あらすじ
【この電子書籍の中身はコミックではなく小説です】
「ラプラスの箱」の謎を巡り、最後の探索に出る地球連邦政府軍。彼らの行く手を阻む、圧倒的多勢のネオ・ジオン艦隊と親衛隊隊長アンジェロ――。バナージ、ミネバそしてリディ、マリーダの死闘の行方は?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本を読むのは3回目だと思うのですが、何度読んでも今回こそは別の結末があるのではないかと思ってしまいますね。
まぁ、そんなこと起るわけもなく毎度この巻で私は大いに凹むわけですが、3回目でもそう思えてしまうような描かれ方がされてるってことなんだと思うんですよね。何となくいい結末がありそうな。まぁ、初回が、15年以上前で2回目からも10年近く経ってると思うので、忘れてると言えばそれまでですけど。
まぁ、致し方ないと言えばそうなのですが辛いですなぁ。あと、これも毎度思ってことなんでしょうけど、リディはあの後でも一人になった自分を憐れんで涙してるんですよね。こりゃダメだわ。という気がしますね。
Posted by ブクログ
・くっそ面白い。めっちゃ盛り上がる。彼我戦力差12:1で単艦テニスン艦隊に挑むネェル・アーガマ、鬼神の如きユニコーン、アンジェロとの精神交歓、フロンタルとの戦い、バンシィとの一騎討ち、そしてマリーダ・クルス…
・段々ガンダム終盤のモードに入ってきたと思ったら、ワッツだけじゃなくマリーダも散ったのは辛い。けどその後の数十ページはガンダム史上屈指の名シーン。泣けた。
Posted by ブクログ
やっと最終ステージ。
マリーダに死亡フラグが立ったと思ったけど
きっと生かしてくれると信じてるよ、福井!
と思ったらサクっと跡形もなく殺してくれた・・・。
悲しすぎる・・・。
つーか、今回のオマージュはアムロの
「とりかえしの無いことを・・・」かよ!!
とにかく熱い。
そしてガンダムへの愛が迸っている。
Posted by ブクログ
ついに最終座標、「インダストリアル7」への到着。
シナンジュ、バンシィとの邂逅。
アンジェロ、マリーダの死。
グリプス2の起動。
物語が順調に終幕に向かいつつある中、
いよいよ明かされる「ラプラスの箱」の中身。
ミネバとバナージはどういう決断を下すのか。
最終巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
とにかくストーリーが素晴らしい!いままで全くガンダム関係に触れていない方でも面白いはずです。IT関係や環境問題、さらに人間関係も含め、この先地球と人類が存在し続ける事が出来るのならば、こういったお話に多分近づくのでは?と思います。
Posted by ブクログ
因縁の戦いの決着。リディ、マリーダ、ジンネマン・・・みんな色々なしがらみに捉えられず自身と向き合うことができた巻やと思う。遂に大きな戦いが終わって最終章へ。
Posted by ブクログ
始まりの地「インダストリアル7」に単艦で乗り込むネールアーガマ。行く手に立ちはだかるネオ・ジオン艦隊をバナージが駆る《ユニコーンガンダム》が切り裂いていく。マリーダの《クシャトリヤ》、アンジェロの《ローゼン・ズール》、リディの《バンシィ》、そしてフルフロンタルの乗る《シナンジュ》など、丁寧に描いてきた登場人物達(とモビルスーツ)が勢揃いで宇宙を駆ける姿が印象的。壮絶なモビルスーツ戦で散っていった者、生き残った者、両者の「想い」を継いで最終局面に対峙するミネバとバナージ。そして物語はクライマックスへ。
Posted by ブクログ
ニュータイプは若気の至り→中年の絶望を、押し付けてもらっては困る!の一連の流れに大笑い。福井氏もこれ思いついた時にはニヤニヤされたことでしょう。
Posted by ブクログ
9巻で大きなストーリーの動きは無く、戦闘シーンと登場人物がそれぞれが背負っている背景が語られます。
最終刊である、10巻がどうなるか非常に楽しみです
Posted by ブクログ
この巻は最終巻一歩手前ということで戦況が白熱。
主人公バナージと周りの人物との語りの中で、ニュータイプの肯定と否定という永遠ともいえるテーマがこの本でも浮き上がっている気がしました。
ニュータイプである主人公は他人ことを「解る」ことができるが故に、人々が解り合えると思う。しかしながら、他のニュータイプになりきれない人々にとっては心にずかずか入り込まれるのは耐えられなく、確執が生まれる・・・。という宇宙世紀ガンダムシリーズでお馴染みの展開が。
「ニュータイプVSオールドタイプ」の他にも、SEEDシリーズの「コーディネイターVSナチュラル」のように、ガンダムシリーズではよく見られるテーマですが、人の間に生まれる格差というのは難しい問題ですよね・・・。
シャア、もといフル・フロンタルが行き着いた立場を表すセリフ「変わろうとしない者に変われと訴え続けるか、変わらぬことの結果を示すか。後者を選んで私は器になった」「器に注がれた意思、スペースノイドの総意が叫んでいる可能性はいらない。受けいられる結果を示せ、と」がいろいろと辛いセリフでした・・・。
話は変わりますが、バナージVSフル・フロンタル戦での
・フロンタル「若気の至り!」
・バナージ「中年の絶望を押し付けてもらっては、困る!」
の言い回しが面白かったです。
あとから思い出してみると、いままでのガンダムシリーズでの主人公やシャアのセリフを皮肉っている気がしてさらに面白い気がしてきました。
この巻でも何人か死亡描写がありますが、その中にいままでに登場していた重要人物が一人含まれています・・・。
巻の途中から死亡フラグがどんどん立っていたので、ハラハラしながら読んでいたら案の定・・・。
ガンダムシリーズでの人の死はつきものですが、魅力あるキャラクターの死はやっぱり辛いものです。
重要な役割を果たすための必要な犠牲だったとはいえ、生きる可能性も見てみたかったなあ・・・。