小池龍之介のレビュー一覧
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ネタバレチェック項目33箇所。敵を悩ませるための最高の「イヤガラセ」は怒らずに朗らかにしているだけのこと。すぐにカッカと怒る人、いつまでも恨みを忘れない人、欠点を隠そうとする人、自分を実際より良く見せようと親切心を押し付ける偽善者、身近な存在に対していやな振る舞いをする人・・・仲間入りしない。常に平常心を保って穏やかに対応する、それほどのまでの忍耐力のある人こそ智彗がある。怒りの思いをコントロールする。批判も賞賛も「ま、いっか」で受け流す。ちょっと成長したからと偉そうにしない。勝ち負けにこだわらない、競わない。「欲望とは苦なり」。心ではイヤに思っていても表面でいい顔する・・・最低。行動と言葉と思考がカ
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ネタバレうーーー。しびれた。
特に第3章と第5章がビンゴ。
・心は勝手に揺れ動いてしまうもの、と受け入れることが大事。この受け入れることはいわゆる自己愛ではなく、客観的に心を見つめとらえる態度のこと。心の居場所がないと自分の過去の栄光を反芻したり、自分から目をそらすために食事やテレビ、映画、など様々な刺激でごまかす。心は浮き沈みするものだということを受容できないと、いつもホッとすることができずにここではないどこかへと心は逃げ出そうとしてしまう。それを防ぎ、ほっとするためにも、心の浮きしずみを「今は過去からの業に基づいてこうなっているけれど、やがて必ず変化するのだから気にしても意味がない」と冷静に受容 -
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読み手に分かりやすく超訳されているので読みやすかった。
自分の生活と比べてみて刺さる内容がたくさんありました。
印象に残っているフレーズ。
「自分の良くないところは自分では見えにくい」
他人の良くないところはとても良く見えるし調子に乗って指摘したくもなる。見えにくいのは自分自身の良くないところ。
「気持ちよさへの依存から苦しみが生まれる」
あることの苦しみは何かに依存することをきっかけにして生じる。
「知識から自由になる」
「せっかく学んだのだから知識をひけらかしたい」、「せっかく学んだのだから知識を活用したい」などと知識への執着が生じているが上に知識に支配されてしまう。
知識のフィルタ -
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ネタバレ私はブッダを詳しく知らない。自分の心が分からなくて逃げ出したくて見ないふりしたくてでもそれがいけないことだと認識してたから、この本を手に取ったのだろうか。ブッダは教えてくれた。愛情による執着は歪んだ愛情だと。そこから憂鬱さや恐れが発生するのだと。ブッダは教えてくれた。無意識に損得を計算して他人と過ごしているのなは真の友達はえられないと。それなら一人ぼっちでいる方のがいいと。ブッダは教えてくれた。自らの感情をコントロールしようとする人が自分の価値を上げ成長につながるのだと。安らぎがあるのだと。心の整った人を尊敬し、偉そうになることもなく誰に対しても丁寧でいられるのであればそれは幸福につながる。心
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語り口が優しいので「すん」と受け入れて読めた。これが本作中にある怒りのない状態で接すると相手の業からも外れ受け入れられやすくなる状態、なのかなぁ。
一回徳の高いお坊さんとお話ししてみたい。
前説に、不安や緊張は事故や事件を防ぐために生じる生き物にとって必要な状態。でも癖になって変な物質が出て依存症になることもある、と書いてあった。脱線するが、引用なしに書いてあるこういう脳内麻薬とか引き寄せの法則そういうのはすごーく苦手なのだが(根拠となる博士論文を最低3本以上提示してくれと言いたくなる)、それは本文の伝えたいこととは関係ないし自分を振り返れば不安なことを考え出すと変に興奮しているし、苦しまな -
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ネタバレ「お人好し=性格がいい」ではないというのが印象的。
断りたくても断れない、これは性格の悪い人の特徴である押し付けが強いとは真逆で、一見性格が良いというイメージを抱くが、実際は単に気が弱くて断れないだけの話。
拒絶されたくない、嫌われたくないという自己防衛意識が働き、勝手に醸造した負のイメージに怯え、心を曇らせる。
よって、周りからなめられる。
仏道的には悪い性格の1つらしい。
本当に性格のいい人というのは、周りに「こいつ利用しやすいぞ」と思わせる隙を与えない。
自分がいつの間にかバカにされやすいお人好しになっていないか、定期的に客観視する心がけをしていきたいと思った。 -
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表現が回りくどく、癖のある文体のため、読む人を選ぶと思うが納得出来る箇所も多かった。
P34 瞬間 に執着せず、諸行無常だと受け流す。
刹那的な 快 は、すぐに過去のものとなる。こだわっていても仕方ないのだ。
P51 親切とは相手から強制されたものでなく、自分から勝手にするもの。
自分がしてあげたい、からする。
それに対して、ありがとうと感謝の言葉を求めるのは横柄だ。すなわち、親切の押し売りに匹敵する。
P161 快を喜ぶと執着が生まれ、束縛されていく。
世の中の殆どは 不快であるから、拘っても仕方ない。自分の中の 快・不快の変化をじっくり観察する。それは結局事実をどう捉えるか、自分の問 -
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煩悩、、自分の感情に対しての向き合い方を学べる1冊。
感情に対して内省
腹が立つ、、はて?なぜであろう。
あちらさんのミスに対して、腹が立っているのか。
よくよく考えると、ミスをしてはいけないのか?
自分もミスをすることがあるのに、人のミスは許せないのだろうか。。
というふうに、分析していく。深めていく。
感情的になっていても、物事を俯瞰でみることができれば少し落ち着くことができる。
悩みを人に話したり、ノートに書き出すことで気分が変化するように。
感情は物事をきちんと把握できていないことから、さらに不安や恐怖をつのらせてしまう。
自分がどういう状況で、なぜこの感情となったのかを改め