福井晴敏のレビュー一覧

  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(11)

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     バイアランカスタムの登場を散々煽っていた割には思っていたほど活躍せず、ほとんどリディの足になってしまっていたのが残念。もともと劇画よりの画風であったが、さらにそれが劇画寄りになっていると感じた。たまたまそうなってしまったのかは分からないが、それが登場人物の成長にリンクしているように思えた。

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    2014年06月15日
  • 人類資金VI

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    いよいよ盛り上がってきたな!!!

    福井さんの描く戦闘描写は、頁数は少なくとも密度が濃いことこの上無し。

    大方の謎は解けて、あとはクライマックスへ突き進むのみ!!

    国内側の体制からも米側の動きからも、どう考えてもハッピーエンドで終われる予感は全く無いのだが……一僂の望みを抱きつつ、次巻(最終巻)も手に取るだろう。

    ☆4つ、8ポイント半。
    2014.04.21.了。

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    2015年05月22日
  • 人類資金VI

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     捕らわれた暢人を救い、「人類資金」を未来につなげるために、巨大な敵に3人で立ち向かう。

     これまで敵と味方に分かれていた3人が紆余曲折を経ながらも一人の命と未来のために闘うことを決心するストーリーは、小説の王道ですが、そこに現代の資本主義に対する問題提起が投げかけられ、ただの小説にとどまらないところに読み応えを感じました。

     次巻の最終巻が初夏に刊行ということで、ここまで盛り上がってきた展開がどのように結末を迎えるのか、今からとても楽しみです。

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    2014年04月12日
  • 人類資金V

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    背景説明や、戦後からの経済に関する記載、登場人物の過去など、なかなか本筋は進まないが、それでも、なかなか面白い、ある程度は史実を元にしていると思うので、全て本当かと思ってしまう。
    最終章に向けてのストーリー、前の巻ですべてが終わったと思われた計画。全てが徒労に終わるのかと思われたとき、真舟たちの反撃が開始される。

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    2014年03月29日
  • 終戦のローレライ(1)

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    映画にもなった有名な小説。今頃になって、中古で入手して読んでみたが、もっと早く読むべきだったと後悔するくらい面白かった。
    フランス軍の「シュクルーフ」などというトンデモな潜水艦をモチーフにするところなど、作者の「オタク」度も感じられ、心をくすぐる。
    「ニュータイプ」的な主人公も、作者がガンダムからオマージュを受けたのか?と感じてしまう。
    4冊一気読みしてしまった。

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    2014年03月23日
  • 人類資金VI

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    全てこの世は金次第と思いたくない自分がいる。何をするにもお金が必要だけど、金と力を増やすためだけに使うのは違うと思う。心の中の大切なものを守り育てるために使うことが出来るのだろうか

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    2014年03月21日
  • 機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男

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    期待以上に面白かった。

    上手いこと辻褄合わせ出来ていて、それなりに筋も通っている。

    閃光のハサウェイも映像化して欲しいなぁ。

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    2014年03月19日
  • 小説・震災後

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    人類資金を書くに至った作品ではないだろうか?
    後世に何を残すのか?

    そんな難しく考えることはなくとも、我が子には幸せな世界を残したいという気持ちを持つのが普通の親ですね。

    私もその一人だと自負しますが、東日本大震災のあと、原発問題がさかんに議論されても電力不足で現在の生活レベルを下げることは無理だと諦めの境地に立ったのを思い出します。
    そんな中、自分一人の力ではどうすることもできないじゃないか?と簡単に割りきり喉元過ぎればという感じで、普通の生活に戻ってしまってる自分を戒めるきっかけとなりました。

    ちょうど娘が高校進学、息子が中学進学というタイミングで、この作品に出会えたのはきっともう少

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    2014年03月19日
  • 人類資金V

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     「M資金」の謎が解き明かされる第5巻。

     資本主義の誕生からそのシステムの限界までが専門用語を駆使して説明され、その道に疎い自分としては、なかなか理解するのが難しかったのですが、それでも一気に読ませてしまうところが、作者の力量なのでしょう。

     第2次世界大戦の背景にもこの「M資金」が大きく関わっていたという展開も、あながちそうなのではないかと思わせるほど、けっこう説得力がありました。

     この巻では、ストーリー展開としてはあまり進まなかったので、次巻で一気に加速していくのではないかと期待しています。

     そして、この作品で、ただの小説ではなく、この資本主義社会を中心とした世界を救ってくれ

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    2014年03月15日
  • 人類資金VI

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    幕間という目次の通り、今迄いっきに走ってきたストーリーを補完すべく、背後にあった過去が語られる。最終巻の目前に、一度クールダウンさせてくれた。
    人類資金の真の目的とルールとの間に揺れる笹倉家、それを見てきた本庄、美由紀。資本主義の矛盾をついた本作もいよいよラストが近いということだ。

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    2014年03月10日
  • 人類資金VI

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    人類資金の最新刊。
    いよいよクライマックス。
    小説ならではですね。
    高遠美由紀と暢人のこれまでのストーリーを描きつつ、暢人の視点ではどう考えてたのか何てことも。
    映像かは難しいだろう。

    亡国のイージスを彷彿させるアクションシーンも見ものです。

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    2014年02月26日
  • 人類資金VI

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    戦後日本がとうとか、
    資本主義がどうとか、
    日米関係がどうとか、
    小難しい筋はこの際どうでもいい。
    キャラクターの過去が描かれて魅力が増し、
    前2巻くらい落ち着いていた物語が
    アクションを交えて動き始める感覚が気持ちいい。
    どのように完結するか、夏が楽しみ。

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    2014年02月21日
  • 人類資金VI

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    本巻は全てが幕間。どうなることやらと途方にくれながら読み進めたが、最後はやはり盛り上がってきた。人物像も色づいてきて、チープな感じはしつつも期待させる展開になった。次巻が最終巻というのは心寂しいが、楽しみにしたい。

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    2014年02月20日
  • 人類資金VI

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    前巻から『幕間』が続く。『M資金』の番人として、ルールに縛られる笹倉家の過去と現代が交錯する展開。真舟と石の登場場面は非常に少ない。この段階でイライラするような展開…

    最終巻では一体、何が語られるのだろうか。

    余りにも壮大な世界経済を舞台にした冒険小説。『M資金』が、まるで核兵器の如く描かれる…

    資本というルールにあがらうかのように世界経済の中を浮遊する『M資金』。『M資金』は未来につながり、世界を救えるのか…

    最終巻の『人類資金Ⅶ』は、2014年初夏刊行とのこと。しかも、完結記念で『限定版 人類資金Ⅶ』が同時刊行されるらしい。限定版は、特別冊子『人類資金0』との2冊セットというから、

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    2014年02月15日
  • 人類資金V

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    数字だけの富を循環させるだけの不毛なマネーゲームを、人への投資という実体にスライドさせるための善意のシステム化。数十頁にもおよぶ本庄とハロルドの資本論争だけでも、おおよそ経済誌数冊分の価値がある。

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    2014年02月11日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

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    人間魚雷回天をつみながらも、それを使ったことがない潜水艦艦長倉本と、回天に恨みを持つ駆逐艦艦長スチュワートの知力を尽くした壮絶な戦い。この戦いはオリオンに導かれて終わりをむかえた。しかし彼らの戦争は終わらない。この世界の終戦はいつ訪れるのだろう。

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    2014年02月04日
  • 人類資金IV

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     福井晴敏 著「人類資金Ⅳ」を読みました。

     「M資金」を盗み出す大博打が成功すると思われた最終局面でまさかの窮地に。その窮地を救うために現れたのは、「M」だった。そして、正体を明かした「M」が世界が変わる瞬間を見せるというのだったが。

     「M資金」強奪の大計画が成功するかどうか、4巻にいたっていよいよ目が離せなくなり読み進めました。

     そして、「世界が変わる瞬間」が描かれ始まるのですが、この後どのようにその変化が展開していくのか全く読めず、次巻が楽しみです。

     また、「M」や相棒の「石」の正体も明らかになり、大構想の全貌が見え始め、それぞれの立場の駆け引きも読み応えがありました。

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    2014年02月01日
  • 機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男

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    ガンダムのサイドストーリー的な一冊。
    原案が福井さんとのことで、手に取ってみました。

    ガンダムは基本、宇宙世紀しかわかりません、、(汗

    ブライトさんの眼から見た宇宙世紀、一年戦争からシャアの反乱の前後、
    “ユニコーン”の前日談とでもいうべきでしょうか、ふむふむ。

    ブライトさんも、ニュータイプとの位置付けでしたかね、
    組織の中で生き切れなかった青さなど、いろいろと描かれています。

    ユニコーンの後にハサウェイにつながるのが、ふむふむと。
    “マハ”の概念は、ガイアギアでもありましたかね、、うろ覚えです。

    さて、“虹”の指し示すところは、、?
    ガンダムに一家言ある方は、目を通してみるのも面白

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    2014年01月29日
  • Op.ローズダスト(下)

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    お台場を舞台にテログループとの戦いが始まった。浅間山荘などとは比較にならない規模での破壊がお台場という人工の島の持つ先進性を逆手にとって進行していく。思想スリラーとも言われた本書もここに来てやっと娯楽小説としての本道に回帰した感があり、読み手としてホットする。何処までも計算されたような振る舞いをする敵役にリアリティはないが、日本を舞台にしたテロが起こらないと思っている多くの日本人には筆者の狙いどうりに提起されるものがあったのではないだろうか。

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    2014年01月27日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(5)

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    原作よりシンプルに落とし込みつつ、バナージの心情の推移が理解しやすく整理されているのがあざやか。クラーケ・ズールのサービス旺盛なデザインお披露目と共にヒキというのも嬉しい。この所ちょっと作画に手癖が付きすぎ?という観はある。

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    2014年01月20日