小池龍之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「私が見るところ、現代社会では、人々の流動性が高まり、個人個人の取り替えがききやすくなっています。それゆえに、特殊なこだわりによって差別化を図り、『自分は取り替えがきかないんだ!』と叫ぶのが流行っているのでしょう。
仏道という道すじは、それに真っ向から反して、『執着=こだわり』を手放し放棄することでこそ、人は幸福になれると指し示しています。」
「私たち人間がもっともこだわり、そこから”快”を引き出したがるのが、『理想的な、良いかんじの自分でいたい』という、自我に関するこだわり。そして、理想どおりの自分でいられないことが起こるたびに、”不快”を感じて苦しんでいるのです。
そんな袋小路から抜け出し -
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Posted by ブクログ
チェック項目8箇所。こだわりのない柔らかな心を味わうべく、本書が導きの糸となれましたらと願うところであります、「それ、どうでもいい」と、軽やかに。「友人が誰もいない」と感じるときの寂寥感は、「自分のことを友に値する存在として承認してくれる人が誰もいない」という、承認感覚の欠落に由来するものだと思われます。友人そのものを求めているというよりも、友人を踏み台にして自分のかけがえのなさを確認したいという、自我の牢獄の中での独り言になってしまっているのです。所属に縛られすぎることは、私たちの特定の団体への忠誠度を上げることになり、私たちを忠実なる臣下に仕立て上げます。不公平さを糾弾するのは、ヒイキされ
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購入済み
よい振り返りになった
サラリーマンで管理職をしていると、相手の煩悩をすべては許せない状況はあると思う。そういう場合は、どうするのが、ベターなのかはご意見を伺いたいところである。
しかし、そういう状況を除けば、内省して反省するには良いきっかけになった。
最後の著者紹介を見て、著者が若くて驚いた。 -
Posted by ブクログ
小池さんの著書の特徴は、日常におこる具体的な問題を通して「仏道」というものを方法論として提示していること。本書はその特徴をよく表していると思う。上品な語り口で、様々な譬え話を駆使しつつ仏道を解りやすく説いている。「怒り」というものの特徴は、自分そしてその生きかたをコントロール不能状態に陥らせてしまうということ。これは不自由以外のなにものでもない。不自由が蔓延した世の中は生きにくい。したがって怒りを制御することは極めて有益な「世直し」となる。そのための方法論の需要は高く、読みやすい小池さんの著書はとても貴重だと思うのだ。理、法、思想というものは、すがってはいけない。依存してはいけない。しかし困
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