【感想・ネタバレ】人類資金IIのレビュー

あらすじ

謎の男“M”に盗み出してほしいと依頼された『M資金』。かつて育ての親を死に至らしめたその存在に呪縛され続けてきた真舟は、“M”との接触を機に日本の地下に蠢く力学の奔流に呑み込まれていく。この世界をあまねく支配する“ルール”の外へ――真舟はこれまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決める。(講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

少しずつ、一人ひとりのキャラクターの人間が深堀されていくとともに、物語の全貌が見えてくる。
先が気になりすぎる。。

0
2013年12月11日

Posted by ブクログ

真舟がMに協力しそうな姿勢を見せた途端、財団が自衛隊情報部門を使って潰しに来た。都心の地下に張り巡らされた隧道を使ったMの右腕・石との逃走劇はなかなかに面白い。財団に抵抗するMという対立軸に、外部の詐欺師・真舟が登場するという構成だ。M資金の謎には迫れそうもないが、物語としては追いかけてみたくなる。ただ、文庫本の単価は高いな~

0
2018年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

福井晴敏によるM資金にまつわる長編第二弾。
詐欺師の真舟、謎の青年・石と彼が崇拝する「M」、Mの企みを阻止しようと動く自衛官・高遠美由紀ら主要な登場人物が揃い、いよいよ物語が動き出す。
ようやく福井晴敏らしい緊迫した物語が語られ始め、登場人物が生き生きと描かれていく。本作では特に中盤の逃走劇が手に汗握る展開で目を離せない。お互いが先の先を読み、追いつ追われつになる展開は、面白さと同時に組織の恐ろしさも訴えかけてくる。一方で、逃げる真舟と石が選んだ場所が東京の知られざる場所で興味深い。それが物語の中でうまく生かされているあたりはさすがといえる。
物語の全貌はまだまだ見えない序盤ではあるが、すでにこの先が気になる展開になってきている。

0
2015年08月22日

Posted by ブクログ

東京の地上や地下を逃げ回るシーンが面白い。
映画より小説のがスピード感があって、映画で説明不足だった点が解消される。
映画は手抜きしすぎ。面白いので3巻も読む予定。

0
2014年11月21日

Posted by ブクログ

 福井晴敏 著「人類資金2」を読みました。

 詐欺師の真船は通称「M」との接触を機に「M資金」を盗み出す計画に呑み込まれていく。そして、真船はこれまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決める。

 真船の過去が描かれることで、「M資金」への思い入れの理由が明らかになり、ストーリーの広がりだけでなく、人物たちの背負っている過去や思いが伝わってきて、物語の深さが感じられました。

 「M」との接触から物語は一気に逃亡劇へと展開し、手に汗握る緊迫感を感じながら読み進めました。

 また、最後の方では、清算人なる人物が登場し、この後は血生臭い展開が予想され、真船やそのサポート役の石(せき)たちの今後の運命が気になるところで終わってしまい、次巻も期待して読みたいと思いました。

0
2013年12月21日

Posted by ブクログ

やっと話が動き出す第2巻。映画の原作だけあって、本来、アクション的な要素がなさそうなテーマでありながら、一気に活劇に持ち込むのは、やはり映像化が前提となっているのであろう。また、市ヶ谷の登場からして、過去の作者の一連のダイスのシリーズに繋がるものがあり、また、石という登場人物は、如月とか丹原を彷彿させるし、真船は、千石と並河の様である。ここから、本格的な話が展開するので、最後に敵役も登場するが、ここにも過去の因縁が関わっているので、後々、何からの展開が予想される。憶測ではあるが、出版社の意向で、分冊で文庫本で発行されているが、やはり一気に読んだ方が、この作者の場合は良い。このままのテンションで話が一気に終わるポテンシャルを持っているのであれば、後日、一気読みで再読したい。

0
2013年11月08日

Posted by ブクログ

いよいよ事態が動き始める。財団とM、そして精算人が動き始める。迷いながらも、付き合い始めた真舟の揺れが、より真実味を増している気がする。今 私達が動いているルールって何だろう?

0
2013年11月04日

Posted by ブクログ

キタキタ、話しが動き出した。この巻は主人公である真舟の過去とそして、M達の計画に協力を決めるまでの一連の出来事。
もともと映画化される前提とはいえ、この人の小説は映像が浮かぶ感じで、エンターテイメントとして面白い。

0
2013年10月21日

Posted by ブクログ

2冊目から『M資金』の物語が動きだす。スピーディーな展開だけでなく壮大なスケールの物語に突入する。経済や金融に馴染みのない人でも入り込めるかつてない小説ではないでしょうか?M資金中毒の真舟ではないが、人類資金の中毒になっている自分がいる。全体像が薄ら見え始めるが良い意味で読者を裏切る展開を期待したい
ヤバい!次回冊が待ち遠しい。

0
2013年10月01日

Posted by ブクログ

読みだしたら止まらない、M資金を巡る詐欺師と組織のせめぎ合い。フィーは50億円。M資金に関わった人が追い詰められていく中で、希望を託す。全貌を少しずつ明らかにしてゆきながら、生死をかけて挑もうとする主人公にはまっていく。

0
2013年09月24日

Posted by ブクログ

一巻から展開が大きく動き、キャラクターの設定等、まさに福井ワールドといった感じの第二巻。
ストーリーはやっと全体像がぼんやりと見え始めてきた感じ。

やはりテーマは壮大で、結末が気になってくる。期待を込めて☆四つ。

0
2013年09月16日

Posted by ブクログ

最近のエンタメ(推理、時代小説を問わず)は、会話と短いセンテンスのみで(それで、スピード感を出したいのか、作家の原稿料稼ぎとは思いたくないがー笑)、あたかも「詩」とみまごうばかりの作品が散見され、読み応えがないが、福井春敏はさすが、違うね。
壮大なスケール、緻密な描写と、スピード感溢れる展開。
やはり、一流のストーリーテラーは、読者を満足させてくれる!

0
2013年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話は動き出したけれど、なかなかペースは上がらず。Mとの出会い、入り口に立って、そのドアを開けるのか否か。そして市ヶ谷。

0
2023年01月29日

Posted by ブクログ

短いので何も書けない・・・・。
まだまだ序盤。めっちゃ逃げてる。
映像ではとっても迫力あるんだろうなーと想像。
でも、映像は見ない。全部読んでみてみたくなったら見る(当たり前

0
2022年03月25日

Posted by ブクログ

「ルール」は人をひとりにする。この場面は好きだな。逃亡シーンが少しダラダラ長いのが気になったけど、続きが楽しみ。

0
2018年04月13日

Posted by ブクログ

7作中の第2作。前回、「M」から「M資金」の強奪の誘いを受けた真舟が、決意するまでの心の葛藤が描かれる。「M」の手下の石が格好良く、「M資金」の守人「市ヶ谷」との闘いのシーンは息を飲むほど。1冊では、なかなか先に進まないので、この先は一気読みしたいくらい、先が気になる…最後に出て来た「清算人」の不気味な存在も、ますます物語に期待が持てそう。

0
2017年02月10日

Posted by ブクログ

詐欺師・真舟(おっさん)、正体不明のM(カリスマ性を持つ敵方?)、Mを崇拝する石(青年)、そして、高遠(市ヶ谷)。これで、福井ワールドの主要人物は揃ったかな。
1巻で世界観の説明がなされ、2巻で物語が進み始めた。先が楽しみ!

0
2016年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ようやく2巻を読みました。
最初の1巻でこの人には予知能力でもあるのか、と思いましたけど、ちょっとこの巻では非現実感が増したかなー、という感じでした。
というのも、この巻のほとんどが、アクションシーンなんですよね。
Mの計画を阻止するために阿佐ヶ谷と呼ばれる人たちが動き出したり、そしたらその人たちから逃げるために真船さんは石に言われるがまま、ビルを飛び移ったり、走ってくる地下鉄の前に飛び出したり、本当、大分体力も衰えかけたご年齢でしょうに、めちゃくちゃをさせられる。

それでもなんとか逃げ出して、ここまで来てしまったらようやく覚悟を決めた真船さんの次なる行き先は更にとんでもない場所で……という話でした。

読みやすいとは思います。
難しいことも結構書いてあるとは思うんですけど、それ以上に一冊ずつが短いのと、いいところで終わるんです。

今回も真船さんが覚悟を決めて、新たな刺客が出てきたところで終わるので続きが気になってしょうがなくなりました。

また読んだら感想を書きます。

0
2016年06月26日

Posted by ブクログ

謎の男"M"に盗み出してほしいと依頼された『M資金』。かつて育ての親を死に至らしめたその存在に呪縛され続けてきた真舟は、"M"との接触を機に日本の地下に蠢く力学の奔流に呑み込まれていく。この世界をあまねく支配する"ルール"のそとへ―真舟はこれまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決める。

紹介文より

0
2015年12月08日

Posted by ブクログ

M資金をネタに詐欺を繰り返す男、真舟。彼に詐欺を教えた師匠がM資金に関わってしまって殺されたことから密かに復讐心を燃やしている。

0
2015年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真船の過去がちらっと。M資金に関わった人はなぜか志高くなり、そして破滅。何なの〜これ。物語が動き出してきた。
そして、石くんという、「亡国」の行くんを彷彿とさせる男の子が出てきた。上に盲目なぐらい忠実なところといい、「あなたを守る」のセリフといい、もろ行くん。おまけに真舟は最初はクールな詐欺師だったのに、石くんと行動するようになってからもろ先任伍長だし。あまりにもキャラが似過ぎてて少し冷めた。あくまでも私の感想ですが。
3巻まで持ってるので3巻までは読む。それ以降読むかどうかは3巻次第といったところか。ところどころはハラハラさせられるけど、次読まないとー!って感じにならないところは、私のどストライクではないのかも。

0
2014年10月11日

Posted by ブクログ

ようやく話が動き出したってとこでまだなんとも言えなくはあるんだけどとりあえず逃亡劇は読みでがあったです。

0
2014年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人類資金の第2巻です。

第1巻で、”M”の企てに参加するようスカウトされた
詐欺師、”真舟”。

企てに伸るか反るか、悩み続け、”M資金”の真相に迫って、
謀殺された師匠に思いを馳せ、回想していきます。

いったい”M”とは何者で、彼の企てと”真舟”役割は・・・。

まだまだ2巻では序盤なので、謎だらけです。
また”市ヶ谷”だの”赤坂”だの出てきますが、
ここらへんは福井ワールドを知る人なら察しが付くとは
思う言い回し。

過去の作品にも散々出てくるキーワードです。

登場人物はともかく、過去の作品と同じ世界観です。

第1巻ではほぼ状況説明、背景の説明でしたが、
第2巻では状況が動き始めます。

楽しくなってきたところで、ページ切れ。
第3巻を早々に入手したいところです。

これから、”真舟”がどう動かされるのか、
”赤坂”、”市ヶ谷”はどう対処していくのか、
今後の展開が楽しみです。

0
2013年12月06日

Posted by ブクログ

やっと話が動き出した2巻目。あっという間に読み終わってしまったがちょっとコスパ的には満足度が低めかな。

0
2013年10月30日

Posted by ブクログ

2作目。

今作はアクション多めの展開。

でもって、やっぱりけーざいもんだいってむずかしいなぁ。

0
2013年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Ⅰの導入からスケールが大きくなって来たけど、小説の完結を待たずに映画公開されるそう。今のところこの趣向が珍しくて読んでるような感じ

0
2013年09月28日

Posted by ブクログ

謎の男“M”に盗み出してほしいと依頼された「M資金」。育ての親を死に至らしめたその存在に呪縛され続けてきた真舟は“M”との接触を機に日本の地下に蠢く力学の奔流に呑み込まれていく。2013年10月公開映画の原作。

2巻に入ってようやく「映画化する作品」らしいテンポが出てきた。ただところどころに作者の「現代社会分析」が入るのが煩わしい。でもとりあえず3巻までは読んでみようかと思う。
(C)

0
2013年09月21日

Posted by ブクログ

ストーリーが展開してきた。
M資金は実在するのか? “M”の存在は?
“M”を守ろうとするグループと“市ヶ谷”との関係は?
海外の舞台へも話は広がっていく…

今後どのように繋がっていくのか!?

続編も期待である!

0
2013年09月15日

Posted by ブクログ

やっぱりそうですか、そうきますか。
という「石」のキャラクターは、ある意味
同じモチーフ?で異なる物語をどう紡ぐかに
興味が移るとしても"M"の意味、"E”の意味?
ここからどうやって「そうきたか!」に繋げてもらって
またドキドキ・ワクワクのエンターテインメントで
楽しませてもらいたい。

0
2013年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2022/7/11〜7/13

舞台は現代に。M資金を略奪しようとする一派とそれを守ろうとする一派の争いが始まる。まだよくわからない展開。

0
2022年07月13日

「小説」ランキング