小池龍之介のレビュー一覧
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購入済み
素晴らしい
今の日本人(特に働き盛り)には、必要な本。
怒りがあるから、鬱病などが流行し、くだらないことで争いが起き、迷える、本当の気持ちがわからない若者が増えるのだ。
仏教徒ではないけど、愛読書にします。 -
Posted by ブクログ
腑に落ちる箇所がたくさんありました。
以下、備忘録として。
・ケチをつけたくなる、という心理を分析してみると「これにケチをつけられる私のセンスは、すぐれているヨ」という裏メッセージを含んでおり、ケチをつける対象よりも自分を優位に見せたい、という欲望と結びついています。
・その場にいる相手がつまらない話や聞きたくない話をし始めたら、上手に話の腰を折ってあげることが大切です。
・仏道では、自分の意見・考え・見解に執着する心のエネルギーを「見(けん)」と名付け、不全な心のひとつに数えます。
・「愚痴」という言葉はもともと仏道の用語です。
「愚」と「痴」どちらもアホタレという意味なので、二 -
Posted by ブクログ
仏道の考え方で「怒り」を解説しています。
以下、備忘録的に。
・仏道では、人間は何かを感じた瞬間に「自分の感じていることは正しい、間違っていない」と思い込む修正を持っていると考えます。
・批判の正体は自分の意見の押し付け
・「正しいことが好き、正しくなくては我慢できない」というのは、ある種の病気と申してよいでしょう。
・ムカつきの原因は「不当に扱われた」と感じること
・怒ってしまったときは、抑圧でも発散でもない、第三の道を選びましょう。それは、怒りの感情を客観視して穏やかに受け入れるという道。自らの心を「あーあ、怒っているんだねえ、君」といった具合に見つめて、心が怒りに占領されてい -
Posted by ブクログ
怒りは自分の身体をむしばむ。体内を有害物質がかけめぐり、身体を痛めつける。それが他人にも伝染する。よくないよね。
著者によると、欲望も怒りをエネルギーとしているらしい。気になったとこ、以下に記録。
・何も考えずにただやるのが、一番疲れない。
早く終わらせたいな、とか終わったらどうしようかなという欲望があるとその雑念により疲れる。無心がいいよ。
・どんな些細なことであっても、相手の間違い(自分から見た間違いね)を訂正してあげることで二人の関係が抜本的にかわることはない。
・悩んでもそれは脳内で起きていること。事実ではない。
ブッダの言葉を引用しているので、ありがちな自己啓発本とは違う感