小池龍之介のレビュー一覧
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人はより強い刺激を求めて暴走する生き物である。
しかし、その刺激の求め方を変えてはどうか?というのがこの本の一番言いたいことである。
街歩きをすれば、とにかく目立ちたい看板で人の目を刺激する。また音を出しながら走る車もまた、人に目立ちたいから耳を刺激する。強い香りは鼻を刺激して目立とうとし、強い味は舌を刺激して印象に残りたがる。
このように世間は刺激にあふれており、このような人工的に作られた刺激に踊らされていると「強いストレス」を感じるようになる。
強いストレスを感じるとそれより強い刺激を得ないとストレスを解消することができないので、より強い刺激を求めていく・・・という繰り返しが人の感 -
Posted by ブクログ
釈迦の言葉を(超約的な)現代語訳にし、現代人にもわかりやすい内容で伝え、更に解説を加えているという本。釈迦の時代から人の悩みって同じだし、人の本質というのは良くも悪くも進化しないものなんだな、と思ったりもした。たとえば、「悪口なんて、原始時代から言われているので、当たり前の事なんだ(だから気にしてもしょうが無い)」とか、「周りが何をしてもこちらが心を動かさなければ、攻め手は一切中に入れない」とか、「嫌な思いをするのは、自分の悪行の借金を返しているので、悪行が消えたと思えば気が楽になる」とか、「意識すれば、自然に良くないことは消えていく」とか、「人間の脳は何を手に入れても不満足に陥るという構造的
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Posted by ブクログ
人はやたらと認めてもらいたいもの。
それをこじらせてしまうと
だんだんもっともっととなってしまうということ。
この本中に出てくる108の煩悩は
本当にありがちなこと。
もちろん人間的に不完全である私も
まあ究極にやってはいけない言動を
昨日しでかしていますからね。
ああ、恥の多き人生なものです。
だけれども大事なことは
それをぐっと抑えて、自分の弱さを
認めることなんですよね。
でも弱い、なんて認めるなんて
ぐぬぬってなっちゃうでしょ?
この本で一番大事なのは
某SNSでみられる正義を振りかざした行為。
これって完璧にマウンティングなのかなと
冷めた目で見ていますがね。
結局めぐっても -
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