福井晴敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫本の発刊を待ちきれず、本書に手を出してしまった。。。この巻をもって本作は完結。面白かった。ただ、一点だけ。クライマックスのシーンはちょっとぶっ飛びすぎで、一年戦争シリーズの良さである現実感がなくなってしまったことが残念。他の方もレビューで述べているが、一年戦争シリーズは、技術や戦略が、リアル(現実の延長線上)なものとして描かれている点が魅力の一つだった。それに比べるとサイコミュの感応波がエネルギーに変わるという設定は、サイコミュがブラックボックスなだけに、魅力の1つであったリアリティが欠けてしまったように思う。その最たるシーンとしてクライマックスが描かれていたので「それはないだろ・・・」
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Posted by ブクログ
『逆襲のシャア』(シャアの反乱)から3年後、宇宙世紀0096年の時代設定。
『インダストリアル7』でのアナハイム・エレクトロニクス社のオーナー『ビスト財団』とネオジオン『袖付き』との取引に、それを阻止しようする地球連邦の思惑が交錯するという構成になっています。
『ビスト財団』と『袖付き』の接触まで、
『ロンド・ベル隊』と『エコーズ』の部隊展開
『オードリー』と『バナージ』の出会い
これから始まる事件へのプロローグ的内容です。
著者の細やかな描写は読み手には、時々読みづらいところがあるかもしれませんが、この細やかさで頭の中でイメージが膨らみやすくなっています。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半は少しおとなしかったかな?「ラプラスの箱」の正体が明らかになり(まあ第1巻でサイアムの前に表れてる訳ですが)、メガラニカにもある意味凄まじい秘密が有り(笑)。結末についてはちょっと物足りない感じはしましたが、物語全体を通して、とても楽しめました。フル・フロンタルの正体は「えっ!?」となりながらもそうですよねー、って感じ。僕はてっきり、サイアムと同じように冷凍睡眠を使い体を残された、精神に異常をきたしてる、シャア本人かなと。違ってましたが、僕らのシャアのイメージが崩れず、結果オーライ?テーマはサイコ・フレームの神秘さと、究極のニュータイプというのはもはや人間じゃないよというお話ですね。最後に
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