福井晴敏のレビュー一覧

  • 亡国のイージス(上)

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    在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。最新のシステム護衛艦“いそかぜ”は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った“楯”が、日本にもたらす恐怖とは。

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    2018年06月17日
  • 川の深さは

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    「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。

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    2018年06月16日
  • 終戦のローレライ(3)

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    伊507とローレライがゆく先は?
    朝倉の言葉と折笠の言葉。
    日本はどこに行くのか、彼らはどこに行くのか

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    2018年05月23日
  • 人類資金III

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    「地球の環境を守る」とは人類のエゴであり、地球を守っているのではなく、自分たちが住める環境を守るという事。人類も自然の一部であり、地球からしてみると、その人類が絶滅したとしても地球からしてみたら自然の成り行きである。
    この場面は、好きだな。最近の日本は偽善が多すぎる。作者の社会への怒りが感じられる。

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    2018年04月20日
  • 人類資金II

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    「ルール」は人をひとりにする。この場面は好きだな。逃亡シーンが少しダラダラ長いのが気になったけど、続きが楽しみ。

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    2018年04月13日
  • Op.ローズダスト(中)

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    かつて国家の秘密組織で特殊訓練を施され、とある作戦で切り捨てられた部隊の生き残りがテロ集団「ローズダスト」となって牙をむく。
    切り捨てを実行した3人への復讐を果たしたローズダストだが、彼らの本当の目的は別にあり…?

    相変わらず量のある状況描写を読み進めるのは骨が折れるが、真相が次々に明かされ始め、次々と様相を変えていく物語に引き込まれる。
    下巻が楽しみ。

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    2018年04月02日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

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    福井晴敏氏の映画のノベライズ版。端的に言えば日本版「眼下の敵」であるが、換骨奪胎が程よくされていてよいエンターテイメントになっており、福井氏のこのジャンルでの完成度が伺われる。登場する伊77潜は実在しないのですが、モデルとなる潜水艦伊58が存在します。このあたりの描写もリアルに仕上げているのが福井流。なかなかのエンターテイメントとなってます。

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    2018年01月17日
  • 機動戦士ガンダムUC11 不死鳥狩り

    購入済み

    考える

    本編とは、関係無い独立して短編だか、本編を読まないと内容が理解出来ない。
    立ち位置が微妙な作品。

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    2017年10月29日
  • 人類資金VI

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    ネタバレ

    ラスト前の一冊。前巻で計画が全て終わってしまったような絶望の中からのスタート。日本経済の歴史なんかも織り交ぜつつ人類資金をめぐる笹倉家の人間模様を描いていく。過去の悲劇の思い返しがほとんどなので全体的に暗く説教くさい感じ。
    ただし、ラスト付近では逆転に向けて行動を移すメインキャラ達が活き活きと描かれていて、最終巻への期待が否が応でも高まる。どのように締めくくるのか読むのが楽しみになる。

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    2017年07月02日
  • 終戦のローレライ(3)

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     話の展開は果たして終戦に間に合うのだろうかと思いながら読み進めていたが、いよいよ数日単位で終戦を迎えるようなところにきてしまった。太平洋に置き去りにされた日本兵たちのすさまじい状況が描かれる。その描写力はさすがだと思うし、また敵役からちょい役までそれぞれにそれぞれの人生のドラマがあることを丁寧に描いている。読みながら、どのように映画化されたのだろうと、そこがすごく気になりだしている。

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    2017年04月24日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(14)

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    本作において異質さを放つ前巻からのエピソードに蹴りが付く巻。これまで『ラプラスの箱』を巡る因縁に一切絡んでいなかったカイ・シデン、家族を守るか恨みに従うかを彷徨うジンネマン。そういった人物を中心に据えつつ対立する運命の中で必死に抗い続ける人々の姿が。これはバナージ達が解決しなければならない問題を当事者目線で描いたものだったのかもしれないね


    対立に踊らされる人々が描かれるからこそ、対立構造そのものを変える立場に居るバナージやフル・フロンタルの言葉にスポットライトが当たる構図になっていたのかな
    器として自分が属する組織が望む形で箱を使うと宣言するフル・フロンタル。所属や生まれに関係なく皆の為に

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    2017年04月09日
  • Twelve Y.O.

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    冒頭のシーンは緊張感がありワクワクした。
    これからどんな物語が始まるのかと、期待は膨らんだ。
    でも、中盤以降になってくると少しずつ期待値が下がっていった。
    スピード感もありスケールも大きい。
    ただ、わけありげな人物ばかりが次々と登場し、しかも裏事情は誰かの説明によって語られてしまう。
    実際にはありえない設定をいかにリアルに感じさせるか。
    もっとキャラクターのひとりひとりを掘り下げ、活き活きと動かしてほしかった。
    ただ「闘う」ことに対する揺るぎない信念はストレートに伝わってきた。
    「闘う」意味、何のために、誰のために、戦うのか。
    そして物語の作者である福井さんにも確固たる信念があるように感じた。

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    2017年03月09日
  • 人類資金V

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    7作中の5作目。奪った「M資金」で後発国の支援を実行した真舟たち。しかし、「M」である暢人は「清算人」に捕まり、石は生まれ故郷であるカペラ共和国に残り、真舟は一人で日本へ帰国。もう一人の協力者の本庄も「財団」に捕えられ、みんながバラバラに…そんな状況の中で、暢人から渡されたUSBメモリーの中の情報と、「清算人」遠藤の回想により、「M資金」がどのようにして生まれ、現在に至り、このような事態になってしまったのかが、「幕間」として描かれる。戦時中の描写に関しては、作者の得意分野であることがありありと伝わる。今作は後発国へのインフラの配備や近代的な内容が多いけど、やっぱり戦争ものも強い。最初から内容自

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    2017年02月15日
  • 人類資金IV

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    7作中の4作目。3作目で一旦失敗に終わったかと思われた「M資金」の奪還作戦は一転して、成功へ。そして、「M」の正体が明らかになり、敵と思っていた「市ヶ谷」の美由紀は実は味方だった…そんな彼らの動きに本気になる「財団」の理事たち。10兆円の奪還に成功し、「M」の野望も叶えられたように思えるが、まだ残り3作。この後、どういうふうに展開していくのか、全く先が読めない分、余計にはまる!

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    2017年02月14日
  • 人類資金III

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    7作中の3作目。「M」の依頼を受けることにした真舟が石と共にロシアに渡り、いよいよ「M資金」の引き出しにとりかかる様子を描く。前作とは全く違い、真舟の二枚舌が冴えわたる。1作ごとに作品の印象が変わるが、それが飽きさせず、どんどん作品にのめり込んでいく感じがする。「M資金」を巡り、真舟と「市ヶ谷」が差し向けた関西やくざの酒田、そして「清算人」の駆け引きから目が離せない!

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    2017年02月14日
  • 人類資金II

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    7作中の第2作。前回、「M」から「M資金」の強奪の誘いを受けた真舟が、決意するまでの心の葛藤が描かれる。「M」の手下の石が格好良く、「M資金」の守人「市ヶ谷」との闘いのシーンは息を飲むほど。1冊では、なかなか先に進まないので、この先は一気読みしたいくらい、先が気になる…最後に出て来た「清算人」の不気味な存在も、ますます物語に期待が持てそう。

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    2017年02月10日
  • 人類資金I

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    7作中の第1作目。M資金の目的と、そのM資金を狙う謎のITベンチャー「M」と、M資金で詐欺を働く真舟が知り合うまでを描く。「震災後」から久しぶりの福井作品だけど、その後書かれた作品らしく、今まで時代物のイメージが強いだけに、現代を描く今作に最初は少し違和感も…

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    2017年02月05日
  • 人類資金I

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    序章がなんとも読みにくく挫折しそうになったが、第1章(幕)になると俄然面白くなる。ああ福井作品を読んでいるなあ、という福井節が確かにある。今のところ、僕にとって最も平井和正に近い作家だ。

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    2017年01月12日
  • キャプテンハーロック

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    原作を知らないで読みましたが、それなりに楽しめました。ただ、全体的に短くて物足りない印象。最後はそんなに好きではないです。

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    2016年10月26日
  • 人類資金I

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    戦後の混乱の中で持ち去られた多額の金塊を基にしたM資金なるものをめぐる話。
    第1巻ということもあって、取り敢えずは登場人物の紹介程度。これから。

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    2016年10月17日