【感想・ネタバレ】こだわらない練習 「それ、どうでもいい」という過ごしかたのレビュー

あらすじ

孤高の僧侶による心の断捨離。

「世の中は余計なことであふれている」と、著者は語る。

日常生活のあちこちで私たちを待ち受ける「こだわりの罠」を、
どうすれば遠ざけて、心安らかに過ごしていけるのか。
孤高の僧侶がその作法を、本書で丁寧に解説する。

内容は「平等にこだわらない」「ルールにこだわらない」「他人の期待にこだわらない」「友の有無にこだわらない」など、実生活に簡単に取り入れることができる18項目。

悩みの原因を、「それ、どうでもいい」と言い切って、
不安のない日々を実現しよう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の好みとかをつきつめるほど、その反対のものは許せなくなる(から幸せとか心の平穏から遠のく)てのはなるほどーと思った。

あと、嬉しかったことがあるとそのレベルのことをつい求めるようになって当然簡単には満たされないからそれもまた不幸と。嬉しかったこともすぎゆくこととしてとらえるというのも納得。

説明もわかりやすいし、腑に落ちやすくて面白かった。

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2025年06月28日

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ネタバレ

■「ありがとう、を集めたくなるのは人より優れた自分になれるから」
■親切の押し売り…はもうしたくない。

■嬉しかったことにこだわらない。快も不快も揺らぎやすくすぐ移り変わるから。
■愛の背伸びが終わる時、愛した人が敵になる。憎しみに近いものになる。

■他人の期待にこだわらない。
■ルールは他人に課すものではなく、自分に課すもの。

■占いやジンクスに惹かれるのは、それが証明不能なものだから。

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2022年12月05日

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面白かった。ジョジョが好きな住職さんが書いた本です。
日本では、オウム真理教の事件が起きてから、何かに信仰することがあやしいことのように言われるようになってしまった。それはつまるところ「無宗教」教という宗教が出来上がったということだ。そして、「無宗教」教とカルトは大差ないという。
そんなことが書いてあって興味深かった。

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2017年08月23日

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小池龍之介さんの文章は、ロジカルなのに言葉が柔らかく、そのバランスがなんとも言えない心地よさで、読んでいるのに文章が耳から入ってくるような感じがする。
自分自身の心を見つめ直す良いきっかけとなった。

時々感じていたが、拘りというのは心の武装。
身体を守るための防具は、着けていたら傷つかないのかもしれないけど、重くて疲れるし、行動が制約されてしまうものだ。
何事もバランスが要ですね。

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2016年07月17日

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 成る程、こういう考え方もあるんだと、驚きながら読んだ。

 こだわりがあるからこそ、悩み苦しむ。
「友達がいないなんて」とこだわるから、友がいない状態を寂しく感じる。「これが好き」「これが楽しい」と快の状態にこだわるから、不快の状態を好ましく思えなくなる、「ルールは守るものだ」とこだわるから、ルールを守らない人に対して腹立たしく思う。。。
 これらのマイナスの感情は全て自らのこだわりが生み出すものであるので、自分の心の持ちようを変えることで苦しみから解き放たれるという。

 ストンと納得のいく事例もあれば、「ん?そうなのか?」といまいち疑問に思う事例もあったが、著者の穏やかな語り口に次第に毒気を抜かれていき、「まあ、どうでもいいか(笑)」という心境で読んだ。

 確かに、こだわりを捨てていくことで様々な苦しみから解放されてはいくだろうが、こだわりをもってギラギラと生きる人に人間的な魅力を感じる場合もあるだろう。すべての煩悩やこだわりをもし捨て去ったとしたら、生きる原動力すら湧き上がってこないのでは? いやしかし、「こだわりを捨てる」ことにこだわるのもよくないので、何事も中庸が大事ということか?
 など、色々考えさせられた。

 著者の説く、過去や未来へのこだわりを捨ててその瞬間瞬間である「いま」を丁寧に生きよ、というあり方は、心にとめておこうと思った。

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2015年09月04日

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ネタバレ

情報過多でごちゃごちゃした自分をスッキリさせるための本。思考の断舎利おすすめ。こだわるなこだわるなこだわるな。


 仏教の真理は「こだわらないこと」それは知ってた。それを実践するためにはやっぱりコツが必要で、それを教えてくれるのが和尚さんで、この小池さんはそれを教えてくれる。
 瀬戸内寂聴ほど煩悩にまみれた人じゃない、ただの凡人だけれど、それでもこれだけ煩悩に囚われているんだ。一般人はもっと悶々しているはず、この本を読んでこだわりから解放されよう。


 この人の本を読んでいると、葬式仏教の終わりも近いだろうなぁと思う。物質社会になったからこそ、くだらない葬式仏教にも囚われることなく本当の精神的解脱が目指されるようになる。

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2015年08月27日

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綺麗な浜辺と坊さんという表紙が印象的な本

今日のなるほど
・嬉しかったことにこだわらない
全て諸行無常
・快、不快にこだわらない
心の故郷は不快で苦しいもの
・本来無一物な自分を取り戻す
旅、身体をひたすら反復して動かす行為で。

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2015年01月17日

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表現が回りくどく、癖のある文体のため、読む人を選ぶと思うが納得出来る箇所も多かった。

P34 瞬間 に執着せず、諸行無常だと受け流す。
刹那的な 快 は、すぐに過去のものとなる。こだわっていても仕方ないのだ。

P51 親切とは相手から強制されたものでなく、自分から勝手にするもの。
自分がしてあげたい、からする。
それに対して、ありがとうと感謝の言葉を求めるのは横柄だ。すなわち、親切の押し売りに匹敵する。

P161 快を喜ぶと執着が生まれ、束縛されていく。
世の中の殆どは 不快であるから、拘っても仕方ない。自分の中の 快・不快の変化をじっくり観察する。それは結局事実をどう捉えるか、自分の問題だと知る。

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2024年05月31日

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良くも悪くもこだわらない。
快を手に入れるために不快な思いをしない。
たまには自分の欲望に従順になってもいいかな。
けどその欲望に従順になりすぎないようにも気をつける。

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2022年09月26日

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ただあるという自分を意識することで優劣のこだわりから抜けられる
あらゆるこだわりは苦しみを生む
こだわらないことにこだわる矛盾にも陥る可能性もある

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2022年03月04日

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〜するべき、〜でなければならない。そういうことにこだわらないことでまた少し生きやすくなりますよね。わかってはいるんですがどうにも…難しいですね(笑)
葬儀も遺族のためにあるものなのに、最近は死にゆく者のこだわりが見えてきたとのことでハッとしました。でも、BGMくらいは私の好きな曲にしてみたいかも、と、思っています。

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2020年10月24日

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「私が見るところ、現代社会では、人々の流動性が高まり、個人個人の取り替えがききやすくなっています。それゆえに、特殊なこだわりによって差別化を図り、『自分は取り替えがきかないんだ!』と叫ぶのが流行っているのでしょう。
仏道という道すじは、それに真っ向から反して、『執着=こだわり』を手放し放棄することでこそ、人は幸福になれると指し示しています。」
「私たち人間がもっともこだわり、そこから”快”を引き出したがるのが、『理想的な、良いかんじの自分でいたい』という、自我に関するこだわり。そして、理想どおりの自分でいられないことが起こるたびに、”不快”を感じて苦しんでいるのです。
そんな袋小路から抜け出して、こだわりのない柔らかな心を味わうべく、本書が導きの糸となれましたらと願うところであります。
『それ、どうでもいい』と、軽やかに。」(はじめに)
「こだわりを手放す。(中略)まずは『自分が何にこだわっているのか?』に気づきを向けてみることが、第一歩となります。
そうした思考の姿勢の転換によって、ひょい、とこだわりが手放せることもあります。ただし、手放せるものは、手放せる。けれども、手放せないものは、手放せない。
心に強く食い込んでいて、強力な執着については、仮に「手放そう」と思っても、心がそれにより、”快”が得られた過去にしがみついて、手放せないものです。
そうしたレベルで心に染みつき、言わば”洗脳”されてしまっているこだわりを解き放つには、単なる思考の転換ではなく、修行という身体レベルでの、トレーニングこそが有用です。」(おわりに)
小池さんの本に出合ってそろそろ5,6年。
そうそう。そのとおり。そう考えよう。心を整えよう。
と思っても、そんなに簡単には、変わるものではない。
修行かー。

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2015年07月04日

Posted by ブクログ

一度目イマイチかなって思ったけど
2度目読んだらスゴく良かった。
深く感じた。
特に「アイデンティティにこだわらない」
が良かった。
『本来無一物』。
初めてこの言葉知った。
僕にピッタリの言葉だった。
まだまだ小池龍之介に傾倒し続けそう

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2015年04月24日

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チェック項目8箇所。こだわりのない柔らかな心を味わうべく、本書が導きの糸となれましたらと願うところであります、「それ、どうでもいい」と、軽やかに。「友人が誰もいない」と感じるときの寂寥感は、「自分のことを友に値する存在として承認してくれる人が誰もいない」という、承認感覚の欠落に由来するものだと思われます。友人そのものを求めているというよりも、友人を踏み台にして自分のかけがえのなさを確認したいという、自我の牢獄の中での独り言になってしまっているのです。所属に縛られすぎることは、私たちの特定の団体への忠誠度を上げることになり、私たちを忠実なる臣下に仕立て上げます。不公平さを糾弾するのは、ヒイキされて気持いい者の側ではなくて、ヒイキされずに不快に感じる側だということです、そう考えてみると、実は不公正さを是正したくなるのは決まって敗者の恨み(ルサンチマン)に由来することが見えてきます。「八方美人で、実力もないくせにッ……」とやっかみたくなるときには実は、重大な事実を見落としていることが分かります、それは、八方美人は八方美人なりに、周囲への気配りをして、職場を和ませるという、貴重な仕事をしているということです。人の体質はそのときどきにおいて、「自分に合う、合わない」というものは刻々と変わっているのですから、「これこそがいついかなる場合も正しい」と思いこみ、見顛倒にはまるのは危険なのです。性の幻想にこだわらない。

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2015年02月07日

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何にもこだわらない人生なんて、生きる意味があるのか? などと考えながら読み始めましたが、やはり納得できない部分が多くありました。
しかし、「こだわらない」ことにもこだわらなくて良いと思えば、気が楽になりますね。

ひとつ、非常に共感できたのが「ありがとう」についてです。
『薬師』という漫画で「有り難し」を知って以来ずっと思っていたことが、そっくりそのまま書かれてあり、ビックリしました。
私も「ありがとう」という言葉は使いたくないのに、相手が満足するっぽいから使ってしまいます…
他の著書でも言及されているようなので、ちょっと見てみようかなぁ

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2015年11月20日

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『考えない練習』と比べると、著者の人間臭さをより強く感じる。
肩のちからを抜いて書いている感じ。
物事を違ってた角度から照らし出して、「こだわること」から頭を解放させてくれる。

ただ、「こだわらない」というのも一歩間違えたら「こだわり」になってしまうのではないか、という疑問がわいた。
「ありがとうは『有り難し』」とか、逆に考え過ぎのような部分もあった。

他にも、「平等にこだわらない」の章にモヤモヤしたりした。
ブッダが身分差別を否定しなかったから、著者も身分差別を否定しないのか(奴隷の身分があっても良いと考えている?!)と正直引いてしまった…

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2015年07月24日

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人の悩みの多くはどうでもいいことだったりする。自我の執着、こだわり、思い込みから離れるために一読するのも悪くないでしょう。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

思ったより僧侶僧侶しており、俗人には「振り切りすぎでは?」と感じられる部分も一定ある。「そんな考え方もあるかー」という感じで捉えられれば面白いかも。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

~すべき、~だから、などのよくあるしがらみの例から、友達がいない、恋人がいない等、ありとあらゆる欲望・執着に対して「それ、そこまで悩むこと?」と一歩引いた目線で見つめ直してみよ?

というのを色んな例を交えて紹介してもらった。


執着から解放されたいなぁ

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2022年12月27日

Posted by ブクログ

嬉しかったことにこだわらない

p.35
昔はよかったのにと引きずるとは毒である

諸行、
つまりすべての心のエネルギーは無常
つまり一定せず次々に移り変わるもの

何らかの嬉しさが生じたときは、
いかにその嬉しさをそのとき、
その瞬間だけの一期一会のものとして
味わうことが大切で、
味わったら忘れてしまうぐらいの勢いで、
決して心に染みこませないことが大事

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2021年07月14日

Posted by ブクログ

孤高の僧侶による心の断捨離

「世の中は余計なことであふれている」と、著者は語る。

日常生活のあちこちで私たちを待ち受ける「こだわりの罠」を、どうすれば遠ざけて、心安らかに過ごしていけるのか。
孤高の僧侶がその作法を、本書で丁寧に解説する。

内容は「平等にこだわらない」「ルールにこだわらない」「他人の期待にこだわらない」
「友の有無にこだわらない」など、実生活に簡単に取り入れることができる18項目。

悩みの原因を、「それ、どうでもいい」と言い切って、
不安のない日々を実現しよう。

人は承認欲求を持っており、こだわりもよくよく考えると捉えどころのない不安だったりする。
慢心とは優れていることだけでなく、劣っていることも含むとは驚きました。
とにかくこだわりを捨てて、肩の力を抜いていくことが必要だなと感じました。

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2019年04月23日

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