小池龍之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人はやたらと認めてもらいたいもの。
それをこじらせてしまうと
だんだんもっともっととなってしまうということ。
この本中に出てくる108の煩悩は
本当にありがちなこと。
もちろん人間的に不完全である私も
まあ究極にやってはいけない言動を
昨日しでかしていますからね。
ああ、恥の多き人生なものです。
だけれども大事なことは
それをぐっと抑えて、自分の弱さを
認めることなんですよね。
でも弱い、なんて認めるなんて
ぐぬぬってなっちゃうでしょ?
この本で一番大事なのは
某SNSでみられる正義を振りかざした行為。
これって完璧にマウンティングなのかなと
冷めた目で見ていますがね。
結局めぐっても何にも残らないし、
相手もスルーでしょうから
私は参加しませんけどね。
人の醜さが目に付きますし。
ぐっさり一突きがとっても多いですぞ。 -
購入済み
素晴らしい
今の日本人(特に働き盛り)には、必要な本。
怒りがあるから、鬱病などが流行し、くだらないことで争いが起き、迷える、本当の気持ちがわからない若者が増えるのだ。
仏教徒ではないけど、愛読書にします。 -
Posted by ブクログ
腑に落ちる箇所がたくさんありました。
以下、備忘録として。
・ケチをつけたくなる、という心理を分析してみると「これにケチをつけられる私のセンスは、すぐれているヨ」という裏メッセージを含んでおり、ケチをつける対象よりも自分を優位に見せたい、という欲望と結びついています。
・その場にいる相手がつまらない話や聞きたくない話をし始めたら、上手に話の腰を折ってあげることが大切です。
・仏道では、自分の意見・考え・見解に執着する心のエネルギーを「見(けん)」と名付け、不全な心のひとつに数えます。
・「愚痴」という言葉はもともと仏道の用語です。
「愚」と「痴」どちらもアホタレという意味なので、二つ並べばどうしようもない阿呆、迷いの中でクルクル回り、というのが本来の意味です。
・正論というのは、大多数の人間が納得し、少なくとも理屈の上では受け入れられるものです。ということは、正論とは、それを言っている本人独自の考えではないことが明らかです。ゆえに得意そうに語ってしまうと、かなり間抜けな印象を与え、場を強烈にシラケさせてしまうことになるのです。
・口にして良い言葉の条件は、自分に害を与えないこと、他者に害を与えないこと、両者を含めた生きとし生けるものに害を与えないこと、の三つ。
・他人の服装についてぶつぶつ悪口を言うのも、評論家や学者が他人や社会を批判するのも、仏道の立場からすると変わりません。結局は怒りのエネルギーに駆り立てられての行為なのです。
・批判の裏には自慢が隠れている。
=自分のダメさ加減から目をそらして「ダメなのは他人、社会、世界のほうだ」と思い込みたいからです。他を批判している間は、自分のダメさを忘れられる上に、「こんな批判できちゃっているオレ/ワタシはすごく立派だよね」という印象を醸し出しているつもりになれます。
・批判にしろ、悪口にしろ、つまるところ何かを「否定」することには、怪しげな魔力があるのかもしれません。すなわち『否定」とは、「私ってステキでしょ!こんな私をみて」という呪文。「あいつはダメだ。」と否定すると、その「あいつ」と比べて自分がとても素晴らしい人間になったかのような魔法がかかります。
・「正しいこと」は、他者を攻撃するためや、自己の欲のために使われる瞬間に、もはや正しくもなんともない、猥褻なものに転落します。
・自分の「正しさ」を相手にも植え付け、相手を整形してしまおうという欲望。自分の「正しさ」の領土を拡大しようという欲望と瞋恚(イヤイヤ)の攻撃性。そのような欲望は、命令めいた圧力を持っていて、よくない雰囲気を醸し出します。
・「相手に変わって欲しい」と思うのは欲と怒りの心なので、その雰囲気=波動をぶつけることで、相手はよけい頑なになって変わらなくなります。 -
Posted by ブクログ
仏道の考え方で「怒り」を解説しています。
以下、備忘録的に。
・仏道では、人間は何かを感じた瞬間に「自分の感じていることは正しい、間違っていない」と思い込む修正を持っていると考えます。
・批判の正体は自分の意見の押し付け
・「正しいことが好き、正しくなくては我慢できない」というのは、ある種の病気と申してよいでしょう。
・ムカつきの原因は「不当に扱われた」と感じること
・怒ってしまったときは、抑圧でも発散でもない、第三の道を選びましょう。それは、怒りの感情を客観視して穏やかに受け入れるという道。自らの心を「あーあ、怒っているんだねえ、君」といった具合に見つめて、心が怒りに占領されている有り様を客観視する方法です。
・人間という生き物は、入ってくる情報を生のままで美味しく食することが苦手なようで、しばしば、余計な添加物を大量に加えて、わざわざ美味しくないものに作り替えてしまいます。
・十善戒のリスト
<思考について>
1.欲望を抑える(不貪欲:ふとんよく)
2.怒りを抑える(不瞋恚:ふしんに)
3.迷いを抑え真理を洞察する(正見:しょうけん)
<発言について>
4.嘘をつかない(不妄語:ふもうご)
5.批判をしない(不悪口:ふあつく)
6.悪い噂話をしない(不両舌:ふりょうぜつ)
7.無駄話をしない(不綺語:ふきご)
<行動について>
8.生き物を殺さない(不殺生:ふせっしょう)
9.盗まない(不偸盗:ふちゅうとう)
10.浮気をしない(不邪淫:ふじゃいん)
・人が批判をするときには、「自分は正しいことを言っているのだから、相手は従うべきだ」と、相手や周りを変えようとする欲求がはたらいています。しかしながら、たいていの人は欲望で動いているのであって「正しさ」で動いているわけではありません。「正しさ」を主張しても、相手の欲望を否定し、不快にさせてしまうだけです。
・慈悲の心は、もちろん相手のためになりますが、慈悲のハンマーで自らの煩悩も叩き潰すことができるので、まず何よりも自分のためのものと申せます。
・四護衛禅(しごえいぜん):慈悲喜捨
慈:幸せたらんことを、安穏たらんことを。
悲:苦悩なからんことを。
喜:喜びがあらわれんことを。
捨:執着から自由たらんことを。