福井晴敏のレビュー一覧

  • 終戦のローレライ(1)

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    ネタバレ

    第二次大戦末期に、ドイツの保有する超新技術ローレライの日本への移転とその顛末を描いたフィクション。とても面白かった。

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    2013年03月16日
  • 小説・震災後

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    未曾有の被害をもたらした東日本大震災。

    あの日を境に、日本中を包んだ「闇」。
    主人公である野田の息子の心に巣食った闇を中心に話が進む。

    息子、父、祖父、それぞれの思い。葛藤。
    いろいろな気持ちを抱え、どうやって「震災後」を生きていくか。
    忘れてはいけない大惨事。でも、若い世代はこの「震災後」を生きていかなくてはならない。

    主人公野田が、息子に、子供達に話しかける。
    「こんなときだけど、そろそろ未来の話をしようか」

    前を向いて生きていくことの大切さを再認識しました。

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    2013年03月11日
  • 終戦のローレライ(4)

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    ネタバレ

    戦争というとりわけ重いテーマのノンフィクション調部分と、「美少女が秘密兵器の中核だった」というライトなSF調の部分。
    最初はその2つが何だかかけ離れているように思え、どちらの気持ちで読み進めば良いのか戸惑ったが、
    長尺で細かく描き込まれた物語を読み進んでいく中で、違和感は払拭された。
    その後のストーリーの流れは王道で、ある意味で安心して読むことが出来たように思う。
    重いテーマを引き付けて考えさせてくれるというのは、これこそ物語の力だなぁ。

    絹見艦長より、田口掌砲長より、フリッツより、
    時岡軍医長の最期のシーンに一番胸が詰まった。
    他の人たちは何だかんだ言って軍人で、格好良くはあるけどあまり共

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    2013年02月10日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

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    福井さんに戦争もの書かせたら右に出るものはいない、というのは言い過ぎかもしれないが、かなり好きです。
    なんていうのかな、男と男の戦いっていうか、熱くて強くて優しくて切なくてグッと来ます。だいたい主役がカッコえぇんだよなぁ。
    福井作品と百田さんの「永遠の0」で戦争を知ることができた気がします。

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    2013年02月02日
  • 6ステイン

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    初めて読んだ福井晴敏作品

    いまできる最善のこと
    畳算
    サクラ
    妈妈
    断ち切る
    920を待ちながら

    畳算を読み終えたあと、しばらく呆然としてしまいました。一つ一つの作品から感じられる登場人物の存在感は胸が苦しくなるほどです。
    地味な作品でささやかだけど、読む内に心に染み入ってくる作品でした。

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    2013年01月26日
  • 終戦のローレライ(4)

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    終戦のローレライ完結編。
    トーキョーへの原爆投下を防いだ男たちの生き様は見事だが、最期がとても切なくなる。
    最後に切り離されたナーバルで、無事日本に漂着した征人とパウラの後日譚が語られるが、艦の男たちの最期の生き様に対してはおまけ程度にしか感じない。それでも、生き残ってしまった苦労も描かれていて、やっぱりいい作品!

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    2013年01月04日
  • C-blossom(1)

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    ネタバレ

    「苦しみぬいた先には きっと光が――」
     名前だけは知っていたあの『亡国のイージス』のサイドストーリーとは露知らず衝動買いしてしまったのが運の尽き、これが元で如月行にのめりこむ羽目になろうとは……。
     普通の女の子のはずの香奈が、容赦なく混沌のなかに放り込まれて最初は希望を見失いながらも行とのやり取りでそれを取り戻して、最後まで生き延びようとする意志を手放さず持ち続けたのがすごくよかった。勝ち負けがあるとしたら、生き残った方の勝ちなんだろう。行も、辛くても苦しくても生き続ける。素敵な匙加減の少女漫画だった。つよい女の子が大好きだ。
     しかし最初にこれを読んだためにわたしの行や渥美さんのイメージ

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    2012年12月31日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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    社内吊りの広告に躍る”首都崩壊””死者数千人”といった文字を眺め、
    おっかねえと思いながらも、実感が持てないという意味ではいつか訪れ
    る死と同義であった首都直下型地震。それが、ついに始まったのだ。
    【P12】

    「あんな異常の中でも、あなたは折々に”日常の光”を見出した。他人を
    救うことが自分を救うことになると知った。それまで当たり前に思ってき
    た世界の価値を実感したはずです。」【P138】

    「どんなに大地が身震いしても、人の心だけは壊せない。壊すのはいつ
    だって自分自身・・・・・・ということは、当然、自分の力で直せるはず
    です」【P158】

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    2012年12月26日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(7)

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     緩急、スピード感のバランスが絶妙であっという間に読み終わってしまった。バナージやリティといった主役格よりも周りの大人達がいい味を出していた。大人がしっかりと大人をしている―良い意味でも悪い意味でも―というのは子供が主役である作品にとって重要な要素であると思った。

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    2012年11月25日
  • 小説・震災後

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    震災後、なかなか答えが出せない山積みの問題。作者は鮮やかに定義し、苦悩しながら答えを出す。なかなか考えさせられる作品。

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    2012年11月24日
  • 機動戦士ガンダムUC10 虹の彼方に(下)

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    ラストの展開がエヴァンゲリオンに似ている様な気がしないでもないですが、逆襲のシャアの次の物語として読み終わった後に爽やかな読後感がありました。福井先生にはまた宇宙世紀の作品を書いて頂きたいです。

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    2012年11月11日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(3)

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    3倍の男、登場。
    しかし、ドズルみたいな体格ともみあげで、赤い彗星とか言われても~。
    でも、3倍はうれしいな。

    これって、「逆襲のシャア」の後の話なんですよねぇ。

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    2012年10月31日
  • 終戦のローレライ(4)

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    夢中になって読みました。

    フリッツ少尉!!
    あぁフリッツ!!!

    パウラはフリッツ以上にアニメキャラみたいでしたが。

    最後の最後、「川の流れのように」の歌詞が沁みました。

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    2012年10月10日
  • 6ステイン

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    この人短編も書けるんですね。。。

    って、そんなのはどうでもよくて。
    今作も「市ヶ谷」が出てきますが、今までとは違って、「女の人」の物語が多い気がします。
    「あるべき国防の姿」みたいなものは今までと変わらず見せられている気がしますが、それ以上に今回は「人として」の部分が大きかったと思います。

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    2012年10月08日
  • Twelve Y.O.

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     国のあり方とかもっともらしい所もあるが、その行動の根源にあるものは結局・・・・いくら不確かで脆弱な形でしかなくても、そんな思いのもとの行動では中々変えることは出来ないということ・・・・

     まあでもそれが人間の真理なのかもしれません。

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    2012年10月03日
  • 終戦のローレライ(2)

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    まだ前半を読み終わったところだけど、登場人物それぞれがいい味を出していて、その男っぷりに惚れてしまう。
    最終兵器ローレライを回収後、しつこいアメリカ人に攻撃を受けつつも、絹見の思い切った戦略で、見事回避。
    後半も楽しみ。

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    2012年09月25日
  • 機動戦士ガンダムUC8 宇宙と惑星と

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    ・主にネエル・アーガマ内での地味な展開なんだけど、各登場人物がかなり掘り下げられててなかなか読み応えのある巻。ジンネマンのしょーもなさ。フロンタルがどんどん化け物じみてきて作中でも異様な存在になってきた。

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    2012年08月24日
  • 機動戦士ガンダムUC7 黒いユニコーン

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    ・やっとアニメ版に追いついた7巻。結構盛り上がる。ザクキャノン渋がっこいい。アニメ版でトリントン基地で超活躍したバイアランは出てこなかった。

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    2012年08月20日
  • 機動戦士ガンダムUC6 重力の井戸の底で

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    ・ダラっと長いけどジンネマンとの殴りっこのシーンが佳境。OVAに比べるとダカールの惨劇の描写が執拗でいかにもガンダム的。

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    2012年08月16日
  • 機動戦士ガンダムUC5 ラプラスの亡霊

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    ・ダグザとガエルがイカす巻。リディは駄々っ子的で相変わらずウザい。
    ・この巻とは関係ないけどOVA第1巻観直した。小説読んでないと拾いきれない展開と細部の描写がやたらあるのに気付く。あれ1時間に収めるのは相当駆け足で無理してるわ。良く作ってる。

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    2012年08月03日