あらすじ
ろくでなしの烙印を押された幼少期。太宰治にかぶれ、道化を演じた思春期。破綻した結婚・・・。話題の僧侶が、淋しさと不安に苛まれた半生と、坐禅瞑想との出会いを赤裸裸に語る。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
■自分のことは自分がコントロールしていると思い込んでしまうが、そうではない。
■手放した時に、見えてくるものがある。
→自叙伝としての本であり、自分に重ね合わすことができる。
Posted by ブクログ
とても落ち着いた人でお坊さんが天職!って感じの人だと思っていたので読んで驚いた。
人は変われる、の証拠のよう。
瞑想や仏教にも興味がわきました。
Posted by ブクログ
私小説っぽい感じを受けました。
この本を書くにあたって、著者はかなり痛かったのではないかな。
でも、悟ってる人は静かに己の過去を振り返れるのかなとも思いました。
私にも思い当たる所が多々あり、そうだなと納得するところが多かったです。
瞑想は多分、難しいと思いますが、よく考えるという事を心がけたいと思いました。
Posted by ブクログ
私たちが身体的に感じることのできる感覚は苦痛の刺激情報しか存在しない。
快感というものは身体に苦痛を与えながら、その苦痛情報を脳内で心地いいとデータ変換してつくりだされるもの。
苦痛1から苦痛2へと逃げ込んで落差をつくる時に、快楽という幻を脳内生産している。
130916断捨離
Posted by ブクログ
また小池龍之介。
これ、読んでみたいと思ってたので、パッと読み終える。
似たような人が近くにいるような気がして(あるいは自分自身かも)、げげげ。。。と思う。
自分の過去を、こうやって客観的に意味を与えつつ表現するのって、その時のことを思うと苦しいような気がするけども、うーん、あー、なんだ、うまく言えないぃぃ。
それにしてもいきなり「ブタゴリラー」なんて言う人に、よくもまぁ彼女がいたもんだと、変なとこに感心。 はっ、彼女と一緒の時なんだ!と。
テレビやなんかで、実際に動いてるこの人を見たことがないけど、レビューを見ててほほん~と思う。
Posted by ブクログ
自分にも心当たりのある感情。
著者の過去を振り返っての自己分析に、私の中でこんがらがっていた感情の紐がほどけたよう。
とっても穏やかで悟りをひらいた著者も、たくさんの苦悩を抱え紆余曲折経て今にたどり着いたのだなと思うと、人は変われるんだなと勇気が持てる。
Posted by ブクログ
他の著書を読み、作者に興味を持って読んだ。
始めから悟りきった人格者だと思っていたので、強烈な半生に驚いた。しかし、こういった感情や体験は濃かれ薄かれ誰も持っているものだなあ、と妙に安心した。
言葉は平易で、仏教の香りを感じさせず、読みやすく「なるほどね」と頷ける本。私も座禅しようかなと思った。
Posted by ブクログ
瞑想やってみよう思った。
瞑想やっても、ちょっと気持ちが落ち着く程度でしょって思ってたけど、人って変わるんだなと思わせてくれた一冊。
未来に期待がもてた。
Posted by ブクログ
以前からとても気になっていた小池さん。
どういった日常を送れば、あのような落ち着いた雰囲気を醸し出せるのかを知りたくて手に取った一冊。
読み始めて、衝撃を受けた。今の小池さんからは想像できない出来事の連続。しかし、なぜだか心を持って行かれた。自分が小さいころから思っていたことが文章の端々に垣間見えて、苦しくなる。小池さんのように自分をコントロールできないことはなかったが、いつも別の自分が現実社会で立ち回る自分に嫌悪感を抱いていた。人からは『天真爛漫』と言われる一方で、本当は人を付き合うことがとても苦手。それをごまかすために笑顔で応え、どっと疲れる。そんな自分を抱えてきた者がこの本を読むとああ、そうだな、無理してるんだなって再認識させられて、ちょっと安心できる。文中にたびたび出てくる『うわーん』。わかるなぁ。まさにうってつけの言葉。しばらく、心の声は『うわーん』を連発することだろう(笑)
Posted by ブクログ
作者の他の本をいくつか読んで、きっとこの人は若い時にいろいろあったんだろうなぁとは思っていたけど、予想以上でした。
作者の人生をもっと知りたいと思う人にオススメの本です。
Posted by ブクログ
寂しい、愛が欲しい、そういった渇愛を乗り越えたお坊さんの自伝。
なかなかに鬱屈した半生で、読んでいて辛くなったりしたけれど、読みやすい文体で最後までさくさく読めました。
人生相談にのるお坊さん自体も苦しんでいたと知り、今の自分の状況でもこの仕事を続けていいのかも、と思いました。きっと、誰だって自信なんてないんだと。
自分を見つめる静謐な時間って、誰にでも必要なのかも。
Posted by ブクログ
小池さんの昔の考え方を今に思い起こし、分析してるのですが、その時の小池さんと言うのは周りから見たらほんとに嫌な人だったと思います。
しかしそこから自分を分析し見つめ直し「変わる」ことが出来たのが、仏道のお陰だったと言う。
だからと言って別に仏道を推奨する訳ではなく、人にはなにかしら自分の心を見つめ直して改善していくことが必要で、それにはどんな道具であっても良いのだと伝えてる。
・煩悩がもたらす害悪は身体に如実に出る
・「見」は自らの意見、自説に執着し、「自分は間違っていない」とかたくなに主張してしまう煩悩
Posted by ブクログ
『考えない練習』に感動して、著者である東大卒の破天荒な若い坊主に興味があって読んでみた。
自意識過剰の塊。愛の渇望。読んでてつらい。
おそらく自分がそうだから読んでてつらいんだろうなあ。
自分に向き合う時間終わり。考えない考えない。
Posted by ブクログ
「沈黙入門」で、著者の異色な経歴に興味を覚え、読んでみました。
自分の半生を僧侶になってからの視点で分析していますが、相当感受性が強い子供だったようです。賢すぎるがゆえなのかもしれません。
学生結婚、乱れた女性関係に数々の奇行。本当に東大生?と首を傾げたくなりました。
もう自分をコントロールできないと気づいた時に、僧侶の父に勧められた瞑想から、仏道に目覚めたと。自分の半生は寂しいという気持ちと慢に支配されていたと。一言で言えば、強烈な話でした。
Posted by ブクログ
著者の小池氏は、以前読んだ著書からは想像できない破天荒な人生を歩んできたよう。寂しいからかまってちゃんの強烈なタイプで、結局のところ、仏道の瞑想法により解決しました、というお話し。