あらすじ
25万部突破のベストセラー『超訳ブッダの言葉』が待望の文庫エッセンシャル版として再登場!
心のトレーニングメソッドとしての仏道を語って多くの読者から支持されている気鋭の青年僧・小池龍之介が、
ブッダの言葉を経典から選び出し、超訳を施しました。
驚くほどわかりやすく心に染み込んでくる言葉の数々は、あるときは心を静め、
あるときは凛々とした勇気を吹き込んでくれることでしょう。
* 本文から
●君も相手も、やがては死んでここから消え去る
誰かと敵対して争いが生じそうになったら、しかと意識してみるといい。
君も相手もやがては死んで、ここから消え去る、ということを。
君以外の人々は、「自分もやがて死ぬ」という真理をうっかり忘却しているけれども、君がこの真理をはっきり意識していれば、
怒りも争いも静まることだろう。
「どのみち、君もやがてここからいなくなる。どのみち、私もやがてここからいなくなる。じゃあ、ま…、いっか」と怒りを捨てて、平静さを取り戻すように。(法句経6)
● 君以外の誰も君を傷つけない
君を嫌っている敵が君に対してする酷い仕打ち、
そんなものは大したことじゃない。
君を憎む人が君に対してする執拗な嫌がらせ、
そんなものは大したことじゃない。
怒りに歪んだ君の心は、
それよりもはるかに酷いダメージを君自身に与えるのだから。(法句経42)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2500年前の教えがシンプルかつ読みやすく書かれており、気が向いたときに読み返します。「心のサプリ」と言っては軽すぎるかもしれませんが、実際気持ちが少し軽くなります。「他人からの評価による快不快は、しょせん幻」、実社会でバタバタやってると、ふと忘れがちな言葉を、この本は思い出させてくれます。
Posted by ブクログ
自分で自分の心をうまく運転出来ていないから、苦しむことになるのだと、この本を読んでやっと気付いた。
ついネガティブなことを考えがちなのを、自分で止められなかっただけなのだ。
この本で教えられたブッダの言葉から学び、心をコントロールして安らかに過ごせるよう勤めたい。
誰にでもわかりやすい易しい言葉や表現で書かれていたお陰で、すっと心に入ってきた。また何度でも読み返したい。
Posted by ブクログ
チェック項目33箇所。敵を悩ませるための最高の「イヤガラセ」は怒らずに朗らかにしているだけのこと。すぐにカッカと怒る人、いつまでも恨みを忘れない人、欠点を隠そうとする人、自分を実際より良く見せようと親切心を押し付ける偽善者、身近な存在に対していやな振る舞いをする人・・・仲間入りしない。常に平常心を保って穏やかに対応する、それほどのまでの忍耐力のある人こそ智彗がある。怒りの思いをコントロールする。批判も賞賛も「ま、いっか」で受け流す。ちょっと成長したからと偉そうにしない。勝ち負けにこだわらない、競わない。「欲望とは苦なり」。心ではイヤに思っていても表面でいい顔する・・・最低。行動と言葉と思考がカルマになる。善い行動、言葉、思考によって心に刻まれたポジティブなエネルギーがグツグツと煮られて善業の報いが訪れるようになるまでのあいだは善いことをしたとしても不幸に見舞われることがある、ポジティブなエネルギーが熟成するときさまざまな幸福に満たされる。自分より性格の良い友を持つ、性格の悪い友といるくらいなら独りで。友人もどき・・・求めることばかり、見返りを求める、損得勘定で付き合う、嫌われたくないから尽くす、口先だけの友、喜ぶことばかり言う人、自分のいないときに陰口を叩く人、アルコールを飲むときだけ同行する人、ギャンブルをするときに同行する人。一緒にいる人・・・自らの心を見張り、向上しようとする人、心の澄んだ人。調子の良し悪しで心がぶれない。自分の良くないところは見えにくい、内面に目を向ける。人の悪口に夢中になる理由・・・内面から目をそらせる。アルコールを飲んではいけない理由・・・出費がかさむ、自己抑制がぼんやりして喧嘩しやすい、臓器にダメージ、酒をコントロールできない人と信用を落とす、性欲に駆られて浮気・不倫しやすくなる、知力が衰える。信じ込んではいけない・・・噂話は自分で確かめる、伝統は信じ込まない、流行・評判、聖典やお経、推測、憶測は確かめてから、服装や職業だけで判断しない。知識から自由になる・・・他人にひけらかしたい、使ってみたいという欲から解放される。たとえ過去に罪を犯したとしても・・・生まれてこのかたわざと生き物を殺したことはただの一度もありませんと言う。商売しちゃいけない・・・剣や爆弾など武器、人、動物を殺した肉、酒、毒や麻薬。欲望、怒り迷いの炎によって燃え5感と意(こころ)が刺激され続け心休まる暇もない火炎地獄・・・座禅(めいそう)で消火してはじめて心と身体は深いやすらぎを見出す。今、この瞬間に心を専念する。〇〇な自分になりたい・・・自己否定。死ぬとき唯一のこるのは人生で行動してきた体のカルマと話してきた言葉のカルマ、心の中で考えてきたカルマ。ブッダは間接的に宗教ではないと言っている・・・バラモンはそのまま続け合間に習えばいい。
Posted by ブクログ
2025.8.2の日経新聞の記事で興味を持った。
一気読みした。著者も「一見したところ原形をとどめないほどの「超訳」」と書いている通り古典的な表現はなく、とても読みやすい。2011年出版だけど古さも感じない。
「怒らない」「自分を知る」の章が一番心に響いた。
自己観察力を高めるトレーニングをして心身の苦しみが生まれるカラクリを見破り、極力いつも心が清まり安らぐようにしたいと思った。
Posted by ブクログ
悪口なんて涼しく聞き流せ
どくりょうり、じめつ
攻撃には肩透かしをもって返す
いかりのれんさからぬけだす
自分の内側を見つめる
ぷライトを話す
心の安全ドライバー
だ!だれの
えらそうになるな
ひととはりあわない
軽やかに思考を切り替える
人に会わせて柔軟に
法則をかたる、指摘する、こうなるよ
ほしくてたまらないひとをつくらない
じぶんにあたえられているものにしあわせをみる
よくぼうとはくなり
よいことをおもったらすぐに実行に移す
行動と言葉と思考がCARMA
よい思考の熟成
わるいことにあってもこの程度ですんでよかったと明るく受け入れる
ポジティブなことばしこう、
よきうまれかわり、
自分より性格のよい友達とつきあおう
友人もどきから遠ざかるように
いっそのばかりひとりぼっち
ひとりぼっちがこわいからぼくにくる
こういう人と一緒にいよう
けってんもみぬいてくれるひとをーとなーに
工場使用としてるひとこそぱーとなー
心のすんだ人と一緒にいること
優れた人と一緒にいる
身の丈にあった
Posted by ブクログ
素晴らしい”超訳”。
手放せ。
足るを知れ。
困難な道を行け。
基本的に足りてる自分を認めて、怒りや欲を捨てながら、幸福に生きていく。
それがどうやら幸福な生き方らしい。それは当たり前だけどできないから僕らは右往左往する。
でも少しでも近づきたい。
良い本だった。ありがとう。
Posted by ブクログ
本を読み沢山の思い考える機会となりました。どれもこれも勉強になりました。そのなかから…
「自分に与えられているものを見る」
自分に与えられたものを見ず、他人の手に与えられたものを(いいなあ。欲しいなあ。)と羨ましがるなら、君の心のしずけさはバラバラに壊れる。
「遺言」すべてものは一瞬一瞬、刻一刻と壊れて、少しずつ消滅してゆく。だから、君はほんの一瞬もムダにすることなく、ダラダラすることなく、精進するように。これがまもなく死にゆく私が、君に先生として残す、最後の遺言となるだろう。
Posted by ブクログ
平明かつ現代的な言葉に置き換えた仏陀の教え。
巻末の仏陀の生涯がかなり分かりやすく、改宗を目的としないところから哲学者とみる考え方も納得できました。
Posted by ブクログ
だいぶ前に買って、もう何回も読み返した本。
車の中で、読んだ。
わかりやすいし、仏教のエッセンスが述べられていると感じた。
ブッダの生涯 超ダイジェスト も、わかりやすかった。
Posted by ブクログ
超訳。ブッタの165のことばを10章にわけて。足るを知る。快も不快もさらっと受け流す。
宗教ではなく心のコントロールメソッドというスタンス。 気づきや修正によさそう。 「君よ」、の語りかけにやや違和感。
Posted by ブクログ
ブッダの残したことばの超訳。
筆者の著作は他に4冊読んでおり、仏教の考えが平易なことばで語られており、好感を持っていた。
日々のストレスに疲れたとき、これらのことばにヒントを得て、心穏やかに過ごしたいと思う。
我が生まれの本家は仏教、これは選択の余地のないところ。だけどふれあうのは法事で正座してボーッとしているくらいのもの。それではいかんだろう、根本の考えくらいは知っておかないと、と思ったのが読むきっかけ。
だから難しいことばではきっと理解できない。
Posted by ブクログ
心が乾いてどうしようもないとき
見えない寂しさを嘆くとき
実態のない怒りに支配されるとき
に読む本です。
ブッダいわく、ありがたいブッダの言葉にすがることすらやめるべき、
とのことですが…やはりまだ私はその境地ではないようです。
私は毎晩寝る前に読んでいますが、今度から朝に読むことにする予定。
ゆっくり心を鎮めたい人におすすめ。
Posted by ブクログ
「超訳」ですね。w
賛否両論あるとは思いますが、私は目的がとても明確で良いと思いました。難しく読むのが苦手な人は是非手にとってみてはいかがでしょうか。
Posted by ブクログ
同意できるものもあればそうでないものもあったが、全体的に次元が自分とは違うという感覚を得た。ブッダの考えはある意味理想形であるが、現実問題そんな上手くいかないと思う部分もあった。それができたら苦労しないという印象を受ける人も多いのではないかと感じる。だからこそ、もっと具体的な方法などを知りたいと思った。すごくとっつきやすく簡潔にまとめられていたという意味では興味を持ち始めたレベルの読者には向いていると感じた。もっと具体的に記載されている一冊を読んでみたいと思えたのは、この本のおかげだと思う。
Posted by ブクログ
一五六
私(ブッダ)の言葉にすら依存しない
君が川を渡るために筏をつくって、
川を渡ったあとでこう考えたとしてみよう。
「この筏はとても役に立ったから捨てずに背負って歩いてゆこう」と。
そんなお荷物をかかえ込んでしまっては、
重たくて重たくて、まともに歩けはしなくなる。
それが君の業績であれ、学歴であれ職歴であれ、この筏と同じこと。
私の言葉も教えも真理すらもまた、
この筏のようなものにすぎないのだから、
君が私の教えを使い終わったなら、惜しむことなく捨て去るように。
中部経典『蛇喩経』
【後記】
↑一番いいなと思ったのに、文庫版では除外されていた、、、
Posted by ブクログ
超訳 ブッダの言葉
一昔結構流行った”超訳”本のひとつ。
目次は以下の通り。
一 怒らない
二 比べない
三 求めない
四 業を変える
五 友を選ぶ
六 幸せを知る
七 自分を知る
八 身体を見つめる
九 自由になる
十 慈悲を習う
十一 悟る
十二 死と向き合う
この目次の項目にあたる話をいろいろな経典、説話などから持って来て、”超訳”してます。
昔、シドニーシェルダンの超訳シリーズがありましたが、あちらは分かり易いというメリットがあったかと思いますが、この超訳シリーズは訳者の考えや人柄がもろに出てしまうので、相性もあると思いますがすんなりと入って来ませんでした。
まあ、良いことが書いてあることは間違いないので、本よりも「格言日捲りカレンダー」にした方が良かったかもしれません。
ちなみに我が家ではトイレに置いて、拾い読みしていました。(失礼)
竹蔵
Posted by ブクログ
悟りを開いている仏教の考え方は本当にすごいと思う。
特に印象に残ったのは、カルマ(業)について。
良い考え方や良い行動、良い言葉を意識していれば、積もり重なって自分にとって好ましい現象が起こる。逆に、悪い考え方や悪い行動、悪い言葉に振り回されていれば、自分に災いが起こる。
結局は、因果応報ということだ。
どんなに少ない水滴でも、滴り続けていれば水瓶の中身は溢れてくる。
水瓶の中身に「良い水滴」を自分含めてみんなが満たせば、今より平和な世界になると思う。
Posted by ブクログ
真理は難しいですが、それをできる限り平易に端的に書かれています。
誰しもが死ぬ時は何も持っていけないが、経験して積み上げたカルマだけは残されるのくだりは響きました。
Posted by ブクログ
オーディオブック
オーディオブックでは、序章と最後の著者厳選ブッダの言葉の章を小池龍之介さん自身が朗読してくれてるんだけど声がちっさいしボソボソ言っててすっごく聞き取りづらかったし暗い声に心がちょっと落ち込んだ。
本文は浅科准平さんのナレーションで非常に聞きやすかった。
しかしこれまでのオーディオブックのガネーシャシリーズの釈迦の声も浅科さんだったので偶然にしても面白かった!
1本のサイの角?的なワードが何回も出てきたのは必要だったのか?
携帯ばかり見ている人、とか携帯を見ている時間、とか超訳過ぎて最早元の文書の想像がつかないけどあとがきで小池龍之介さんが他の訳書とかと比べて欲しいと言っていたけど私には無理だと思った。
自分より優れた友達以外の、自分を利用しようとしたり、貶めたりするような人と付き合うべきではない、もしそういう人がいないなら、いっそひとりでいればいい、というような言葉には賛成できた。
○○したいよう、という気持ちが執着であり、それがある限りどんなにお金持ちになっても恋人がいてもそれは際限なく、ずっと苦しむ、というような言葉にも、そうだよなあと思いながら、なかなか難しいな、程よく自分なりに執着を手放していきたいな、そして過去、未来を思い無駄に苦しむことなく、今を静かな心で生きる積み重ねをして行けたら、と思えた。
Posted by ブクログ
「超訳」なので、かなりの意訳や、現代風解釈が入っていると思われるが、なかなか趣のあるないようで、面白かった。ただし、「慾」をすてれば「楽」なるというような発想は、現在の私には受け入れられない。
Posted by ブクログ
ケータイ等の言葉が当たり前に使われている事に超訳が過ぎるのでは?と抵抗を覚えながら読んでいたのだが、あとがきを読んで多少納得はいった。でも前書きで教えてほしかった…。
超訳ニーチェを読んだ後だと、より厳しく解脱の努力をせよといった、メソッドやライフハックというより修行の意味合いの強さを感じた。
ただ、かなり他人を下に見るような考え方が多いのは良いのだろうか?
Posted by ブクログ
今時の言葉でブッダの教えを説いている本。
わかりやすくてサクサク読めた。時々、あまりにも現代語訳すぎて読みにくい気もした。
ブッダの教えをわかりやすく書いてあるけど、どう実践するかはやはり自分次第だという気もした。
Posted by ブクログ
ブッダの遺言、すべてのものは一瞬一瞬、刻一刻と壊れて、少しづつ消滅してゆく。だから、君はほんの一瞬もムダにすることなく、ダラダラすることなく、精進するように。と最後に締められている。読みやすい本です。
Posted by ブクログ
いつのまにか家にあった一冊。
さらりと読めました。
仏教哲学のあれこれを平易に説いている様子。
・肉と骨のかたまり、脆い城としての人間
・事実と感情の切り離し
・etc...