福井晴敏のレビュー一覧
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日本史好きの私は第2次世界大戦を題材とする本もいくつか読みまシタが
これはそのどれともチョビっと毛色が違う気がしマス。
殊更に涙を誘おうとか、悲愴感をクローズアップしようとかの
ありがち 且つ 違和感を感じさせることの少ないお話でシタ。
アメリカ側の視点も描かれてたせいかシラ?
この本は映画化に際して書かれたものらしいデス。
骨格となった原作(雷撃深度一九・五 /池上 司)との違いは
楽譜のエピソードらしいデス。
ん~と ね。
これがないと、少なくとも私においては説得力に欠ける気がするデス。
↑不遜かシラね?
でも 音楽は人間にとって特別なものであってほしいので。 -
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先人の言葉と受け継ぐ者達。
何とか難敵を倒し、味方も傷つき辿り着いた謎、La+にはお宝も何も無く、途中で示唆されるとおり、本物の言葉があるだけだった。100年の封印こそが意味を持ち、開けて吃驚、大山鳴動して・・・。
ガンダムですから、だからこそ、ここまでの過程に意味があり、恐らく映像化されれば、そこに辿り着くまでが面白くなりましょう。実際、この巻でも強烈な戦闘が行われる。
面白くないのは、フル・フロンタル。シャアの再来と盛り上げ、驚異的なMS戦技を持ち、器だと嘯いてみて、本当に器に過ぎない、というのは、アンジェロの忠誠も残念無念。安っぽくても正体があった方が納得感があったように思います。
全体としては冗長でした。ガンダムはもっと行動的で良く、MSに乗って叫び合う程度の分かりやすさが良いように思います。作戦会議室、屋敷、艦橋で難しい話をされたり、政治家が登場する方が現実的かもしれませんが、登場人物も多く、従って場面も多く、その割に面白さはさほど増えず、退屈なところがいくつかありました。ファーストやそれ以外からも引用が多過ぎたように思えた。
それでも、渇望されていたU. C.年代の物語に挑戦し、完走した福井晴敏は立派です。既に何作品か出されている物語、しかも期待の大きさたるや日本一、の続編として、十分楽しめる作品でした。映像化やフィギュア化、ゲーム化などが最初から大きく組み込まれた作品について、ここまでの水準を達成することは、大変なことだっと思います。
挿絵の人も後半に至って、人物は上手くなり、お疲れ様でした。
貪欲な消費者としては、続く映像作品と、封印されている「ハサウェイの叛乱」をどうするか、を期待します。 -
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白いガンダムが黒いガンダムと一騎打ち
中弛みとも言えるここ数巻。相変わらず、ジンネマン、ブライト、マーサが暗躍する前半。舞台をオーストラリアに移した後、一気にヒートアップ。後半は戦闘したまま、砂漠戦、空中戦、大気圏脱出というハリウッド映画も吃驚な展開。囚われの身だったバナージとミネバも脱出し、マーサに操られていたマリーダもジンネマンの活躍で開放、揃ってネェル・アーガマの待つ宇宙へ。
新型MSはバンシィとアンクシャ、バンシィは今回名前が明らかになっただけなので、今回はアンクシャだけとも言える。旧型は凄い、ザクⅠスナイパー、ザクキャノン、ザクマリナー、カプール、ドム・トローペン、ドワッジ、ガルスK、ジムⅡ、ネモ、ガンキャノンDT。
人物は旧作からベルトーチカ・イルマに加え、アムロ・レイが写真で登場。
後半殆どが戦闘だが、旧ジオン軍が意地を見せる展開から、ユニコーン対バンシィがガルダの上で接近戦、ドダイに乗ったユニコーンがアンクシャと空中戦、ガルダの中ではジンネマンが単身突入などなど、もう、映像化が楽しみでしょうがない。ワクワクする展開。
「ユニコーンガンダムは伊達じゃない」って、そこまで実績無いでしょ、あなた。
とはいえ、やはりMSの戦闘シーンで会話をしてこそ、ガンダムでしょう、というこの巻、かなり面白かったです。
吹っ切れたのか福井晴敏。心無し安彦タッチになった。虎哉孝征大変だろうなぁ。巨匠の後じゃ。 -
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ニュータイプは誤解なくわかりあえる人
ガンダムお約束の父子相克、お姫様の貴種流離譚に目眩く登場人物。主人公バナージは、あのアナハイムの高専に通う学生。もう一人の主人公はオードリー(偽名)はファーストガンダムに出てきたお姫様。これまたお約束の貴種流離譚。
舞台は"7"の名がつくコロニーから、早々にファンネルが飛び、ロンドベルのネェルアーガマからジェンガが大破し、ユニコーンが目覚める。ファンネルを操る美女もいわくつきなら、シャアの再来と呼ばれる男まで登場。
La+(ラプラス)、NT-Dという謎も提示され、あっという間にコロニーは崩壊し、いざ宇宙(そら)へ。
上下巻発売は、上巻は背景説明とテーマ設定に費やすためか。特にガンダムの世界観を知らない人に説明することも視野に入れているのだろう。それなら、ガンダムオタクにはどうか。存外、懐かしさと自らの知識を試される快感に浸れる。
期待は高まる。 -
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可能性の獣の名を持つ機体が、世界にもたらすのは解放か、
ガンダムが還ってきた。宇宙世紀のガンダムの最新作、機動戦士ガンダムUC。
機動戦士ガンダムはその作品世界をいくつか持ち、大別すると最初の作品と同じUniversal Century(U.C.)とそれ以外に分けることが出来る。U.C.の作品は『機動戦士ガンダム』(ファースト)、Z、ZZ、逆襲のシャア、F91、ターンAなどを中心に小説、漫画、ゲームの派生作品を含めれば、数え切れない程ある。
この作品は、U.C.0000からU.C.0096をひとっ飛び、逆襲のシャアの3年後が舞台。1979年から最も人気があるキャラクターであるアムロとシャアが作戦行動中行方不明になった後の作品だ。
キャラクターデザインは、ファースト他を担当した巨匠安彦良和
U.C.作品登場のMS(人形巨大兵器)も、馴染みの機体に、カトキハジメがデザインした新機種も登場。
物語りは、あの福井晴敏。いやが上にも期待は高まる。
第一巻は主要キャラクター、機体が登場し、あれはこれかとかこれはどれだとか、アレコレ楽しめます。 -
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電車の中吊り広告で映画の告知を見て、
すっごい見に行きたかったけど結局行けず、
原作を買ってきてしまいました。
深海という極限状況下な上、
あまりにも過酷で絶望的な戦況に置かれて尚、
どこまでも誇り高く、勇敢な搭乗員たち。
ただひたすら自分の使命を全うしようとする姿が、
眩しくもあり、それ故に痛々しいです。
人は死ぬためじゃなく生きるために戦っている、
人間は兵器じゃない。
主人公のこの台詞。
今ならごくごく当たり前、
ともすれば、当然過ぎて聞き流してしまうかもしれない言葉。
当時、これを口に出来た人がどれだけいるのだろうと思います。
私を含めこれを読んだ人が、
こういうこともあったんだね~と、
ただの記録閲覧として終わってほしくないと、
切に願います。
☆☆☆☆★ ホシ4.5つ -
Posted by ブクログ
この巻は最終巻一歩手前ということで戦況が白熱。
主人公バナージと周りの人物との語りの中で、ニュータイプの肯定と否定という永遠ともいえるテーマがこの本でも浮き上がっている気がしました。
ニュータイプである主人公は他人ことを「解る」ことができるが故に、人々が解り合えると思う。しかしながら、他のニュータイプになりきれない人々にとっては心にずかずか入り込まれるのは耐えられなく、確執が生まれる・・・。という宇宙世紀ガンダムシリーズでお馴染みの展開が。
「ニュータイプVSオールドタイプ」の他にも、SEEDシリーズの「コーディネイターVSナチュラル」のように、ガンダムシリーズではよく見られるテーマですが、人の間に生まれる格差というのは難しい問題ですよね・・・。
シャア、もといフル・フロンタルが行き着いた立場を表すセリフ「変わろうとしない者に変われと訴え続けるか、変わらぬことの結果を示すか。後者を選んで私は器になった」「器に注がれた意思、スペースノイドの総意が叫んでいる可能性はいらない。受けいられる結果を示せ、と」がいろいろと辛いセリフでした・・・。
話は変わりますが、バナージVSフル・フロンタル戦での
・フロンタル「若気の至り!」
・バナージ「中年の絶望を押し付けてもらっては、困る!」
の言い回しが面白かったです。
あとから思い出してみると、いままでのガンダムシリーズでの主人公やシャアのセリフを皮肉っている気がしてさらに面白い気がしてきました。
この巻でも何人か死亡描写がありますが、その中にいままでに登場していた重要人物が一人含まれています・・・。
巻の途中から死亡フラグがどんどん立っていたので、ハラハラしながら読んでいたら案の定・・・。
ガンダムシリーズでの人の死はつきものですが、魅力あるキャラクターの死はやっぱり辛いものです。
重要な役割を果たすための必要な犠牲だったとはいえ、生きる可能性も見てみたかったなあ・・・。