福井晴敏のレビュー一覧

  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(12)

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    マリーダやミネバだけでなく多くの人を助けたいバナージ、ミネバだけを助けたいリディ。そこにこそ大きな差が生じてしまった気がするよ
    体制に抗い続ける人間、体制に呑まれてしまった人間。そういった両者を前にしてザビ家の生き残りとして藻掻き続けるミネバが手を取りたい相手なんて決まってる
    だからってあの状況で瓦礫から手を離して自由落下を選択するのは度胸があるとかそんなレベルじゃないけど
    バナージを信じていたから飛べる。バナージなら助けてくれると確信しているから待てる
    人を傷つけ殺すしか出来なかったユニコーンでようやく大切な人を助けられたバナージは大きな分岐点を正しく乗り越えられたように思えるよ

    ミネバを

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    2022年07月07日
  • 人類資金V

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    つかまった・・・

    あとはM資金の起源が清算人の遠藤の視点で明らかになります。

    次が最後。どうなるのかなー。

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    2022年06月11日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(6)

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    バナージの意思で止められる筈のパラオでの戦闘。けれど、戦闘を止める為のマリーダとの会話が逆に戦闘を引き伸ばしてしまうという……
    これを欲をかいたと表現すべきか、それとも戦闘を止める為に全力にならなかったと見るべきか…。また、バナージにとって不幸と言えるのはNT-Dの存在だね。ニュータイプを殲滅するシステムはバナージの意思に反して苛烈な戦闘を行ってしまう
    常人には不可能な戦闘はバナージがユニコーンの処理装置となる事で成立してしまう。戦いを忌避するバナージの存在が戦いを継続させる構図はあまりに残酷
    だからこそ、最後の最後に意思をねじ込んでユニコーンを止めてみせたバナージは変化の兆しを手にしたといえ

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    2022年06月07日
  • 機動戦士ガンダムUC バンデシネ(5)

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    巻の前半はフル・フロンタルの襲撃後の話
    面白いのはリディとバナージが似た構図を取り始めた事か
    リディは敵方であるミネバから、バナージは敵方であるマリーダからそれぞれ異なる立場の話を聞いた。そして最終的に敵方を助けるため、もしくは敵方こそ自分を助けてくれる存在になる

    よくガンダム作品は単純な勧善懲悪でも正義と悪が対峙する物語でも無いなんて言及されるけど、バナージとリディが異なる所属の人間と交流する様が描かれる事で、これまでただの敵と思われていた相手の事情が見えてきて、ガンダム作品らしくなってきたように感じられるよ


    そんな中で描かれたバナージとフル・フロンタルの会談は意味深な部分が多いね

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    2022年06月04日
  • 人類資金III

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    ロシアで仕事してるところ。
    少しずつ役者が揃いだしました。
    大きなヤマには大きな仕掛けが必要なのだなぁと思いました まる

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    2022年04月17日
  • 人類資金II

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    短いので何も書けない・・・・。
    まだまだ序盤。めっちゃ逃げてる。
    映像ではとっても迫力あるんだろうなーと想像。
    でも、映像は見ない。全部読んでみてみたくなったら見る(当たり前

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    2022年03月25日
  • 川の深さは

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    ネタバレ

    自衛隊管轄の極秘情報機関「DAIS」の前身組織にまつわる壮大な冒険活劇と捕り物…と表現しても良いのだろうか。
    渦巻く陰謀や思惑も壮大。少女の騎士たるパーフェクトスキルの少年と自称・冴えない中年男性のコンビはお馴染み感がある。
    女性像についてはあまりにも理想的に描かれすぎて突っ込みたくなるものの、まさに長編アニメのような物語で読後は満足感があった。

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    2022年01月15日
  • Op.ローズダスト(下)

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    ネタバレ

    毎度おなじみの「この国」のネジレの指摘。
    超絶能力の主人公、哀愁ありつつ熱いおじさん、残した家族、権力争いする官僚、玉砕覚悟の特攻、アメリカの手の中にいる日本、、、著者の日本軍、自衛隊シリーズはこれで打ち止めとなった。

    Twelve Y. O.(講談社、1998年/講談社文庫、2001年)
    亡国のイージス(講談社、1999年/講談社文庫、2002年)
    川の深さは(講談社、2000年/講談社文庫、2003年)
    終戦のローレライ(講談社、2002年/講談社文庫、2005年)
    6ステイン(講談社、2004年/講談社文庫、2007年)
    Op.ローズダスト(文藝春秋、2006年/文春文庫、2009年)

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    2022年02月08日
  • 機動戦士ムーンガンダム (8)

    購入済み

    、、、

    今回はちょっと物足りないかな?次の巻に期待。

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    2021年11月04日
  • 終戦のローレライ(2)

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     想定していた戦争ものと違い、ファンタジーだった。映画化しているらしいが、どちらかというと映画よりアニメっぽい。エヴァンゲリオンみたい、と思ってしまったから、余計にそう感じるのかもしれないが。
     潜水艦についての詳細な描写は、あまり興味を持てない者には長くて辛かったが、敵艦との戦闘シーンはドキドキハラハラさせられ面白かった。楽しんで読めるのだが、もっと史実に沿った部分を読みたかったので、少し不完全燃焼の気がある。
     戦争ものが嫌いな普段本を読まない人でも読みやすいかもと一瞬思ったが、本を読み慣れていない人にこのボリュームは辛いか。

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    2021年08月10日
  • 終戦のローレライ(1)

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     ようやく任務のため「伊507」に乗り込んだところで終了。せっかく8月なので戦争ものをたくさん読みたいのだが、終戦記念日までに読み終えられるだろうか。
     学校の授業で習ったときは、「お国のために」と言って死ねるなんて昔の人はすごいと思っていたが、戦争関連の本を読んで決してそんなことはなかったことを知った。疑問を感じながらも、従いたくもない命令に従っていただけだったんだと、胸が苦しくなる。
     冒頭からなかなかの描写があり、この重苦しい雰囲気がさらに増していくことを思うと気が滅入る。心して読まねば。

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    2021年08月08日
  • 終戦のローレライ(1)

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     2002年度 第21回日本冒険小説協会大賞、2003年度 第24回吉川英治文学新人賞、2004年度 このミステリーがすごい!2位、第1回本屋大賞8位、と数々の賞に輝く大作。文庫では4冊に分冊されており、読み応えも十分。
     本書はその一冊目。序章と第1章が収められている。まだ物語は始まったばかりだが、すでに絶望感が漂うこの展開はなんだろう。空虚感と戦うもの、それが戦争なのだろうか。誰も幸せにしない破壊行為。そんな太平洋戦争の中で、ある特殊任務につく人々の人間模様を描く。

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    2021年08月04日
  • 亡国のイージス(上)

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    99年に大藪晴彦賞、日本冒険小説協会大賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した有名な作品。
    映画化もされた。

    沖縄にある在日米軍基地・辺野古にて前代未聞の大規模な火薬爆発事故が起きた。
    この事故により日米安保を見直そうという動きが高まる中、
    今度は北朝鮮から日本の大陸を越えたミサイルの発射事件も勃発。
    そうした状況の下、イージス級の最新システムを搭載したミサイル護衛艦《いそかぜ》は海上へ訓練に出る。
    艦長は直前に不幸な事故で息子を亡くした宮津。先任伍長の仙石はこの航海の直前に妻に別れを告げられる。
    そして海士として乗り込んだ如月行は、他の海上自衛官とは違った雰囲気を醸し出していた。
    《いそか

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    2021年03月14日
  • 亡国のイージス(下)

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    2020.11.23
    仙石さんが想像を遥かに超える男!!
    かっちぇー!!
    2人が幸せになれますように。
    日本のシステムどうなんだ…

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    2020年11月26日
  • Twelve Y.O.

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     『12』に秘められた謎を紐解き、それが徐々に姿を表す時物語の壮大なテーマが浮かび上がり、日々安寧の住処と化した現状に何の疑問を抱かぬ我々に警鐘を打ち鳴らし得る作品。専門用語、多層的な暗示を含む表現描写が、脳内映像となるには時間を要したが、それだからこそ読後の満足感は一入でした。

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    2020年11月01日
  • 川の深さは

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    ネタバレ

    地下鉄サリン事件を思わせるテロ事件は市ヶ谷と呼ばれる非公開諜報機関が裏で糸を引いていた。隠蔽しようと関係者を消す組織から少女を守ろうとする少年の話。
    作者の一作目であり、亡国のイージスや終戦のローレライの原型。ルックスもよく飛び抜けた能力のある少年が、大きな組織に歯向かい、まともで経験がありどこかお人好しな中年がそれを支える。構図は似てても、面白い。

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    2020年09月13日
  • 平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった

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    テレビでよく震災に遭遇した際のシミュレーションドラマが
    あると思いますが、それを文章にしただけでした。
    おそらくこのタイトルの本を手にする人は、震災に対して
    意識がある人たちだと思うのですが
    その人たちなら周知の事が述べられていることが
    多かったように思います。

    しかしこの作品が発売された時はそうではなかったのかもしれません。
    あれから日本はフィクションをはるかに凌駕する大震災を経験しました。
    以降、震災に対する人々の意識のフェーズが変わったように思います。

    文章は読みやすく主人公にも感情移入しやすいので
    ストレスなくすらすらと読むことができます。
    いい作品だと思いますが、震災時の身の処し

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    2020年08月06日
  • 川の深さは

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    ネタバレ

    なんとなくタイトルに惹 かれて買った。
    漫画チックではあったが引き込まれる勢いがあった。
    ここまでやっちゃぁ・・・とも思うが、オウム事件じたいそれどころじゃなかったからなしではないな。
    ヒロイズム過多で辟易する部分もある、けど一挙に読んだ。 福井晴敏って「亡国のイージス」とか「終戦のローレライ」を書いた人なんだ。今知った。どっちも観てないけど

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    2020年02月12日
  • 小説・震災後

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    読んでいるうちに、あの時の気持ちがよみがえる。
    やっぱり苦しくなる…。

    子供たちの未来と将来について、とても考えさせられた。
    親父と妻は芯が強くて、主人公のダメっぷりが際立つが、
    これが私自身も含めて、大多数なのかもしれない。

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    2019年08月22日
  • 小説 映画 空母いぶき

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    ネタバレ

    映画を先に観てたから、すいすい読めた。
    新たにわかったことはコンビニ店長の中井貴一は大手商社を辞めて家業を継いでたのね。
    垂水総理のラスト近くの言葉、”日常の当たり前の生活、ささやかな幸せ、それを守るのが政治家”活字で読んでも感動する。
    ニシジとくらのすけ、このふたり意外考えられない見事な配役。

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    2019年06月11日