡潔であり抽象的であるため、その意図を読み取ったり、自分の経験に照らし合わせて読まないと、本書を読んだというレベルに達することは難しいのではないかと感じた。改めて火をおいて再読したいと思う。
心に残った言葉は「何によって憶えられたいか」である。これを日々自問しながら仕事に励みたい。また、自分の強みを活かすためには、まずは強みを理解しなければならず、そのためには自分の仕事を定期的に振り返り、うまくいったこと、うまくできなかったことを整理する必要がある(フィートバックする) -
Posted by ブクログ
ドラッカーの一冊目で読む本ではなかった。
目に留まる箇所が色々あるが、どの本から読むべきか…。
「第一級の資源、とくに人の強みという稀少な資源を昨日の活動から引き揚げ、明日の機会に充てなければならない。昨日を捨てなければ明日をつくることはできない。」(7頁)
既にあるが陳腐化しつつあるものを切り捨てることの重要さ。
「あらゆる変化について、本物の変化か流行かを見なければならない。見分け方は簡単である。本物の変化とは人が行うことであり、流行とは人がいうことである。話にしか出てこないものは流行である。」(78頁)
「やめていく人のコピーを後継にすえてはならない。やめていく人が「かつての自分のようだ」というのならば、コピーでしかない。コピーは弱い。」(122頁)
「成長に必要なものは責任である。あらゆるものがそこから始まる。大切なのは肩書きではなく責任である。責任をもつということは、仕事に相応しく成長したいといえるところまで真剣に仕事に取り組むことである。」(177頁)
「あらゆる社会的機関が、大きくなることを好む。利益という評価手段がないために、規模をもって評価基準とし、成長それ自体を目標とする。」(221頁)
「歴史は循環する。しかし、もとの位置あるいは昔の問題に戻ったかに見えても、内容はより高次のものとなる。それは螺旋状に動く。」(369頁)
「全人類への実現は遠い先のことにしても、物質的な豊かさの実現がやがて可能となることはすでに明らかである。しかし、人は精神的な価値への回帰を必要とする。人は愛を必要とする。(中略)恐怖、迫害、殺戮を生き抜くには感覚の喪失も必要かもしれない。さもなくば絶望に身を割かれるのみであろう。だが、感覚の喪失は危険な病である。疎外と非道を招くだけである。しかもわれわれは、一九世紀の人道主義では人の野獣化を防ぐことはできないことを知っている。」(389頁) -
Posted by ブクログ
『LIFESHIFT』に書かれてたことも、『ホモデウス』に書かれていたことも『ティール組織』に書かれていたことも『学習する組織』に書かれていたことも既に、この一冊に書かれていた。圧倒的先見性。必読です。
一方で
ポスト、といえるのだろうか。資本主義社会の資本の中身が変わってきたよね、レベルの話?? 広井良典さんの定常型社会、緑の福祉国家や『資本主義の終焉』のほうがよっぽどしっかり論じられているような、、、
とも感じました。
また、『マネジメント』、『非営利組織の経営』、『プロフェッショナルの原点』を読んでいたら、新しく得られるものが少ないかもしれません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言わずと知れたドラッカーの名著。
何故だろう...
全く入ってこない(><)
従って、読み終えた直後にもかかわらずほぼ何も残っていない。
いつか再読にチャレンジするぞー!
説明
メディア掲載レビューほか
どうすれば一流の仕事ができるか。ドラッカーの教える知的生産性向上と自己実現の秘けつ
本書は,ドラッカーの膨大な著作の中から,我々一人ひとりがどう成果をあげ,貢献し,自己実現を図っていくかについて述べた部分を抜き出して1冊の本にまとめたものである。題して,「ザ・エッセンシャル・ドラッカー・オン・インディヴィデュアルズ(ドラッカー生き方・働き方読本)」。しかも,編者はドラッカー訳を長年手がけ,ドラッカーの著作を誰よりも知りつくしている上田惇生氏。これを聞いただけで,ドラッカー・ファンはそわそわしてくるのではないか。
ドラッカーの著作というと,マネジメント,社会論に関するものという印象が強い。実は多くの著作の中でドラッカーは,個々の人間がどう働き,どう生きたらいいかについてもくり返し言及している。なぜなら,ドラッカーが30年も前から予言したように現代は知識社会への転換期を迎えており,そこで働く知識労働者は,自分の仕事に責任を持ち,自らをマネジメントすべき存在だからである。
本書には「はじめて読むドラッカー」という副題もついている。そのとおりこれからドラッカーを読み始めたいという読者にはうってつけの本である。本書は11の著作・論文から選りすぐった論集であるだけに,企業・社会に対するドラッカー一流の深い洞察が随所に顔を出しており,ドラッカー理論のエッセンスに触れることができる。巻末には出典著作の解説が出ているので,興味を引かれた本から読み始めることをお勧めしたい。
もちろん,本書は多くのドラッカー・ファンにも十分楽しめる本である。何しろ個の生き方というテーマを柱にした本は初めてのものである。しかも編者の巧みな構成によって内容的にも新鮮なものとなっており,新作に匹敵する価値がある。
本書の最も優れているところは,ドラッカー自身がどう学び,どう成長してきたかを語る「私の人生を変えた七つの経験」である。現代の巨人が自ら語る成功の秘けつは,まさに「プロフェッショナルの条件」そのものといってよい。 (富士総合研究所 シニア経営コンサルタント 眞崎 昭彦)
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内容紹介
知的生産性をいかに向上させるか?
自分の能力を見極め・伸ばす簡単な方法を、ドラッカー自身のエピソードをまじえながら、具体的に紹介する。
・これからの働き方を考えたい、学生や若手ビジネスパーソン
・若手指導に頭を悩ませる、管理職やチームリーダー
・今後の展望を考えたい、ベテランや経営者
自己実現に役立つエッセンスを、ドラッカーの膨大な著作のなかから選び抜いた、珠玉の1冊。
商品説明
原書名は『THE ESSENTIAL DRUCKER ON INDIVIDUALS: TO PERFORM, TO CONTRIBUTE AND TO ACHIEVE』。現代マネジメント思想の巨人、ドラッカーを初めて読む人のために、これまでの著作10点、論文1点からエッセンスを抜き出し、ドラッカー自身が加筆・削除・修正した必携本である。3部作『THE ESSENTIAL DRUCKER』のうちの第1部で、個人の生き方と働き方が主題となっている。本書の第1章は個人がおかれた状況を確認する「いま世界に何が起こっているか」。第3章「自らをマネジメントする」から、個人のあり方が本格的に論じられていく。社会において業績をあげ、何かに貢献し、成長するにはどう考え、行動すべきか。単なる業績アップやキャリアアップを目指すものではなく、これからの時代を生きる知識労働者が理解すべき本質的な問題を取り上げている。随所に具体的で明快なアドバイスを盛り込みながら、個人が「何をもって記憶されたいか」という究極の問いかけへと向かっていく。編者によれば、本書はドラッカーが初めてという人だけでなく、ドラッカーの世界が「大き過ぎて全体が見えない」という人、次にどの著作を読めばいいのか悩んでいる人たちのためのガイドブックとして作られたという。とはいえ、やはりドラッカーの思想の原野は広大だ。本書も1度通読して済むような軽い本ではない。座右に置いて何度も読み返せば、そのたびに新たな発見があり、勇気がわいてくるはずだ。(秋月美南)
内容(「BOOK」データベースより)
どうすれば一流の仕事ができるか?自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法がある。ドラッカーが自らの体験をもとに教える知的生産性向上の秘訣。はじめて読むドラッカー自己実現編。
内容(「MARC」データベースより)
今や唯一の意味ある競争力要因は、知識労働の生産性であり、それを左右するのが知識労働者である。自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法を紹介。著者自らの体験をもとに教える、知的生産性向上の秘訣。