原田マハのレビュー一覧

  • 晴れの日の木馬たち

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     2年ぶりの原田マハさん作品は、明治末期、自分の意志で道を切り拓くことが困難だった時代に、作家になるという道を追い求めた少女・すてらの人生が描かれます。マハさんらしい胸が熱くなる良質な物語でした。

     原田マハさん自身、アートに携わる仕事の後に作家デビューしているので、本作の主人公は、原田マハさん自身を投影したかのようです。また、芸術や文学普及の功労者である実在人物も登場させ、その想いもうまく散りばめて、多層的で深みのある読後感につながっていると思いました。大きく3つのメッセージを受け取りました。

     〈好きなことを追求し挑戦し続ける意義〉
     この意義を感じることは、主体性が向上し、自分が納得

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    2026年04月16日
  • たゆたえども沈まず

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    初めてこういう作品を読んだ。この本はおばあちゃんの遺品から貰ったもの。
    美しい描写と、ゴッホの生き様が不協和音を生み出してる感覚…
    美術館とか行ったことなかったけど、絵をみる、感じることの素敵さをこの本で学んだ気がする。
    それにしても、たゆたえども沈まずって素敵な言葉だな。
    おばあちゃんはこの本を読んで何を思ったのかな〜。私ももう少し歳を重ねてからも読んでみたい。

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    2026年04月16日
  • 本日は、お日柄もよく

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    伝説のスピーチライター久遠久美。
    彼女のスピーチには本当に心を打たれてしまった。
    フィクションだって分かっているはずなのに、そのスピーチには本当に血が通い、熱があって、オバマ大統領やキング牧師のスピーチのような、実在した人の本当にあったスピーチかのように読み入ってしまった。

    久遠久美のスピーチ、つまり作者である原田マハが考えたスピーチ原稿。
    言葉を操る人の言葉って本当にすごいって思った。

    人を感動させ、動かす言葉が持つ力。魔法の言葉。
    一字一句、言葉を選び考えながら今、この感想を書いてみてはいるけど、語彙も足りないし、圧倒的にセンスのない自分には到底真似の出来ないものだなって痛感した。でも

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    2026年04月15日
  • 晴れの日の木馬たち

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    鮮やかに情景が浮かんでくる描写に引き込まれてしまう。
    経験していない大正時代の雰囲気を共に過ごしてしまったかのような。
    書くことで、道を拓く姿に刺激を貰いました。

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    2026年04月15日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    「常設展示室」あまりにも文学として完成されすぎている。
    アガペー、フィリア、ストルゲー、エロス、タナトス、キュリオシティが、流れるように、混ざり合うように、ノスタルジーさえ感じさせる、そんな作品。

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    2026年04月14日
  • モネのあしあと

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    モネの作品には多くの睡蓮の花が咲いている。
    そしてその睡蓮の花は、モネ自身が実際に見た睡蓮の花である。モネから見える睡蓮は、本当に美しく、永久的なものであり、多くの人を魅了してきた。そしてこの本の著者である原田マハさんはこう語る。
     厄災や不穏、(不安や苦しい、悲しい時)も睡蓮は花開いている。モネは、自然の摂理にままらならぬ人の営みを重ね合わせて、大丈夫、いずれ花は開くのだからと、論してくれているのではないか。
     何かが我々の中で起こったり、変化が起こったとしてもあの睡蓮の花は常にこちらを向いて語ってくれるのだ。モネ作品がさらに好きになった。

    パリへ行く際に、この「モネのあしあと」と「ジヴェ

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    2026年04月13日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    おかえりの里帰り。ふるさとに帰らないと決めていた「おかえり」が、旅屋の依頼でふるさと北海道に足を踏み入れる。結果多くの人との出会いの中から、故郷に想いを馳せる。「おかえりなさい、その場所へ。きっと待っているはずですから」思わず涙が出てきた。続編を期待したい。

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    2026年04月13日
  • 楽園のカンヴァス

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    友人からのオススメで拝読。
    紹介文を読んだだけでは話の内容があまり想像できず、自分が芸術分野に精通していないこともあって、人からの薦めでなかったら決して自分では手に取らないようなジャンルの本である本書を最後まで読み切れるか不安な気持ちがあったが、いざ読み進めると驚くほどページを捲る手が止まらなかった。「芸術」という一見敷居の高いテーマを扱いつつも、ミステリー要素とドラマチックな展開が絶妙に絡み合い、知識の有無にかかわらず物語の世界へと引き込まれる感覚があった。作中には数多くの美術用語や作品が登場していたが、決して置いてけぼりにされることがなく、むしろ、物語の流れの中での自然かつ丁寧な説明によっ

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    2026年04月12日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    久しぶりに夢中になった小説。エイミーが痺れるくらいかっこよくて、こんな女性になりたいと強く思った。やっぱり度胸があって、芯のある人は素敵だな。

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    2026年04月12日
  • ジヴェルニーの食卓

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    『たゆたえども沈まず』『生きるぼくら』に続いて原田マハ3作目。こちらも良かったーー。パリ旅行に行くので、ジヴェルニーの食卓を読んで、オランジュリーに行くのが楽しみになった。解説に『芸術家にも一般人のような日常がある』というようなことが書いてあり、その通りだよなとしみじみ。芸術に詳しくないため、無意識にアートには一線を引いていたけど、原田マハのアートフィクションはその線を静かに取り除いてくれる気がする。

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    2026年04月12日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ネタバレ

    スピーチ、ひとつひとつに感動して胸が震えた。
    これタイトルはいつ使われるのかなと思っていたら、なるほど〜〜!
    最後の最後もおめでとうと言いたくなるラストでした。本日は、お日柄もよく。素敵な言葉。

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    2026年04月12日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホ、テオに林、同時代のパリにいた絵描きと画商、彼らは果たして出会っていたのか?ゴッホとテオの苦悩を中心に印象派と浮世絵によって押し出され、吐き出された絵の数々。

    まだ売れてない、売れる前のゴッホの命の叫び、それを支える弟の現実との端境での苦悩を原田先生は鮮やかな文で描き出していると感じた。

    素直に面白いと言える作品だった

    銃が出てきたということは必ず発射されるということ。1Q84にも書かれた法則に感動した

    これからパリに旅立つ。ロダン美術館のタンギー親父を見れますように

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    2026年04月12日
  • 楽園のカンヴァス

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    自分では絶対選ばない本、先輩の薦め、センキュー

    美術全然わからんので、絵見てもこれが好き、嫌い、理由はない、みたいな幼稚な見方しかできないのだが、、、知識を持つことで豊かな見方を獲得できると思うと勉強したくなる
    (が、しない)

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    2026年04月12日
  • 楽園のカンヴァス

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    近代絵画の真贋をめぐって、時代が行き来する展開が面白い。アンリ・ルソーの絵にそんなに深い物語が隠されていたのか。と考えさせられると同時に原田マハさんの秀逸な人間描写が心を打った。最後に繋がるキャピタルもなるほどというスッキリ感があって気持ちが晴れる作品だった。

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    2026年04月12日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    【目次】

    うつくしい墓(マティス)

    エトワール(ドガ)

    タンギー爺さん(セザンヌ)

    ジヴェルニーの食卓(モネ)

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    2026年04月12日
  • たゆたえども沈まず

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    ネタバレ

    世界のすべてに背を向けられ、拒絶され、それでも世界のすべてが味方で、セーヌにつながっている
    Bon. 結構。

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    2026年04月12日
  • 永遠をさがしに

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    なんて清々しい読後感なんでしょう!
    とてもとても良かった。「私、何でもっと早く読まなかったのー!」って思いました。

    一流オーケストラ指揮者の父と元チェリストの母が両親の少女・和音を描いた音楽小説。希望に満ちたラストは、目の前に未来への道が広がっていくようでした。

    孤独と寂しさのなかで生きる和音の日常に明かりを灯してくれるのは、数少ない友人の朱里と文人だけ。
    そんな和音の日常に突然やって来た女性・真弓さんによって、和音の毎日が一変!

    大人らしくない印象が強いですが、実は感情豊かで、思いやりがあって人のために行動できる真弓さん。頭で考えるよりも、感情で惹きつけられてしまう魅力があります。

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    2026年04月12日
  • 独立記念日

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    今の季節にぴったりの本。数年ぶりに再読。
    初めてこの本を読んでから今までの期間
    わたしもきっと何回も「独立」してきた。
    あの時独立した経験があるから
    今も新しい一歩を踏み出す勇気が
    身についてるのかもしれない。

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    2026年04月12日
  • 本日は、お日柄もよく

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    言葉には力がある。
    分かっていたようで、分かってなかったんだなと思わされた。
    だれかの心にブッ刺さるようなスピーチやワードチョイスのセンス磨いていきたい。
    主人公の熱心さ、心の動かされ方にすごく共感できて途中からずっと主人公が眩しかった。

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    2026年04月10日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    美しき愚かなものたちのタブローというタイトル、戦後を芸術で復興せよ、の帯、アルルの寝室の表紙、いずれも思わず手を取りたくなる要素満載のこの本は原田マハさんの本の中でも三本の指に入る好きな本だ。現在上野にある国立西洋美術館の創設にあたって、松方幸次郎とその周りの男たちがどれほど熱い想いで、日本の未来に向けてタブローを守り、遺し、平和への願いを抱いていたか、目頭が何度も熱くなった。芸術の力は本当に侮れない。私も頑張って生きないと。

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    2026年04月08日