福井晴敏のレビュー一覧
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購入済み
面白いけど
いつも脇役であるブライトさんが主役で、かつアニメのシーンの前後についての話はいままでなかったと思うので、非常に面白かった。二つだけ気になるのが、ひとつ目はサイトなどでほとんど最後までの内容を書かれてしまっておりなんだか損をした気分である。もうひとつ、ニュータイプが繊細だから「自閉になる」という言葉を使われているが、自閉症は、医学的には生まれつきと考えられており、現時点では治すことができない病気である。また、本人は悪気がないが暴言を発したり、自分の興味があることのみに熱中してしまい他に関心が向かなかったりする。言葉狩りするつもりはないが「殻に閉じこもる」などにして、誤解を招かない表現にしてほしかった。
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Posted by ブクログ
上巻の途中から一気に進んだ物語は、
下巻もすごい勢いで進みます。
ただ展開の速さで暗いという印象はないのだけど、
なかなか重く、リアルを想像するとかなり凄惨です。
登場人物それぞれのキャラクターがしっかりしてて、
それが魅力的ではあるのですが、
少し格好良すぎな感じがしないこともないかな・・・。
最後の最後まで目が話せない展開が続き、
上下巻通して本当に読み応えがあります。
最後はまぁこうしないと仕方ないかって
終り方でしたが、まぁ悪くはないでしょう。
悪くはないでしょうと言いながら、
最後のページはむしろ好きだったりしてね(笑)
がっつり読みたい人向けです。
挫折する人もいるかもなーって感じの本ですが、
私は読んでよかった。
おもしろかったです♪ -
Posted by ブクログ
戦争中に使われていた戦闘のための船や飛行機、武器に詳しいわけではない。
けれど、まったく知識のない者にとってもとても読みやすい物語になっていた。
潜水艦という特殊な船艇における戦術、息が詰まるような臨場感。
そして、救助中の敵は攻撃しないという人間性。
すでに生きて戻ることは叶わない有沢との最後の交信は胸に迫る。
必ず気付いてくれると信じ、最後の力を振り絞って敵の情報を残そうとした有沢。
限界の中でもけっして諦めることなく、友の最後の言葉を信じ作戦を練る倉本。
戦争が悪いことだというのはみんな知っている。
武力に頼った解決など、何の意味もないこともわかっている。
たとえそこに信じるべき正義があったとしても。
立ち位置によって正義は変わる。
自分にとっての正義は、相手にとっては理不尽な不条理かもしれないのだ。
でも、実際に戦いに臨み、命のやり取りをするのは紛れもなく生きた人間たち。
ひとりひとりに家族がいる。愛する人もいる。守りたい人もいる。
戦いの中に人間性など求めてどうすると言われるかもしれない。
それでも、どんな極限状態にあろうとも、けっして揺るがない人間性。
それこそが尊いと感じる。
「もう敵を殺す理由はない・・・自分で自分を殺す理由もだ」
倉本の言葉は、戦争でなければ殺し合いなどしなくてすんだ、どこにでもいる普通の人たちが戦場に駆り出された現実を教えてくれる。
ずっと、未来永劫、戦争などなければいい。
世界のどの場所でも、戦争が悲惨なことに変わらないと思うから。
設定や当時の海軍の状況、潜水艦の描写など、詳しい人にとっては「あり得ない!」と言いたくなるような箇所もあるだろう。
撃沈できる機会をわざわざ潰すような指揮官などいない、と言う人もいるだろう。
それはそうかもしれない。リアル感がないと言われればそうなのだろう。
でも、この物語から伝わってくるのは、みんな真剣に生きていた時代だったということ。
必死に戦って、必死に生きようとしていたということ。
彼らの戦いの延長にいまの平和があるのだということ。
忘れてはいけないことだと思う。 -
Posted by ブクログ
7作中6作目。前半は5作目に引き続き、戦中から「M資金」に翻弄されてきた、笹倉家の悲しい歴史が回想で描かれる。実際に起きたロッキード事件なども絡ませながら、どこまでがフィクションなのか、分からなくなり、ロッキード事件を調べながら、読み進めると、余計に緊迫感が増した。後半は、帰国した真舟が「市ヶ谷」の美由紀に捕まり、連行されるところに、まさかの奪還作戦が行われる。そこで、再び、真舟と石と美由紀までもが結託し、最後の大仕掛けと、暢人の奪還に乗り出すまで。ここまで6冊は、大体200ページぐらいだったのだけど、ラストの7作目は何と600ページ超え!どんな結末が待っているのだろう…