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爆弾テロの捜査を進めるうちに、公安の並河警部補は、チームを組む丹原三曹とテロの実行犯「ローズダスト」の入江一功との深い因縁を知る。職場では、ハム(公安)の脂身と蔑まれる並河との、人間的なふれあいに戸惑う丹原だが、過去の罪をあがなうため、入江との戦いにのめりこんでゆく。その頃、平和ボケの日本に変革を促そうとする真の敵は、2人の想像を絶するところで動き出していた。最後にして最大のテロがはじまり、臨海副都心はまさに戦場となる!
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Posted by ブクログ
改めて思う。 福井氏は人間性がすばらしい。個人を見る目、個人と個人の触れあい方を見る目、 そして世の中全体を判断する力、過去を冷静に・謙虚に見つめる力、 未来に対する問題意識、未来を前向きに見る意識、 そのどれもがなかなか他では味わえないほどの感動を持って、伝わってくる。 それから忘れられがちだが...続きを読む、文章テクニックもかなり高度だと思う。 特に「亡国のイージス」以降の作品は、言葉の選び方と文章の作り方が絶品だ。 そして何よりも魅力的なのが、構成。 特に、それぞれの人生の幕の閉じ方が、いつもすごくよい。 さて。 福井晴敏氏「Op.ローズダスト」 この作品は本当にとてもとてもとても大好きで、 だから上巻と下巻は、大絶賛レビューになるに決まっているので、 あえて中巻は、思ったことをクールに書こう。 誰もかれも、ものすごくステキな人物で、 きっと背景もしっかり設定されているのに違いないのだから、 もう少し生い立ちとかも描いてほしかったなぁと。 ローズダスト全員分、とは言わない。 せめて一功と美佳の過去を、ざっとでもいいから振り返ってほしかった。 欲を言えば、朋希の過去ももう少し・・・ これだけの長さがある作品で、ものすごく細かく描いているシーンも多いのだから、 ついでに生い立ちを掘り下げてもよいのではないか、という気がしてくる。 そうなると「終戦のローレライ」クラスの厚みになってしまうのかも、だけど。 でもあれは、主な登場人物すべてに心を添わせることができるほどの、 丁寧な描き方だったから、なおさら感動したともいえるわけだし。 まあこれは、 あまりにも夢中になって読んでしまったからこその不満、だとは分かっている 笑
9/16:だいぶ時間がかかってしまったけど、やっと読み終えた。最初は亡国のイージスと同じジャーン、って思っていたけど、いやいやこっちの方がより緊迫感があり、登場人物たちに深みがあるぜ。 国を憂うという考えは同じであっても、どんな行動にうつすのか。政権交代後の国防政策や外交政策をみたこの閉塞感では若杉...続きを読むの思想/行動もあながち間違っていないのではないかと思ってしまう。 しかし、並河さんよ、丹原取り戻すのに自衛隊と警察ぶつけちゃいかんだろう。 -------------------------------------------- 9/3:読み始めた。いやぁスケール大きいねぇ。今の勤務地付近(台場)でのアクションとか不謹慎ながら実際見てみたい。
朋希たちの過去の因縁が明らかに。つらすぎ。 並河さんとマル六の接触シーンにドキドキ。 しかしマル六は腹に一物持った感じの小汚いおっさんを勝手に想像してたのでギャップにびっくり。
やっぱり福井さんの作品好きだなー。 登場人物の不器用さとか、人間らしさがすごく好きです。 残るは下巻のみ!!
元々週刊誌に連載していた小説のようだが、とてもそうだとは感じられないほど、これほど長大な物語でありながら最初から結末まですべてデザインしてから書き出したとしか思えない。 この著者の作品は設定、プロット、ディテール、何をとってもいかにも映像化したくなるようなものばかりだが、しかし、「亡国のイージス」や...続きを読む「ローレライ」を観ても分かるように、とても2時間やそこらの尺に収まるようなスケールのお話ではない。 政治情勢の描写などもかなりのウェイトを占め、舞台そのものはどちらかというと男性読者向けに作られており、それを含め若干難解であったり非現実感を伴う展開もあるにはあるが、それにも拘らず極めて優れた筆運びと巧みな書き込み、リアルなキャラクターづけの力により、グイグイと読者を引っ張っていく。 一体どこまでリサーチしているんだろう? と驚愕するほどのディテールもものすごい。 ただ、最後の臨海副都心での戦闘シーンの細かい描写はちょっとくどくて読み進むのが辛い部分もあったけど…。 いずれにせよ、福井晴敏作品が好きな向きであれば充足できることが確実な、大作。
待望の文庫版登場!! ハードカバーでも上下巻になる大作ですが、「終戦のローレライ」のように文庫版4冊にならなかったのは買う方としてはありがたいところです。 内容はこの本棚のハードカバーの方の紹介を参考にしてください。 通勤、通学、授業中のお供に最適な文庫版の紹介しでした。
面白かった バトルエンターテイメントストーリー 福井ワールド全開の物語 いつものとおりダイスが出てきます。 そして中巻です。 中巻ではさらにお台場のテロと戦闘が広がります。 さらに、丹原とローズダストの過去の事件の真相が明らかになります。 そこではローズダストのメンバと丹原、さらにはリーダ一功と丹...続きを読む原の悲しい因縁が明らかになります。 結局はその当時の国際情勢の犠牲になってしまう主人公たち。 結果、その過去の事件で傷ついた人たちが今度はテロ側と阻止側で分かれて戦うという悲しいストーリ展開です。 そういった戦いの中でも一功と丹原の会話がなされ、その人物描写に厚みを与えます。 下巻でどういった終わりになるのかが想像されます。 そして、だめ中年も大活躍(笑) 全3巻の中でひとつのテーマとなっている「新しい言葉」と「古い言葉」 新しい言葉をつむぎだすことが日本人が思考し続けることのように感じます。 つづく
ついに明かされるオペレーションLPの実態。 失意、絶望、裏切りそして復活、反撃。 ここからやん。ここからええところやん。
そして中巻。 読み終わって、まだ下巻があるのかー、と思うくらい長い(笑)。 それでも、読み進めていくことをやめられない圧倒的な迫力、スピードは変わらず。 ちょっと長いかなー、と思う情景も思いいれ、と考えたらそうなってしまうものだし。 下巻は壮絶そうだ・・・
謹厳実直という名の思考停止か。 そんなフレーズ思いつく割には『主人公は死なない』ってのは有りなのか。 ハリウッドアクションじゃあるまいし。 ファイナルフェイズに一縷の望み。
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