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何にもケチをつけず一日過ごしてみる。天皇陛下のようにスローに、徹底的に自己を抑えて喋る。正義で相手を論破することをやめる。むやみに「すみません」を言わない。身近で大切な人に対してこそ幻滅しておく――とめどない欲望・イライラ・不安から解放されて軽やかに生きるために、若き修行僧が日々の生活の作法を手ほどきする。
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Posted by ブクログ
腑に落ちる箇所がたくさんありました。 以下、備忘録として。 ・ケチをつけたくなる、という心理を分析してみると「これにケチをつけられる私のセンスは、すぐれているヨ」という裏メッセージを含んでおり、ケチをつける対象よりも自分を優位に見せたい、という欲望と結びついています。 ・その場にいる相手がつま...続きを読むらない話や聞きたくない話をし始めたら、上手に話の腰を折ってあげることが大切です。 ・仏道では、自分の意見・考え・見解に執着する心のエネルギーを「見(けん)」と名付け、不全な心のひとつに数えます。 ・「愚痴」という言葉はもともと仏道の用語です。 「愚」と「痴」どちらもアホタレという意味なので、二つ並べばどうしようもない阿呆、迷いの中でクルクル回り、というのが本来の意味です。 ・正論というのは、大多数の人間が納得し、少なくとも理屈の上では受け入れられるものです。ということは、正論とは、それを言っている本人独自の考えではないことが明らかです。ゆえに得意そうに語ってしまうと、かなり間抜けな印象を与え、場を強烈にシラケさせてしまうことになるのです。 ・口にして良い言葉の条件は、自分に害を与えないこと、他者に害を与えないこと、両者を含めた生きとし生けるものに害を与えないこと、の三つ。 ・他人の服装についてぶつぶつ悪口を言うのも、評論家や学者が他人や社会を批判するのも、仏道の立場からすると変わりません。結局は怒りのエネルギーに駆り立てられての行為なのです。 ・批判の裏には自慢が隠れている。 =自分のダメさ加減から目をそらして「ダメなのは他人、社会、世界のほうだ」と思い込みたいからです。他を批判している間は、自分のダメさを忘れられる上に、「こんな批判できちゃっているオレ/ワタシはすごく立派だよね」という印象を醸し出しているつもりになれます。 ・批判にしろ、悪口にしろ、つまるところ何かを「否定」することには、怪しげな魔力があるのかもしれません。すなわち『否定」とは、「私ってステキでしょ!こんな私をみて」という呪文。「あいつはダメだ。」と否定すると、その「あいつ」と比べて自分がとても素晴らしい人間になったかのような魔法がかかります。 ・「正しいこと」は、他者を攻撃するためや、自己の欲のために使われる瞬間に、もはや正しくもなんともない、猥褻なものに転落します。 ・自分の「正しさ」を相手にも植え付け、相手を整形してしまおうという欲望。自分の「正しさ」の領土を拡大しようという欲望と瞋恚(イヤイヤ)の攻撃性。そのような欲望は、命令めいた圧力を持っていて、よくない雰囲気を醸し出します。 ・「相手に変わって欲しい」と思うのは欲と怒りの心なので、その雰囲気=波動をぶつけることで、相手はよけい頑なになって変わらなくなります。
元浄土真宗僧侶(破門になった)の小池龍之介氏による、2004年-2007年(著者26-29才ごろ?)の平易な言葉と豊富な事例のあるエッセイ集。自意識過剰な心を黙って観察してみることで、欲望、怒り、迷いによってブレてしまう自分に気づけるよ、と語っている。
「言葉足らず」とよく言われるので、何となく手に取りパラパラめくり、何かヒントが転がってそうだと感じて買いました。何も言いたくないし聞かれたくないって時、ありますよね。そんな時に読むといいかも知れない。いいと思います。
どっちでもいい いい加減な相槌「そうなんや」腰を折る 気品。へつらうでもなく、怒るでもなく 沈黙する勇気 ケチ=毒をつけない 本音も正直もくだらない 意見は邪悪。不善 愚痴=あほたれ 正論を語っても仕方ない 安易には謝らない。プレッシャーを与える 身近な人こそ他者と敬意をもって接する
自分がいかに、ピーチクパーチクうるさく騒いでるかが分かりました。 これを読んで、改めて日々をどう過ごしてるか観察してみると、なんとまぁ文句やケチをつけるのに忙しいことか!そりゃ心も疲れるわ。 これからは、もう少し静かにしてみたいと思います。 瞑想にもチャレンジしてみようかな。
自分濃度を薄くするという大切さがよくわかる。 テレビで小池龍之介さんを見た時の印象が、そういう感じだった。 こういう人は心地よくて好きです。 この本は具体例があり、腑に落ちるし納得できる。
やはりお坊さんのお話と仏教は興味深いです。ドライに客観的に感覚を見つめ続け、深い欲望を消すことができたら、イライラや食欲やストレスが軽減して、よく眠り少し食べてリラックスして、顔の小皺は消えてハダツヤよくなって細くなって、綺麗になれるはずです。よしっ!実践なり。
小池さんの他作品を読んだことがあればとっつきやすいと思います。人間を苦しめる3つの苦(欲望、怒り、迷い)に対する対処法が割と軽めに書いてあります。
自分を語ることがそんなにダメなことなのかなとも思いましたが、読んでいくと、心の奥の欲に目を向けることの大切さを述べているのだと感じました。 自分経験上、大切な人にほど期待してしまうことやすぐ謝ってしまうことなど、当てはまることも多くあったので、自分の欲と向き合って良い意味で適当に生きていきたいと思い...続きを読むました。
くよくよ悩んでしまうことや、他人によく腹を立ててしまう人への処方箋としておすすめ。 マイナスの感情に取りつかれることは、自分自身を貶めることだと気付く。 より穏やかに暮らすための様々な実践法を本書からは学ぶことができる。
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