福井晴敏のレビュー一覧

  • 人類資金VI

    Posted by ブクログ

    かなり後半、盛り上げてきますね~
    次でラストですか!
    どんな結末に仕上がっていくのか!
    期待が膨らみます!!

    終戦から今の時代背景になぞらえながら世界の仕組みを描写。
    どこまでが真実なのか虚実なのかは
    わかりませんが
    なかなか面白いですわ

    0
    2014年04月20日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

    Posted by ブクログ

    2011.3.11以前に書かれた本だと気づいたのは、読み始めてからのこと。
    なんとなく違和感を感じて出版年月日を見てみたら2007年。
    その当時にこれが書けたことは、すごいと思う。
    あの当時、多くの人は、大地震がいつかくる。と、言われてはいたが、いつかはいつかであり、自分があうなどとは思っていなかったと思う。

    でも、3.11を経験し、この小説が作り物ではないことを知っている。
    直下で都心を襲ったわけではないので、この小説とは被害状況が全く違うが、土地を変えてそれが起こったことを知っている。
    実際は、書かれていない危険がまだまだあることも知っている。

    被災地以外では、薄れてきてしまっているよ

    0
    2014年04月19日
  • 人類資金I

    Posted by ブクログ

    社会人経験数年以上、団塊ジュニア以下ぐらいの世代の、叫び出したくなるような不安が、見事に言葉に昇華されているのではないだろうか。
    行き詰ったルールの存在も大変共感できる。きちんと新しいものを提示できるのか、盛大に尻すぼむのか、最後まで見守りたい。

    0
    2014年04月15日
  • 川の深さは

    Posted by ブクログ

    初めは状況説明の言葉の多さに、なかなか入り込めず苦労したが、主要人物の桃山に感情移入してからは、本当に引き込まれて読み応えもあった。
    風化しかけた地下鉄テロ事件に隠されたこの国の暗い部分がメインではあるものの、タイトルに秘められた、人の心の奥底の部分が何よりも琴線に触れる作品だと思った。
    ★は4に近い3

    0
    2014年04月09日
  • Twelve Y.O.

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ローレライとイージスは以前読んだことあったけど、この作品は初。

    福井さんの作品は面白いけど重い!っていうイメージが有るんだけど、この作品はあまり重くなく、内容もそこそこという感じで少し印象が薄いかな。


    果たして今の日本は12Y.O.から成長できているのだろうか?

    0
    2014年03月31日
  • 人類資金V

    Posted by ブクログ

    Ⅴ/Ⅶ。

    “動き”の少ない巻であったためやや間延びした感はあるが・・・、“ルール”や“財団”の謎が少しずつ明かされてきて、物語の続きへの興味は掻き立てられた。

    次巻以降にも、大きく期待。

    ★3つ、7ポイント半。
    2014.03.29.了。

    0
    2014年03月31日
  • 6ステイン

    Posted by ブクログ

    ほぼ、独立した6篇の小説からなる本作だが通奏低音のように流れる国家としての日本を取り巻く米ロ北や防衛の裏方である諜報の描き方が近似しているので、一つの作品のようにも思える。リアル社会での動きが全く表出してこない分野なので、著者の描く世界があまりに日常過ぎて怖い。

    0
    2014年03月30日
  • 人類資金VI

    Posted by ブクログ

    ・やさぐれた中年
    ・純粋だが影のある若者
    ・血の呪縛
    を鍋に入れて煮込むと福井節が完成。
    マンネリかもしれないが自分はそれでも楽しめるから問題ない。
    彼の物語ではウンザリする現実世界の様相を説教臭く延々と提示されるが、それに対して「だが、それでも」と抗う主人公たちの姿が物語の本質だと思う。

    0
    2014年03月28日
  • 人類資金VI

    Posted by ブクログ

    終結に向かって過去を振り返り”M”と周囲の人間との関わりを明らかにする。
    最後にジャンプするために力をためた巻という感じ

    人類資金はどうなるのか?
    既存の金融市場の外で育ちつつあったビットコインの取引所の破綻というNewsも流れる中、金融資本主義が今後どうなっていくのか、どんな終結になるのかすごく気になる。

    0
    2014年03月01日
  • 人類資金I

    購入済み

    始め(半分)が読みにくい。

    タイトルのとおり、始めがとても読みにくいです。やめようかと思いました。だけど、最後まで読みにくいわけではないと信じ、読みました。その通り後半は読みにくさはありませんでした。要するに前半が苦痛です。

    0
    2014年10月12日
  • 人類資金IV

    Posted by ブクログ

    世界のルール、国のルール、市場のルール、自分のルール。複数のルールが交錯し、物語のルールが紡がれる、転機の第四巻。

    0
    2014年02月09日
  • 人類資金III

    Posted by ブクログ

    巨大な永久凍土の国の中枢に広がる資本の海。それを支配しているのは、魚のいない海で魚を獲る権利を売買している人間か、はたまた、人智を超えた深海に潜む何かか。ありもしない金でありもしない金を買い、その負債を未来へ先送りし続けるダイナミズムを人間的と形容する、そこにシステムを維持するために食す尻尾の主の正体があるのだろうか。次巻が楽しみ。

    0
    2014年02月09日
  • Op.ローズダスト(中)

    Posted by ブクログ

    「ローズダスト」とは本書タイトルであり、物語中を通奏低音の流れる「新しい言葉」の象徴とも言える。新しい言葉とはあまりに抽象すぎる感があるが、思うに筆者の考える平和に慣れ親しむ=考えることの休止、即ち既存(社会)の枠組みに拘束され、事態に対してしなやかに思考出来ないことにたいするアンチテーゼと読み替えることができると思う。軍事スリラーの読後感にしては観念的な枕であるが、本作品がこんな感じなので仕方がない。勿論、スリラー作品としては流石!この世界の第一人者として読者に上質の時間を提供してくれる。

    0
    2014年02月05日
  • 6ステイン

    Posted by ブクログ

    福井晴敏の短篇集。作者が好きな人には、様々な人間模様が描かれており、面白く読める本だと思う。と言いつつも、ほとんどがスパイがらみのストーリーであり、他の作品にも登場する人物だったりする。
    個人的には、「残されたおばあさん」について書かれた物が好き。

    0
    2014年02月02日
  • 亡国のイージス(下)

    Posted by ブクログ

    護衛艦で繰り広げられる戦争。
    海上であるが故に逃げ場もない。
    非情なまでのやり取りの中に、人間らしさが垣間見られるのが、せめてもの救いだった。

    2014.2.2

    0
    2014年02月02日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(10)

    Posted by ブクログ

     連載時に間を開けて読んでいればそうでもなかったのかもしれないが、コミックスでまとめて読むと少々詰め込み過ぎな印象を受けた。しかもそれでも足りないと感じた。登場人物それぞれが自分の意志で動いているからだろう。

    0
    2014年01月26日
  • 亡国のイージス(上)

    Posted by ブクログ

    さまざまな思いを抱えた男たちが乗艦する最新のシステムを搭載した護衛艦いそかぜが暴走。
    完全に国を敵に回し、多くの被害をもたらしていく。
    一体、この物語はどのように収束していくのか、想像ができない!

    2014.1.25

    0
    2014年01月27日
  • 機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男

    購入済み

    なるほど

    カミーユ、ジュドーは生きてるのでは?

    1
    2014年01月25日
  • 人類資金IV

    Posted by ブクログ

    やっと
    あったまってきた!

    詐欺の仕掛けからアクシデントで
    ちょろっとハラハラして

    これからどうなっていくんだろう??
    何が見えてくるんだろう?
    という結末へ向かっての下準備が整い始め

    期待が大きく膨らみます!

    0
    2014年01月22日
  • Op.ローズダスト(上)

    Posted by ブクログ

    福井さんの紡ぐ物語は、アメリカ文学の軍事スリラーとは一線を画す。平和に慣れ親しんだ戦後日本のマインドを徹底的に揺さぶる警句が散りばめられ、読者の良識を挑発する。手放しの娯楽作品とはならないのである。読後感で、もしかしたら今のままじゃ日本は駄目ではないかと考えさせるのが狙いではないかとついつい深読みしてしまう。今回は、戦後に相応しい新しい理念を新しい言葉に置き換えて読者に問うているのでなおさらである。思想スリラーと呼ばれるゆえんである。

    0
    2014年01月22日