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資本という魔物に食い尽くされつつある世界を救うには。呪われた遺産『M資金』の継承者たる自分がなすべきことは。求道者のごとく問い続けながら世界を彷徨していた笹倉暢人は、流れ着いたアジア辺境の小国でついにその答えと出会った。自分がしたことの真の意味を知った真舟の前に立ちはだかるものは。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
いよいよこの巻で真舟一味?が何考えてるかの全貌、そして、M資金が今現在に至るまでの経緯が明らかになりました。 本庄とハロルドのやり取りには、色々考えさせられました。 結局行き着くところは。「人の善意を信じられるか否か?」なわけで、ハロルドの考えの方に共感した私は、人の善意を信じられない人間…というこ...続きを読むとなんでしょうね。
前巻までの感想でも書いたと思うが、登場人物の相関関係は、筆者の過去の作品、イージス、ローズダストと同じく、主人公(本作では主人公ではないかも)な平成世代の若者とそれをサポートする昭和浪速節の中年、最後の最後で中年が意地を見せて若者を鼓舞してどうしようのない状況を打開するというストーリー展開は相変わら...続きを読むずで、本作の最後で中年が意地を見せ、次作に続く。絶望的な状況をどうひっくり返すのか、テーマが世界のあり方という大きな話である以上、どこまでいけるかはわからないが、ここからクライマックスに至るまでを期待したい。
日米開戦とM資金奪取。戦後の復興に血流のように使われたM資金は、誰がコントロールしていたのか。笹倉暢人は、アジアの辺境を旅しながら資本主義の限界と危機を知ることになる。 本作は資本主義の危機を、リーマンショックを契機に感じたことが背景にある。資本主義は、お金がお金を産み、膨張し続けている。価値が...続きを読む高まることで、お金も多くなっていることから、その価値が失われるという事態が起きた時に、真の価値が表に出てくることになる。100兆円という経済規模が、一瞬の内に何千、何万分の一になったら。。。そんな感覚を持っているのだ。 実は、資本主義は確かにゲームである。価値は市場が決めるわけだが、例えばゲーム機の価値は電気が無ければ価値ゼロになる。人類が真に必要とするものは、生きていくために必要なもの。衣食住と娯楽であろう。そのものに価値というものがあるとすれば、ある前提が崩れたら価値がなくなるものを持っていることがリスクになる。例えば、現金もその一つだけど、価値がなくなったらなんてことを金融機関にいる人以外はきっと考えもしないだろう。
M資金が人類資金である、という説明の巻。笹倉暢人側の人間が囚われ、または監視下に置かれた過酷な状況となった。「不毛なマネーゲームを、人への投資という実体にスライドさせる」と説明された暢人の計画。行き過ぎた資本主義への著者の思いが感じられる。確かに経済はゼロサムゲームで回っていると言われると反駁できな...続きを読むい。日本でも人口減少からマイナス成長を考慮しなければならない時代。国債、地方債の発行による借金の増大が、将来の人々にどれほどの影響を与えてしまうのか……? という薄ら寒い思いを抱いた。
背景説明や、戦後からの経済に関する記載、登場人物の過去など、なかなか本筋は進まないが、それでも、なかなか面白い、ある程度は史実を元にしていると思うので、全て本当かと思ってしまう。 最終章に向けてのストーリー、前の巻ですべてが終わったと思われた計画。全てが徒労に終わるのかと思われたとき、真舟たちの反撃...続きを読むが開始される。
「M資金」の謎が解き明かされる第5巻。 資本主義の誕生からそのシステムの限界までが専門用語を駆使して説明され、その道に疎い自分としては、なかなか理解するのが難しかったのですが、それでも一気に読ませてしまうところが、作者の力量なのでしょう。 第2次世界大戦の背景にもこの「M資金」が大きく関わ...続きを読むっていたという展開も、あながちそうなのではないかと思わせるほど、けっこう説得力がありました。 この巻では、ストーリー展開としてはあまり進まなかったので、次巻で一気に加速していくのではないかと期待しています。 そして、この作品で、ただの小説ではなく、この資本主義社会を中心とした世界を救ってくれる夢を見させてほしいと願っています。
数字だけの富を循環させるだけの不毛なマネーゲームを、人への投資という実体にスライドさせるための善意のシステム化。数十頁にもおよぶ本庄とハロルドの資本論争だけでも、おおよそ経済誌数冊分の価値がある。
映画の後の世界が展開されています。 なのでネタバレには注意が必要かと思いますが、 なんだかフィクションなのか、ノンフィクションなのか 勘違いしてまいそうな感じ。 ルールを破るべきなのか、破らざるべきなのか? 破ったとしても実はそれも敷かれたレールに乗せられているのかも。 自分自身の人生も思い通りにな...続きを読むらないことが多いですが、 (というかならない事ばかりか) 手の平で踊らされているなんて思わず、自分の足で動き、 自分の目で見たものを信じて行きたいなぁなんて思ってしまいます。 残り2巻。 あと2ヶ月待つのか、長いね。
次第に明らかになる『M資金』の秘密と架空のアジアの小国カペラで展開される笹倉暢人の策謀。第五巻にして、この物語の全ての材料が揃ったというところだろうか。残り二巻でどのような結末を見せてくれるか非常に楽しみである。 付加価値という実体を伴わず、信用というまやかしの中で肥大化し続ける世界経済。インター...続きを読むネットの出現が世界経済の肥大化に拍車を掛けて来た。この作品は世界経済への警鐘とも受け取れる。 全七巻揃ってから読んだ方が面白いかも知れない。
なかなか長い…この巻自体は過去の核心に触れるところがあり、それに付随する想いには、心動かされるところもあった。しかし、そこからの展開で、また元のペースに戻ってしまって、結局苦痛を伴いながら読んだ。
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人類資金
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福井晴敏
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