福井晴敏のレビュー一覧

  • 川の深さは

    Posted by ブクログ

    かなり話が大きくなっていって驚いた。
    政治やミリタリー系が得意だったらもっと面白かったのかな。
    桃山と保、葵の一瞬のささやかな暮らしは本当に貴いものでそれぞれの胸に残り続けていてほしいなあ、なんてことを思った。

    1
    2017年09月21日
  • 川の深さは

    Posted by ブクログ

    もっと堅い文章かと思ったら、割と読みやすかった。
    アパッチと高速トラックが併走するシーンが笑えた。
    朝高サンド食べたい。

    0
    2017年06月25日
  • 亡国のイージス(下)

    Posted by ブクログ

    上巻の途中から一気に進んだ物語は、
    下巻もすごい勢いで進みます。
    ただ展開の速さで暗いという印象はないのだけど、
    なかなか重く、リアルを想像するとかなり凄惨です。

    登場人物それぞれのキャラクターがしっかりしてて、
    それが魅力的ではあるのですが、
    少し格好良すぎな感じがしないこともないかな・・・。

    最後の最後まで目が話せない展開が続き、
    上下巻通して本当に読み応えがあります。
    最後はまぁこうしないと仕方ないかって
    終り方でしたが、まぁ悪くはないでしょう。

    悪くはないでしょうと言いながら、
    最後のページはむしろ好きだったりしてね(笑)

    がっつり読みたい人向けです。
    挫折する人もいるかもなー

    0
    2017年06月11日
  • 終戦のローレライ(4)

    Posted by ブクログ

     いよいよ壮大な物語も終幕。潜水艦伊507が決死の覚悟で敵艦隊の中の突破を試みるあたりは、映画化されたシーンが目に浮かぶようであり、作者の描出力はすごいと思わされる。ぜひ映画化された作品も見てみたいと思うのだが、映画の評判がいまいちなのが残念なところ。

    0
    2017年05月14日
  • 人類資金III

    Posted by ブクログ

    徐々に登場人物が整理されてきて面白い展開になってきた。ロシアを舞台にした場面も気になる。早くつぎが読みたくなった。

    0
    2017年04月25日
  • 終戦のローレライ(2)

    Posted by ブクログ

     そもそもこの物語を読み始めたときには、「ローレライ」を回収するという物語かと思っていたが、この巻でそうそうにローレライは回収してしまった。そして追手の目をかいくぐりながらローレライを運んでゆく展開。登場人物のそれぞれの過去が丁寧に語られてゆく。

    0
    2017年04月24日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    戦争中に使われていた戦闘のための船や飛行機、武器に詳しいわけではない。
    けれど、まったく知識のない者にとってもとても読みやすい物語になっていた。
    潜水艦という特殊な船艇における戦術、息が詰まるような臨場感。
    そして、救助中の敵は攻撃しないという人間性。
    すでに生きて戻ることは叶わない有沢との最後の交信は胸に迫る。
    必ず気付いてくれると信じ、最後の力を振り絞って敵の情報を残そうとした有沢。
    限界の中でもけっして諦めることなく、友の最後の言葉を信じ作戦を練る倉本。
    戦争が悪いことだというのはみんな知っている。
    武力に頼った解決など、何の意味もないこともわかっている。
    たとえそこに信じるべき正義があ

    0
    2017年03月09日
  • 人類資金VI

    Posted by ブクログ

    7作中6作目。前半は5作目に引き続き、戦中から「M資金」に翻弄されてきた、笹倉家の悲しい歴史が回想で描かれる。実際に起きたロッキード事件なども絡ませながら、どこまでがフィクションなのか、分からなくなり、ロッキード事件を調べながら、読み進めると、余計に緊迫感が増した。後半は、帰国した真舟が「市ヶ谷」の美由紀に捕まり、連行されるところに、まさかの奪還作戦が行われる。そこで、再び、真舟と石と美由紀までもが結託し、最後の大仕掛けと、暢人の奪還に乗り出すまで。ここまで6冊は、大体200ページぐらいだったのだけど、ラストの7作目は何と600ページ超え!どんな結末が待っているのだろう…

    0
    2017年02月18日
  • 機動戦士ガンダムUC11 不死鳥狩り

    Posted by ブクログ

    夢物語だけど、組織に翻弄される人たちの物語。
    良くできてて面白いけど、ネオジオングは2体作ってあったの?

    1
    2017年02月05日
  • Twelve Y.O.

    Posted by ブクログ

    自衛隊だとか、ヘリコプターだとか専門用語が詳しくたくさん出て来て正直そこは頭に入って行きませんでしたが、
    急に事態が変わったりストーリというか福井さんの文章の書き方は好きです。

    「川の深さは」もおもしろいのかな

    0
    2016年10月20日
  • 亡国のイージス(下)

    Posted by ブクログ

    暗い生い立ちから始まる行の生きざま。国の上層部の思惑と各官庁に付随する諜報機関たちの関係、そこにしか生き甲斐のない艦船乗り、その外側であの国が複雑に絡み合う。そんな世界観をよく造りだせたなと。これは映画にするのは難しい。
    しかし、ここまで痛められても人間というのは行動できるものなのか。どんでん返しの連続が、いつまでも飽きさせないスピード感を感じさせる。

    0
    2016年09月25日
  • 人類資金VII

    Posted by ブクログ

    大作を読み終わった!まあ、よくもここまでスケールのデカイ話を紡げるよなあ、福井さん、て感じ。
    ローレライにせよ、この話にせよ、エピローグが彼は上手い!

    0
    2016年08月07日
  • Op.ローズダスト(下)

    Posted by ブクログ

    面白かった
    バトルエンターテイメントストーリー
    福井ワールド全開の物語
    いつものとおりダイスが出てきます。

    いよいよ下巻です。
    下巻では臨海副都心が戦場になります。
    すごい描写です。
    そしてそこでやろうとしていることがすごい!副都心を丸ごと消滅させるオペレーションです。
    それを阻止すべく、丹原、その上司の羽住、並河、が活躍します。
    戦闘シーン満載で武器の名前や性能はさっぱり理解できませんが、その世界観、迫力、臨場感は十分伝わってきました。
    そして、終焉に向けて話が進みます。

    いわゆる勧善懲悪であれば、悪者はみな死んでいってハッピーエンドですが、そこには単純に白黒つけらえる世界ではなく、テロ

    0
    2016年07月23日
  • Op.ローズダスト(中)

    Posted by ブクログ

    面白かった
    バトルエンターテイメントストーリー
    福井ワールド全開の物語
    いつものとおりダイスが出てきます。

    そして中巻です。
    中巻ではさらにお台場のテロと戦闘が広がります。
    さらに、丹原とローズダストの過去の事件の真相が明らかになります。
    そこではローズダストのメンバと丹原、さらにはリーダ一功と丹原の悲しい因縁が明らかになります。
    結局はその当時の国際情勢の犠牲になってしまう主人公たち。
    結果、その過去の事件で傷ついた人たちが今度はテロ側と阻止側で分かれて戦うという悲しいストーリ展開です。
    そういった戦いの中でも一功と丹原の会話がなされ、その人物描写に厚みを与えます。
    下巻でどういった終わり

    0
    2016年07月23日
  • Op.ローズダスト(上)

    Posted by ブクログ

    面白かった
    バトルエンターテイメントストーリー
    福井ワールド全開の物語
    いつものとおりダイスが出てきます。

    全3巻の上巻です。
    まず、全三巻は長い!ただでさえ福井ワールドは文章が硬くて読みにくいのに、これはつらい。
    なかなか読み進むことができません。
    上巻では物語の基点として、アクトグループが標的とされる爆弾テロ勃発。そのテロの調査にあたるのが人生をあきらめているような公安の中年警部補並河と過去を持つ青年丹原。
    そしてテログループ(ローズダスト)は丹原の過去仲間。
    テロの目的は何なのか?
    何が彼らを分けてしまったのか?
    過去の事件は何なのか?
    など気になりながらも話が展開していきます。
    この

    0
    2016年07月23日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(8)

    Posted by ブクログ

    バナージの意識の変化とそこに現れたロニの「死ぬべきではない人」感。激しい戦い以外も納得のコミカライズだ。ダカール戦序盤、市街地戦の恐ろしさもかなり容赦なく描かれていていい。

    0
    2016年05月13日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(7)

    Posted by ブクログ

    フロンタルが嫌らしいほど無事なのは、シャアが見たアムロ(一年戦争時)みたいなもんかもしれない。どん底に落ちてから最後の一言が渋い。

    0
    2016年04月02日
  • 機動戦士ガンダムUC11 不死鳥狩り

    Posted by ブクログ

    久しぶりの新作
    福井晴敏の戦闘シーンの描写がすごい、文字だからこそいろいろと想像できる。今回のニュータイプへの覚醒は今までの描写とも違っていて、こんな能力なら欲しいと思う。

    0
    2016年03月31日
  • 人類資金VII

    Posted by ブクログ

    『一つのルールで括れるほどこの世界は小さくない』

    資本という強大かつ実体のないステージを担保する”ルール”の虚像を相手取った長編小説の最終巻。とめどなく溢れてくる言葉を制御し切れない殴り書きのような記述は、文章を以て該題材を描写するこれ以上ない働きを為しており、映画ではなく本を選択する充分なインセンティブとなり得ると感じたが、他方で、”彼”の現実的な怖さをここまで世俗的に表現する必要はあったのかという観点では、多少思うところはある。映画というフィールドの異なる媒体と帳尻を併せる必要性との板挟みは慮るが、一つの活字作品としての完成体を読んでみたい気もする読後感である。

    0
    2016年03月28日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

    Posted by ブクログ

    震災の四年前、文庫版は半年前に出版されてたタイミングに驚いた。実際この小説の通りになった点もいくつもあった。丸の内で帰宅困難者として会社に留まっていた。奇しくも震災から丸5年の今日に読んだ。

    0
    2016年03月11日