福井晴敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人類資金の第2巻です。
第1巻で、”M”の企てに参加するようスカウトされた
詐欺師、”真舟”。
企てに伸るか反るか、悩み続け、”M資金”の真相に迫って、
謀殺された師匠に思いを馳せ、回想していきます。
いったい”M”とは何者で、彼の企てと”真舟”役割は・・・。
まだまだ2巻では序盤なので、謎だらけです。
また”市ヶ谷”だの”赤坂”だの出てきますが、
ここらへんは福井ワールドを知る人なら察しが付くとは
思う言い回し。
過去の作品にも散々出てくるキーワードです。
登場人物はともかく、過去の作品と同じ世界観です。
第1巻ではほぼ状況説明、背景の説明でしたが、
第2巻では状況が動き始めま -
Posted by ブクログ
ネタバレ”M資金”といわれる、太平洋戦争終結前後に日本政府ないしは、
日本軍が隠したと言われる資産をめぐる話です。
所謂、”M資金”とは、敗戦を免れない日本軍が秘匿した資金だとか、
GHQが日本政府や日本軍の資金を接収し、隠したと言われている
資金。
実際のところ真相はわかっていません。
ただ、終戦から、70年近くたった現在では、詐欺に使われる
法螺話と言われています。
この小説では、”M資金”は都市伝説といわれる一方、
その”M資金”の成り立ちからスタートして、
”M資金”を管理運営する”財団”が存在し企業や個人に
資金提供をしたり、政府に資金提供をしたり、
株や為替などにも介入し、戦後の日本