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Posted by ブクログ
東日本大震災の前の年に文庫化されたシミュレーション小説。僅か180ページのボリュームで、あっという間に読み終えた。
首都圏を襲った大地震。主人公の西谷久太郎は都庁のエレベーター内で被災。なんとかエレベーターから脱出した西谷は13キロ離れた自宅を目指す。
震災時の様々な場面で、どのように行動すべきかを迫真の描写で詳細に解説している。
東日本大震災は地震被害の他に津波、原発事故と信じられないような災いが我々を襲った。停電と通信の破断により、内陸部でも一週間もの長い間、不自由な暮らしを余儀無くされた。沿岸部などは数ヶ月の間、停電していた所が多い。この大災害を経験し、普段からの防災用品の準備と災害に対する知識が如何に大切かを痛感した。これからの近い将来、間違い無く大都市を襲う大地震への備えとして、本書を一読する事を勧めたい。
Posted by ブクログ
社内吊りの広告に躍る”首都崩壊””死者数千人”といった文字を眺め、
おっかねえと思いながらも、実感が持てないという意味ではいつか訪れ
る死と同義であった首都直下型地震。それが、ついに始まったのだ。
【P12】
「あんな異常の中でも、あなたは折々に”日常の光”を見出した。他人を
救うことが自分を救うことになると知った。それまで当たり前に思ってき
た世界の価値を実感したはずです。」【P138】
「どんなに大地が身震いしても、人の心だけは壊せない。壊すのはいつ
だって自分自身・・・・・・ということは、当然、自分の力で直せるはず
です」【P158】
Posted by ブクログ
テレビでよく震災に遭遇した際のシミュレーションドラマが
あると思いますが、それを文章にしただけでした。
おそらくこのタイトルの本を手にする人は、震災に対して
意識がある人たちだと思うのですが
その人たちなら周知の事が述べられていることが
多かったように思います。
しかしこの作品が発売された時はそうではなかったのかもしれません。
あれから日本はフィクションをはるかに凌駕する大震災を経験しました。
以降、震災に対する人々の意識のフェーズが変わったように思います。
文章は読みやすく主人公にも感情移入しやすいので
ストレスなくすらすらと読むことができます。
いい作品だと思いますが、震災時の身の処し方を知るため
という購入目的でしたので読むタイミングが悪かった気がします。
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