福井晴敏のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
日本史好きの私は第2次世界大戦を題材とする本もいくつか読みまシタが
これはそのどれともチョビっと毛色が違う気がしマス。
殊更に涙を誘おうとか、悲愴感をクローズアップしようとかの
ありがち 且つ 違和感を感じさせることの少ないお話でシタ。
アメリカ側の視点も描かれてたせいかシラ?
この本は映画化に際して書かれたものらしいデス。
骨格となった原作(雷撃深度一九・五 /池上 司)との違いは
楽譜のエピソードらしいデス。
ん~と ね。
これがないと、少なくとも私においては説得力に欠ける気がするデス。
↑不遜かシラね?
でも 音楽は人間にとって特別なものであってほしいので。 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
先人の言葉と受け継ぐ者達。
何とか難敵を倒し、味方も傷つき辿り着いた謎、La+にはお宝も何も無く、途中で示唆されるとおり、本物の言葉があるだけだった。100年の封印こそが意味を持ち、開けて吃驚、大山鳴動して・・・。
ガンダムですから、だからこそ、ここまでの過程に意味があり、恐らく映像化されれば、そこに辿り着くまでが面白くなりましょう。実際、この巻でも強烈な戦闘が行われる。
面白くないのは、フル・フロンタル。シャアの再来と盛り上げ、驚異的なMS戦技を持ち、器だと嘯いてみて、本当に器に過ぎない、というのは、アンジェロの忠誠も残念無念。安っぽくても正体があった方が納得感があったように思います。 -
Posted by ブクログ
白いガンダムが黒いガンダムと一騎打ち
中弛みとも言えるここ数巻。相変わらず、ジンネマン、ブライト、マーサが暗躍する前半。舞台をオーストラリアに移した後、一気にヒートアップ。後半は戦闘したまま、砂漠戦、空中戦、大気圏脱出というハリウッド映画も吃驚な展開。囚われの身だったバナージとミネバも脱出し、マーサに操られていたマリーダもジンネマンの活躍で開放、揃ってネェル・アーガマの待つ宇宙へ。
新型MSはバンシィとアンクシャ、バンシィは今回名前が明らかになっただけなので、今回はアンクシャだけとも言える。旧型は凄い、ザクⅠスナイパー、ザクキャノン、ザクマリナー、カプール、ドム・トローペン、ドワッジ、ガル -
Posted by ブクログ
ニュータイプは誤解なくわかりあえる人
ガンダムお約束の父子相克、お姫様の貴種流離譚に目眩く登場人物。主人公バナージは、あのアナハイムの高専に通う学生。もう一人の主人公はオードリー(偽名)はファーストガンダムに出てきたお姫様。これまたお約束の貴種流離譚。
舞台は"7"の名がつくコロニーから、早々にファンネルが飛び、ロンドベルのネェルアーガマからジェンガが大破し、ユニコーンが目覚める。ファンネルを操る美女もいわくつきなら、シャアの再来と呼ばれる男まで登場。
La+(ラプラス)、NT-Dという謎も提示され、あっという間にコロニーは崩壊し、いざ宇宙(そら)へ。
上下巻発売は、 -
Posted by ブクログ
可能性の獣の名を持つ機体が、世界にもたらすのは解放か、
ガンダムが還ってきた。宇宙世紀のガンダムの最新作、機動戦士ガンダムUC。
機動戦士ガンダムはその作品世界をいくつか持ち、大別すると最初の作品と同じUniversal Century(U.C.)とそれ以外に分けることが出来る。U.C.の作品は『機動戦士ガンダム』(ファースト)、Z、ZZ、逆襲のシャア、F91、ターンAなどを中心に小説、漫画、ゲームの派生作品を含めれば、数え切れない程ある。
この作品は、U.C.0000からU.C.0096をひとっ飛び、逆襲のシャアの3年後が舞台。1979年から最も人気があるキャラクターであるアムロとシャ -
-
Posted by ブクログ
電車の中吊り広告で映画の告知を見て、
すっごい見に行きたかったけど結局行けず、
原作を買ってきてしまいました。
深海という極限状況下な上、
あまりにも過酷で絶望的な戦況に置かれて尚、
どこまでも誇り高く、勇敢な搭乗員たち。
ただひたすら自分の使命を全うしようとする姿が、
眩しくもあり、それ故に痛々しいです。
人は死ぬためじゃなく生きるために戦っている、
人間は兵器じゃない。
主人公のこの台詞。
今ならごくごく当たり前、
ともすれば、当然過ぎて聞き流してしまうかもしれない言葉。
当時、これを口に出来た人がどれだけいるのだろうと思います。
私を含めこれを読んだ人が、
こういうこともあった -
Posted by ブクログ
この巻は最終巻一歩手前ということで戦況が白熱。
主人公バナージと周りの人物との語りの中で、ニュータイプの肯定と否定という永遠ともいえるテーマがこの本でも浮き上がっている気がしました。
ニュータイプである主人公は他人ことを「解る」ことができるが故に、人々が解り合えると思う。しかしながら、他のニュータイプになりきれない人々にとっては心にずかずか入り込まれるのは耐えられなく、確執が生まれる・・・。という宇宙世紀ガンダムシリーズでお馴染みの展開が。
「ニュータイプVSオールドタイプ」の他にも、SEEDシリーズの「コーディネイターVSナチュラル」のように、ガンダムシリーズではよく見られるテーマ -
-
-
-