福井晴敏のレビュー一覧

  • 終戦のローレライ(1)

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     ようやく任務のため「伊507」に乗り込んだところで終了。せっかく8月なので戦争ものをたくさん読みたいのだが、終戦記念日までに読み終えられるだろうか。
     学校の授業で習ったときは、「お国のために」と言って死ねるなんて昔の人はすごいと思っていたが、戦争関連の本を読んで決してそんなことはなかったことを知った。疑問を感じながらも、従いたくもない命令に従っていただけだったんだと、胸が苦しくなる。
     冒頭からなかなかの描写があり、この重苦しい雰囲気がさらに増していくことを思うと気が滅入る。心して読まねば。

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    2021年08月08日
  • 終戦のローレライ(1)

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     2002年度 第21回日本冒険小説協会大賞、2003年度 第24回吉川英治文学新人賞、2004年度 このミステリーがすごい!2位、第1回本屋大賞8位、と数々の賞に輝く大作。文庫では4冊に分冊されており、読み応えも十分。
     本書はその一冊目。序章と第1章が収められている。まだ物語は始まったばかりだが、すでに絶望感が漂うこの展開はなんだろう。空虚感と戦うもの、それが戦争なのだろうか。誰も幸せにしない破壊行為。そんな太平洋戦争の中で、ある特殊任務につく人々の人間模様を描く。

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    2021年08月04日
  • 亡国のイージス(上)

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    99年に大藪晴彦賞、日本冒険小説協会大賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した有名な作品。
    映画化もされた。

    沖縄にある在日米軍基地・辺野古にて前代未聞の大規模な火薬爆発事故が起きた。
    この事故により日米安保を見直そうという動きが高まる中、
    今度は北朝鮮から日本の大陸を越えたミサイルの発射事件も勃発。
    そうした状況の下、イージス級の最新システムを搭載したミサイル護衛艦《いそかぜ》は海上へ訓練に出る。
    艦長は直前に不幸な事故で息子を亡くした宮津。先任伍長の仙石はこの航海の直前に妻に別れを告げられる。
    そして海士として乗り込んだ如月行は、他の海上自衛官とは違った雰囲気を醸し出していた。
    《いそか

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    2021年03月14日
  • 亡国のイージス(下)

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    2020.11.23
    仙石さんが想像を遥かに超える男!!
    かっちぇー!!
    2人が幸せになれますように。
    日本のシステムどうなんだ…

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    2020年11月26日
  • Twelve Y.O.

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     『12』に秘められた謎を紐解き、それが徐々に姿を表す時物語の壮大なテーマが浮かび上がり、日々安寧の住処と化した現状に何の疑問を抱かぬ我々に警鐘を打ち鳴らし得る作品。専門用語、多層的な暗示を含む表現描写が、脳内映像となるには時間を要したが、それだからこそ読後の満足感は一入でした。

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    2020年11月01日
  • 川の深さは

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    ネタバレ

    地下鉄サリン事件を思わせるテロ事件は市ヶ谷と呼ばれる非公開諜報機関が裏で糸を引いていた。隠蔽しようと関係者を消す組織から少女を守ろうとする少年の話。
    作者の一作目であり、亡国のイージスや終戦のローレライの原型。ルックスもよく飛び抜けた能力のある少年が、大きな組織に歯向かい、まともで経験がありどこかお人好しな中年がそれを支える。構図は似てても、面白い。

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    2020年09月13日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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    テレビでよく震災に遭遇した際のシミュレーションドラマが
    あると思いますが、それを文章にしただけでした。
    おそらくこのタイトルの本を手にする人は、震災に対して
    意識がある人たちだと思うのですが
    その人たちなら周知の事が述べられていることが
    多かったように思います。

    しかしこの作品が発売された時はそうではなかったのかもしれません。
    あれから日本はフィクションをはるかに凌駕する大震災を経験しました。
    以降、震災に対する人々の意識のフェーズが変わったように思います。

    文章は読みやすく主人公にも感情移入しやすいので
    ストレスなくすらすらと読むことができます。
    いい作品だと思いますが、震災時の身の処し

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    2020年08月06日
  • 川の深さは

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    ネタバレ

    なんとなくタイトルに惹 かれて買った。
    漫画チックではあったが引き込まれる勢いがあった。
    ここまでやっちゃぁ・・・とも思うが、オウム事件じたいそれどころじゃなかったからなしではないな。
    ヒロイズム過多で辟易する部分もある、けど一挙に読んだ。 福井晴敏って「亡国のイージス」とか「終戦のローレライ」を書いた人なんだ。今知った。どっちも観てないけど

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    2020年02月12日
  • 小説・震災後

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    読んでいるうちに、あの時の気持ちがよみがえる。
    やっぱり苦しくなる…。

    子供たちの未来と将来について、とても考えさせられた。
    親父と妻は芯が強くて、主人公のダメっぷりが際立つが、
    これが私自身も含めて、大多数なのかもしれない。

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    2019年08月22日
  • 小説 映画 空母いぶき

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    ネタバレ

    映画を先に観てたから、すいすい読めた。
    新たにわかったことはコンビニ店長の中井貴一は大手商社を辞めて家業を継いでたのね。
    垂水総理のラスト近くの言葉、”日常の当たり前の生活、ささやかな幸せ、それを守るのが政治家”活字で読んでも感動する。
    ニシジとくらのすけ、このふたり意外考えられない見事な配役。

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    2019年06月11日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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    個人的には結構好きだった。読み物として読めた。目指したのはノンフィクションのような雰囲気をもつ警鐘小説なのだろうけど、完全なフィクションとして楽しむ一冊です。ただ、今読んでいる七つの習慣に通ずるところがあり、驚いた。自分の心を壊すのは、地震ではなく自分自身。だとすれば、直せるのも自分自身。circle of influenceとcircle of concernだ。この小説をフィクションとしてしか読めないところに、多分自分のパラダイムがあるんだろうなあ。

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    2019年05月04日
  • 川の深さは

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    日本の小説らしからぬランボーっぷりになかなか痺れる。施設がどうとか北朝鮮とか、そこらへんの流れが時代を感じるし、まさか北朝鮮がばかすかミサイル撃ってるとは思いもよらず、そのおかげでテロなんてしなくても日本はじわりと進んでいて。まさに事実は小説よりなんとやらってやつか。
    まぁそんな感じの時代の流れのせいでイマイチぱっとせんのよね、しょうがないか。スーパーエージェントが一人でまさのランボーしてるのもリアリティがなぁ。って一般人のおまえが言うなって話ではあるけどもね。

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    2019年03月31日
  • 6ステイン

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    日本に本当にいるかわからない、日本の6人の諜報員の話。引退したにもかかわらず諜報活動時代に殺めてしまったスパイの兄に復讐される話、爆弾を預かった老婆のもとへ派遣される諜報員の話、普段は諜報活動をしない諜報員の冒険譚、産休明けの諜報員と犯罪者の交流、諜報員の復讐につきあわされる掏摸、諜報員の内通に巻き込まれ、親友を裏切ってしまった運び屋の話で構成。どれも骨太の短編なのだが、文体がとても重く、軽く読み飛ばして楽しみたかった僕には不適。緊迫感の描写が、あまりに重厚な語り口なので、あまり進みが良くなく最後までテンポを掴めなかった、そんな印象を受けた。

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    2019年03月25日
  • 機動戦士ムーンガンダム (1)

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    ZZと逆シァの間の話ということで、戦後関係を思い出しながらになります。
    福井さんミネバ大好きなんですね、、、

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    2018年12月10日
  • 終戦のローレライ(4)

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    潜水艦、一度は乗ってみたいな。
    海水浴とかで素潜りして海底にとどまると、さっきまでうるさい位に聞こえていた海
    水浴場で遊ぶ人達の声が遠くなり
    海面を見上げると陽の光がその静かさと調和する。小さい頃から好きな光景。
    陸上には余計な音が溢れていて、その中から何か重要な声を聴き取るのは難しいけ
    ど、海の中なら聴けそうな気がする。
    パウラの感覚には遠く及ばないけど。

    戦争ってものに良いものはないけれど、戦争や災害のように抗うことのできない強大なものに対峙した時にこそ出る人間の優しさは本当に良いものだ。
    現代社会は物質的に豊かになったからなのか、『政府が、誰かが助けてくれる』的な根拠の無い安心感が奥底

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    2018年11月11日
  • 終戦のローレライ(1)

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    潜水艦、一度は乗ってみたいな。
    海水浴とかで素潜りして海底にとどまると、さっきまでうるさい位に聞こえていた海
    水浴場で遊ぶ人達の声が遠くなり
    海面を見上げると陽の光がその静かさと調和する。小さい頃から好きな光景。
    陸上には余計な音が溢れていて、その中から何か重要な声を聴き取るのは難しいけ
    ど、海の中なら聴けそうな気がする。
    パウラの感覚には遠く及ばないけど。

    戦争ってものに良いものはないけれど、戦争や災害のように抗うことのできない強大なものに対峙した時にこそ出る人間の優しさは本当に良いものだ。
    現代社会は物質的に豊かになったからなのか、『政府が、誰かが助けてくれる』的な根拠の無い安心感が奥底

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    2018年11月11日
  • 終戦のローレライ(3)

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    潜水艦、一度は乗ってみたいな。
    海水浴とかで素潜りして海底にとどまると、さっきまでうるさい位に聞こえていた海
    水浴場で遊ぶ人達の声が遠くなり
    海面を見上げると陽の光がその静かさと調和する。小さい頃から好きな光景。
    陸上には余計な音が溢れていて、その中から何か重要な声を聴き取るのは難しいけ
    ど、海の中なら聴けそうな気がする。
    パウラの感覚には遠く及ばないけど。

    戦争ってものに良いものはないけれど、戦争や災害のように抗うことのできない強大なものに対峙した時にこそ出る人間の優しさは本当に良いものだ。
    現代社会は物質的に豊かになったからなのか、『政府が、誰かが助けてくれる』的な根拠の無い安心感が奥底

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    2018年11月11日
  • 終戦のローレライ(2)

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    潜水艦、一度は乗ってみたいな。
    海水浴とかで素潜りして海底にとどまると、さっきまでうるさい位に聞こえていた海
    水浴場で遊ぶ人達の声が遠くなり
    海面を見上げると陽の光がその静かさと調和する。小さい頃から好きな光景。
    陸上には余計な音が溢れていて、その中から何か重要な声を聴き取るのは難しいけ
    ど、海の中なら聴けそうな気がする。
    パウラの感覚には遠く及ばないけど。

    戦争ってものに良いものはないけれど、戦争や災害のように抗うことのできない強大なものに対峙した時にこそ出る人間の優しさは本当に良いものだ。
    現代社会は物質的に豊かになったからなのか、『政府が、誰かが助けてくれる』的な根拠の無い安心感が奥底

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    2018年11月11日
  • 機動戦士ガンダムUC4 パラオ攻略戦

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    表紙のマリーダさんがお美しいUCシリーズ第4弾。
    今回の山場は、マリーダさんとバナージの聖堂内での会話。
    そしてラストのユニコーンとクシャトリアの戦闘、ふたりの感応。
    しかし、聞いてはいましたがマリーダさんの悲惨な過去。
    アニメでは描けない内容です…。
    しかし、相変わらず、山場以外の描写が冗長、ぐだぐだです。
    慣れてきましたが。

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    2018年10月29日
  • 機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日(上)

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    アニメ化で話題を呼んでいる原作です。,アニメは尺が厳しいため、原作の細部の描写が省略されているのがよくわかります。,導入部、サイアムとラプラスの箱の邂逅が非常にページが割かれています。,

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    2018年10月29日