終戦のローレライ(4)
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終戦のローレライ(4)

764円 (税込)

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「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へ赴く。第3の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の状況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未来があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢生の大作、完結。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)

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終戦のローレライ のシリーズ作品

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  • 終戦のローレライ(1)
    513円 (税込)
    昭和20年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507が、男たちの、国家の運命をねじ曲げてゆく。五島列島沖に沈む特殊兵器・ローレライとはなにか。終戦という歴史の分岐点を駆け抜けた魂の記録が、この国の現在を問い直す。第24回吉川英治文学新人賞受賞。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)
  • 終戦のローレライ(2)
    764円 (税込)
    この国に「あるべき終戦の形」をもたらすと言われる特殊兵器・ローレライを求めて出航した伊507。回収任務に抜擢された少年兵・折笠征人(おりかさゆきと)は、太平洋の魔女と恐れられたローレライの実像を知る。米軍潜水艦との息詰まる死闘のさなか、深海に響き渡る魔女の歌声がもたらすのは生か死か。命の凱歌、緊迫の第2巻! 【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)
  • 終戦のローレライ(3)
    764円 (税込)
    その日、広島は核の業火に包まれた。人類史上類を見ない大量殺戮(さつりく)の閃光が、日本に定められた敗北の道を歩ませ、「国家としての切腹」を目論む浅倉大佐の計画を加速させる。彼が望む「あるべき終戦の形」とは? その凄惨な真実が語られる時、伊507乗員たちは言葉を失い、そして決断を迫られた。刮目(かつもく)の第3巻。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)
  • 終戦のローレライ(4)
    764円 (税込)
    「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へ赴く。第3の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の状況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未来があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢生の大作、完結。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫)

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終戦のローレライ(4) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    10年ぶりに読み直したんだけど、やっぱり良い小説でした。
    映画のための物語との事ですが、本はそれ以上に細かな事が表現されていて、終戦後、現在の心持ちとか社会情勢とか、その辺もグッと来るものを感じました。
    漫画のような設定ではありますが、それは伝えたい事の道具なのであまり大切ではなく、やはり人間物語と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月01日

    手に汗握る戦闘シーンは具体的に書き込まれ、いちど読み始めたら止まりません。ただ、潜水艦の主砲でB29を撃墜するシーンなど、大事なところで「おいおい」と思う所もありますが。
    征人とパウラの掛け合いはラノベ的で、全体的な物語の雰囲気から少し浮いています。よく言えば、史実を思わせる程の緊張感の狭間に差し込...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月01日

    とても面白いです。長さを感じさせない圧倒的な筆力。
    特に戦闘シーンの描写が素晴らしいです。感傷に流されない精緻な文章は、テレビよりも映画よりももっと映像的です。

    終章は蛇足だという意見もありますが、私は、作者はこれこそが書きたかったのではないかと思います。
    これがあるから「第2次世界大戦を描いた作...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月28日

    「ローレライはあなた方のためには歌わない」。絹見艦長、かっこいいです。もう1回言います。絹見艦長、かっこいいです。
    征人が少年から男になる決意、行動。感動です。涙出ました。
    主に征人の視点で読んだけど、読みきった今、あらためて絹見艦長、田口掌砲長、フリッツ少尉、浅倉大佐、それぞれの視点でもう一度、読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    何十隻もの水上艦や潜水艦を相手の戦闘は、出来過ぎな感を否めないけれど、水中での伊507対潜水艦のバトルには、窒息しそうなくらい息が詰まった。 パウラが感じ取る、身を引き裂かれて死に行く者の断末魔を思うと心が痛い。 縁あってこの世に生を受けたからには、命を粗末にしてはいけない。 太平洋戦争で亡くなった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

     第5章と終章を収めた完結編。
     自分が生きる意味、役割とは何だろうかと考えさせられる作品。いろいろあると文句も言いたくなるが、やはり大切なのは行動力。いつの時代も人はそこに魅かれるのかなと思う。ただがむしゃらに前を向いて自分の役割を全うする。簡単なように思えるが、かなり難しい。なんだかんだ理由をつ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月04日

    最終巻に期待してはいけないと云う話も聞いていたけど、私には最後まで結構面白かった。なるほど、こういう形で終わらせるのねって感心。今月、WOWOWで映画やってくれる予定なので、どんな感じで脚色されているのか見るのも楽しみ

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    Posted by ブクログ 2020年01月22日

    潜水艦「伊507」の圧倒的な海戦。
    そして、終戦。
    日本を、そして真摯な自分を守るために、彼らはどう戦ったのか。
    そして、彼らの遺志を受け継ぐ征人とパウラはどう生きていくのか。
    その筆量に圧倒された本作であった。

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    Posted by ブクログ 2018年06月03日

    いよいよ最終決戦。伊507の運命は。
    その場面も、クライマックスとして、非常にいいんだけど、その後の戦後日本については、やはり考えさせられる。
    こんな、今の日本でいいのか、それでいいのか。
    蛇足的な感じもするが、いわゆるこの豊かさを享受している身としては、考えなきゃいけないな、と。

    0

    Posted by ブクログ 2017年05月14日

     いよいよ壮大な物語も終幕。潜水艦伊507が決死の覚悟で敵艦隊の中の突破を試みるあたりは、映画化されたシーンが目に浮かぶようであり、作者の描出力はすごいと思わされる。ぜひ映画化された作品も見てみたいと思うのだが、映画の評判がいまいちなのが残念なところ。

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