福井晴敏のレビュー一覧

  • キャプテンハーロック

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    映画を観た後に、補完のような気持ちで読みました。
    ノベライズだから仕方ないとして、映画ありきな内容です。心情、内面的な物は補完されていて、なるほど、と思えましたが、映画観てないと情景とか特に戦闘シーンは迫力が伝わらなかったと思う。
    福井さんの本はそれなりに好きで読みましたが、これはストーリーだけで小説は別の方が書いてらっしゃるのですね。通りでなんか雰囲気違うと思った。何だかラノベ風。

    映画の方がハーロックの風格感じられたのは映像と音楽の効果かなあ…小説を先に読んでたら映画は観にいかなかったかも知れないです。
    私は原作のハーロックは漫画を読んだくらいですが、それでも拒否感を感じました。まだ映像

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    2013年11月01日
  • 人類資金II

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    やっぱりそうですか、そうきますか。
    という「石」のキャラクターは、ある意味
    同じモチーフ?で異なる物語をどう紡ぐかに
    興味が移るとしても"M"の意味、"E”の意味?
    ここからどうやって「そうきたか!」に繋げてもらって
    またドキドキ・ワクワクのエンターテインメントで
    楽しませてもらいたい。

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    2013年09月12日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

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    池上司によるフィクション海戦記『雷撃深度一九・五 』(文春文庫)を原作にした映画作品用の脚本を元に小説化した本作。『ローレライ』『亡国のイージス』と並ぶ“夏の福井晴敏・海モノ3部作”の内の一つ。
    終戦近い大東亜戦争で最後の雷撃作戦に赴いた「伊-77」と、それを撃沈せんとするアメリカ海軍駆逐艦「パージバル」の戦いは敵の作戦を読み合う「心理戦」で展開されるので心理描写を描きやすい小説は映像作品とは違った緊迫感とスペクタクルを堪能する事が出来る。
    フィクションの架空戦記なので史実上でのツッコミは野暮とは思うが、福井作品の反戦のメッセージは「戦後の価値観」で日本の戦争が語られる部分が多く見受けられる為

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    2013年10月26日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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     首都直下型地震が発生した時のマニュアルを小説形式で書かれている。本書が東日本大震災前に書かれていることに驚き。
     自分の身は自分で守れ。情報はラジオ・テレビ等を信じ流言飛語に惑わされない。周りの人との助け合いが大事。 と、当たり前のことだけど、実際の場面で自分ができるか?不安。

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    2013年08月26日
  • 人類資金II

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    ネタバレ

    2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2022/7/11〜7/13

    舞台は現代に。M資金を略奪しようとする一派とそれを守ろうとする一派の争いが始まる。まだよくわからない展開。

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    2022年07月13日
  • 人類資金I

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    ネタバレ

    2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2022/7/11

    5年ぶりの福井作品。終戦直前に略奪された金塊が元になった?M資金をめぐる物語。最初は200ページくらいの薄い本が続く。この後、どう展開していくのか。

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    2022年07月12日
  • 小説・震災後

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     二〇一一年三月十一日、東日本大震災発生。多くの日本人がそうであるように、東京に住む平凡なサラリーマン・野田圭介の人生もまた一変した。原発事故、錯綜するデマ、希望を失い心の闇に囚われてゆく子供たち。そして、世間を震撼させる「ある事件」が、震災後の日本に総括を迫るかのごとく野田一家に降りかかる。傷ついた魂たちに再生の道はあるか。祖父・父・息子の三世代が紡ぐ「未来」についての物語―。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の人気作家が描く3・11後の人間賛歌。すべての日本人に捧げる必涙の現代長編。

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    2013年08月04日
  • 終戦のローレライ(3)

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    広島への原爆投下。ローレライはどのように『あるべき終戦の形』を実現させようというのか。戦争という忘れることの出来ぬ歴史を下地にして描かれた壮大なるフィクション。

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    2013年07月27日
  • 亡国のイージス(下)

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    「よく見ろ、日本人。これが戦争だ」とか「日本人に覚醒を促す」なんて惹句は、ホントなんだかな。

    一昔前であれば、この手のものには、即、飛びついてたはず。

    平和ぼけな有り様を憂い、国防やら国家がなんたらと、先のフレーズも含めて、とかくややこしい文脈のみが伝わってきてたんでね、きっとガンダム世代のお兄ちゃんらには受けが良いんだろうけどと、正直、敬遠してたのだった。

    実際に、読破(この分量だとこの表現が適当)してみると、そんなことどもから想起される限りなくマイナスに傾いた憂国の念ではなく、ずっと理性的な思考に帰結しており、共感さえ覚えてしまう。贔屓のジャンルなのだから、読まず嫌いはいかんかったね

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    2014年07月12日
  • 6ステイン

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    大好きな福井晴敏ですが、これはいまいち。最後でちょっとニヤリとさせられたものの、短編集では魅力半減。やっぱり長〜いやつがいいなぁ。登場人物のデティールをしつこいくらい丹念に積み上げていくスタイルが好きです。

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    2013年06月08日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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    改めて再読。
    最初読んだのは311前。

    たしかに、いつかくる。しかし、今くるとは思っていない、だな。

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    2013年05月30日
  • Twelve Y.O.

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    ネタバレ

    だめです。失敗作かな。いつまでたっても12歳のままで大人になれない日本に活を入れるため、テロリストとなって沖縄に眠る毒ガス兵器を使おうという話。

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    2013年04月29日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(8)

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     相変わらずの丁寧な描写。ただ心理面や状況の僅かな変化の積み重ねが中心であったのでこの巻だけで見るとやや平坦な印象を受けた。ただ、通しでうまい具合に緩急がつくのではないかと思う。

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    2013年04月07日
  • 機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日(上)

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    ネタバレ

    「シャアの反乱」が終結後。
    インダストリアル7の高専生バナージ・リンクスは一人の少女と出会う。
    その日見た白いMS、ビスト財団の屋敷で見たユニコーンのタペストリー。
    ずれている、と日常的に感じていたものがピタッとはまる瞬間を実感したバナージは謎の少女、オードリー・バーンに惹かれていく。

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    2013年02月17日
  • Op.ローズダスト(下)

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    ようやく全3巻、読了。頑張ったオレ。
    確かにこの大掛かりな事件の最終最終局面での
    異様なテンションとスピード感は息を呑む
    面白さだったと思います。ここまでの苦労を
    取り戻すようにグイグイ読めましたし、宿命の
    2人と対決、そしてその後のシーンにはかなり
    鼻奥が...ツンとしてしまい、電車ので中で
    噛み殺すのが大変でした。
    こういう描写はベタですが上手いですねー。

    よりリアルに...という意味なのか、(個人的には)
    病的なまでの細かい描写には最後まで馴染まなかったのが
    残念。他の作品に挑戦するにはかなりの時間が必要だなー。

    不謹慎なのはわかっていますが...テロ、テ

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    2013年02月09日
  • 終戦のローレライ(3)

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    ナーバルを回収した伊507はウェーク島に到着する。そこで待ち受けていた朝倉。新たな伊507の任務とは?
    広島、長崎に原爆の被害がもたらされた頃、乗組員の運命にも変化が訪れる。
    主要メンバーの戦死に、衝撃を受けるが、最終巻まで目が離せない。

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    2012年10月09日
  • Twelve Y.O.

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    忘れ得ぬ痛み。

    何となく読んでしまったダイスシリーズ。前回の流れを引きずりつつ、終わりはちょっとマシ?
    今回は割と様々な人に入れ替わり立ち替わりスポットが当たっているよう。
    だが、相変わらずの国防の存在意義を問う姿勢は継承。いいねー。そういえば、今回はその答えを出していなかったような。
    是非を問うための行動だが、結局止めたのはその手段が間違っているから。
    そもそもの是非を問う部分には何の答えも出されていなかったよう・・・な。うーん、一度その路線で突っ走ったのを読んでみたい。
    1人1人の為人よりは、全体の問題提起に対して、どのような意見を持ち、どう行動するか。
    が、意見を持ってたのは一部で、中

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    2012年10月08日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

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    夏になると、なぜか「戦争」関連の話の本を読みたくなるのです。
    今回は、映画の「真夏のオリオン」を読んでみました。
    今まで戦争の話で記憶に残るのは『出口のない海』と『戦場のピアニスト』


    この真夏のオリオンも出口のない海と同様に海軍の話でした。

    お国のために死ぬんだ!!っと思う日本人ばかりの時に
    主人公の倉本館長は・・・「生きるために戦う」っという新年を貫き通し
    同じ戦艦に乗り組む乗員を大切にし
    自分よりも位が低くても年上の人を敬い
    友人を愛し
    そして、愛おしい人を心より大切に想った。


    非常に泣ける内容でもなく
    非常に内容が濃いというわけでもないが
    時間があるときに、サラっとでも読んで見

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    2012年09月06日
  • Twelve Y.O.

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    終戦のローレライも読んでて思ったが、この人の文章は私には読みにくい。
    軍事用語や政治の語りが多いからか。

    ストーリー自体はアツくていいけど、主人公が複数いるため入り込むことはできなかった。

    アツい男の話が好きな人はいいのでは。

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    2012年08月20日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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    不幸な過去を背負い過酷な訓練を受けた超人的な青年主人公、
    能力はありながらも、挫折や慣れに足を引っ張られ斜めに構えた
    熱い心を持つことに目を背けたオヤジ、芯が強く可憐なヒロイン、
    闇に葬られる運命に抗いながら、自らの信念を通す敵役、
    福井氏の他作品によく出てくるキャラは一切出てきません。
    震災シミュレーション小説というより、国や自治体の
    震災想定の解説書。と、2011年3月11日前なら言えたのかも。
    しかし、関東在住の人間は震災を間接的にしか経験していないので
    あの時を経験したということは忘れず、
    知っているという過信ないよう「その日」に備えたい。
    そして本当に考えなければならないのは、後日談

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    2012年06月23日