福井晴敏のレビュー一覧
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人類資金の文庫化された六冊目です。次で完結ということで、楽しみです。上海出張への飛行機の中で楽しませてもらいました。
以下は気になったポイントです。
・第一次石油ショックは、ニクソン・ショックに対するアラブ諸国の意趣返しであったとも言われる(p40)
・砲弾の代わりに資本、領土の代わりに経済を奪う戦いで、植民地戦争よりずる賢い(p51)
・協調的なドル安を実現することで世界経済の安定を図ったのが、プラザ合意だった(p71)
・未開地でもインターネットが利用できるようになった時、全人類は情報的に武装したのも同然になる(p82)
・レーガン政権以来、原油先物市場への新規参入は認められなかった、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ真船の過去がちらっと。M資金に関わった人はなぜか志高くなり、そして破滅。何なの〜これ。物語が動き出してきた。
そして、石くんという、「亡国」の行くんを彷彿とさせる男の子が出てきた。上に盲目なぐらい忠実なところといい、「あなたを守る」のセリフといい、もろ行くん。おまけに真舟は最初はクールな詐欺師だったのに、石くんと行動するようになってからもろ先任伍長だし。あまりにもキャラが似過ぎてて少し冷めた。あくまでも私の感想ですが。
3巻まで持ってるので3巻までは読む。それ以降読むかどうかは3巻次第といったところか。ところどころはハラハラさせられるけど、次読まないとー!って感じにならないところは、私のどスト -
Posted by ブクログ
再読です。
前回読んだのはもう十年近く前で
そのときはもっとすんなり解かった気がしたんですけど
今読み返してみると
ありえなさそうな設定がどれぐらい現実的なのかとか
余計なところに気を取られてしまって読み進めるのが遅くなりました。
特別な組織で特別な訓練を受けた少年と
彼が守ることを使命としているひとりの少女が
元刑事のぐうたら警備員の元へ偶然転がり込みます。
それは世間を揺るがした宗教テロ事件や
さらに大きな政治的背景の闇の核心に触れるとても危険な出会いで・・・。
多くの方が
この本のジャンルをミステリーやサスペンスに分類されているようでしたが
あたしは敢えてハードボイルドを選択。
なん