福井晴敏のレビュー一覧

  • Twelve Y.O.

    Posted by ブクログ

    市ヶ谷、グソー、人物。
    福田さんの作品は読めば読むほど「あ!この人あの本に出てた人や!!」とか気付けて楽しめます。
    2度読み必須。

    0
    2011年10月26日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    史実ではなく、ドラマ性に主体をおいた架空の戦記物。おもしろく、美しいのだが、あまりに登場人物が優秀すぎて人間らしい葛藤に欠ける。

    0
    2009年10月04日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    もしも福井氏が書いたならもっと装置や兵器の、
    魚雷の爆発に、その影響に
    描写に時間・文字数をかけて
    より多くの人が無惨に死んで、その描写も
    グロテスクに
    登場人物たちの過去の何気ない話とかも加えて、
    上中下巻と思うが
    まあ映画の時間分ぐらい楽しめる。
    超人的若者も出てこず、くたびれたオヤジもいない
    思想に絡むどんでん返しもないから
    爽やかに感じてしまう。
    戦争の悲惨さとか過剰なドラマを削った
    あっさりしているエンターテインメント

    0
    2014年10月05日
  • 真夏のオリオン(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    戦争従事者の孫同士の往復書簡からこの話は始まるので、
    この物語自体、悲惨な結末を迎えずに済みそうだと安心しながら
    読み進めることができた。

    逆に言えば戦争の悲惨さを伝えるというよりも、
    潜水艦を愛するもの同士の友情と、隣り合わせにある死、
    というものがテーマになっている。
    だからといって戦争バンザイ!とテンションを揚げるオーラが漂うわけでもなく、
    意外と淡々と物語は進行していく。

    読後感としては…
    ディスコミュニケーション下でのコミュニケーションという設定が他に見つかれば、
    別にこのシチュエーションじゃなくても良かったのかな。
    あの時代を生きる「男」ってのを
    描きたかったのかもしれないけれ

    0
    2009年10月04日
  • Op.ローズダスト(下)

    Posted by ブクログ

    人類史に未曾有の歴史を刻んだ「平和国家」の住人たちが、国や民族、宗教といった言葉で括られる論理レベルを超え、新しい言葉を生み出す可能性。撃たれるまで撃てない無策を嘆くより、撃たれるまで撃たないと自らを規定し、反対ではなく、抑止という観点から戦争と対峙できる可能性。(p.112)

    「全体の利益」を見失った国家の不実が変わることはなく、一億分の一に細分化された混乱が受容されていゆくのかもしれなかったが、その瞬間、日本中の時間が止まり、すべての人がちょっとだけ心を震わせた、それだけは、間違いのない事実だった。そのささやかな共振が「全体」の感情を育み、次の瞬間を生み出すのだろうことも。(p.434)

    0
    2020年07月15日
  • Op.ローズダスト(中)

    Posted by ブクログ

    「アメリカは、もちろん打って出るさ。テロリストの組み立てた論理なんぞ、おかまいなしに。そうするしかないんだ、連中は。ここで弱腰を見せたら、これから寄ってたかって袋叩きにされるってことは目に見えてる。これまでみたいに、見えないところで首謀者の寝首をかくってだけじゃ示しがつかない。全面戦争覚悟で突っ走ってみせるのが、唯一のアメリカン・ウェイってやつだ。」(p.97)

    「わかってないな。それがこっち側の理屈だって言うんだ。いまの世界に居場所のある人間。不満はあっても、とりあえずここで生きていきましょうって思える人間たちの側だ。おれやおまえ、ここにいる全員みたいにな。疎外されて、痛めつけられて、いま

    0
    2020年07月15日
  • Op.ローズダスト(下)

    Posted by ブクログ

    上中下三冊を一度に買った、のだが、そのとき「読んでる間に長いと感じるのではないか」という危惧が一瞬差した。まあ買ったんだけど。そしてようやっと読み終わり、まさにそんな印象をもっている。長さが読みごたえでなくくどさの方に向かっているように感じ、なかなか没入して読めなかった。それが異常に時間がかかった原因でもあると思う。
    次作を読むかどうかわからない、というところに来てしまったなあ。残念。

    0
    2009年10月04日
  • Twelve Y.O.

    Posted by ブクログ

    この後に読んだ「Op.ローズダスト」に共通した設定が随所に出てくるので
    続けて読むとより楽しめるかと…「ダイス」に「テルミットプラス」とか

    0
    2021年11月14日
  • 機動戦士ガンダムUC7 黒いユニコーン

    Posted by ブクログ

    2009/1/4〜2009/1/9
    1stでいうジャブローやオデッサのような感じで前半(?)、地球編のクライマックスだったと思う。
    ZZを意識したモビルスーツ等が多数でてきており、ZZもUCシリーズの歴史の内だと改めて思わせるような書きぶりだった。福井のこだわりか?
    読み応えは抜群でさすが福井と思わせるような戦闘シーンの描写でグイグイ引き込まれた。
    4月発売予定の8巻が楽しみ。

    0
    2009年10月04日
  • 機動戦士ガンダムUC7 黒いユニコーン

    Posted by ブクログ

    人間ほど、実体のないものにすがる生き物もいないという。
    光、希望がなくては人は生きていけない。世界で絶望や不条理、不幸に遭遇すればするほど、人はそれでもまだ改善の余地があると信じさせてくれる光を必要とする。その改善の余地、理想が具現化したものが神であり、人間がすがるものなのだろう。
    そんな神だからこそ、人は自らの神の唱える正義や価値観を唯一として硬直させ、
    分かり合う可能性を殺し、狭い固定観念に陥っていく。自らの望む可能性が他人の可能性を殺す・・・これが誤解であり、争い、歪みの源だ。皮肉にも、理想を描く力が結果的に全体の歪み、不条理、誤解を生んでいるのだ。このようにねじれた世界から人は脱するこ

    0
    2009年10月04日
  • 機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日(上)

    Posted by ブクログ

    設定い違和感あり
    ・宇宙世紀の作品としては、初代官邸が宇宙に作られたという記述により過去の宇宙世紀作品と大きな齟齬を生んでいる点が、その後読み進める上でも、なんとなく納得できない引っかかりになるように感じてしまいました。

     閃光のハサウェイの物語が、この後にあるとすると、これも違和感があります。

    ・作品自体は、引き込む力があり、心沸き立つシーンの描写も多々あります。
     また、福井さんの作品のわりには、必要以上に武器の詳細の表現にページをさくことがなく読みやすいと感じました。

    ・読み物としてのレベルは高いと思うのですが、ガンダムの宇宙世紀の根幹にかかわるような設定に、不用意に触れて

    0
    2010年06月30日
  • 亡国のイージス(上)

    Posted by ブクログ

    序章が長かった上に戦艦や組織内の描写がしんどくて、最初はいまいちのりきれなかったけど、行にヨンファ側のスパイ容疑がかかったあたりからいきなり面白くなって、そして本当は行がヨンファを止める役目で仙石たちの味方だった、ってわかったあたりから更に面白くなった。今はのりのり。
    序章から重たい描写が多く、掲げられているテーマもスケールが大きいだけでなく結構ヘビィ。今まで政治もの経済ものは避けてきたので、苦手意識はあるけど、考えさせられて面白い。
    下巻もがんばる。

    0
    2013年02月28日
  • 機動戦士ガンダムUC3 赤い彗星

    Posted by ブクログ

    去年買って放置してたガンダムユニコーンの三巻
    各所にUC世代ガンダムのあざといほどにオマージュをちりばめた
    ある意味王道のガンダム
    専門じゃないと書いたが、ガンダム世代としては受け入れざるを得ない(笑)
    面白いとかそういうんじゃない、SEEDやOOが許せないなら
    これを正式な跡継ぎとして認知するしかないだろう
    そんなユニコーンの三巻
    やっと話が動き出したところで、どこまでやる気か不安はあるが
    小説としては、ごく普通の福井さんなりの出来
    一応期待

    0
    2009年10月04日
  • 機動戦士ガンダムUC3 赤い彗星

    Posted by ブクログ

    三巻目となり、オードリーの正体が明かされて、主人公は苦境に立たされて、どうなるねん? というところで、ページが尽きます。

    0
    2009年10月04日
  • 機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下)

    Posted by ブクログ

    二巻目となり、益々読みやすくて主人公達のアクションもスピードが上がっていきます。MS戦の描写も著者らしい文章で巧みに表現されています。子供時代にロボットアニメを見ている自分にとっては、非常に空想/想像しやすいモチーフなので、イメージに引き込まれてしまいます。何はともあれ達者なガンダム小説になっています。

    0
    2009年10月04日
  • 終戦のローレライ(3)

    Posted by ブクログ

    映画化されるということで一気に文庫版4冊発売。最初は戦争物という事でなかなか読み進められず。
    3巻あたりから、ぐいぐい引き込まれる感じ。

    0
    2009年10月04日
  • 終戦のローレライ(2)

    Posted by ブクログ

    映画化されるということで一気に文庫版4冊発売。最初は戦争物という事でなかなか読み進められず。
    2巻で潜水艦や戦争物の閉塞感を感じる。

    0
    2009年10月04日
  • 6ステイン

    Posted by ブクログ

    自衛隊情報局のエージェントたちの短編作。一番すきなのは「媽媽」。子育てをしながら情報局の正局員に復帰した由美子。子どもと満足に向き合えない葛藤を持ちながら仕事に打ち込む。ある事件の関係者である在日中国人の男を捕らえる。背後にある大組織に迫る間もなく、CIAと防衛庁情報局の間に政治的取引があり、男はCIAの手に。由美子は情報局の非人間的な指示に落胆。家庭まで犠牲にしてすべき仕事なのかという疑問を持つ。由美子が出した答えは・・・。「媽媽」の後の「断ち切る」も良かったです。断ち切りの技を持つ元スリのおじいちゃんが巻き込まれた事件。その背後にはなんと・・・。スパイ物ならではの状況のどんでん返しがどの作

    0
    2011年07月17日
  • C-blossom(1)

    Posted by ブクログ

    絵がすごく綺麗で戦闘シーンもすごかった。話は本編見てからだともっと違うんだろうなあ。なかなか好きなお話でした。

    0
    2009年10月04日
  • 川の深さは

    Posted by ブクログ

     ところどころに挟まれる人間性の描写が何とも言えず好き。後半は話が壮大になりすぎてついていけなかった。

    0
    2022年11月20日