池波正太郎のレビュー一覧

  • 幕末新選組 新装版

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    流石は池波正太郎先生!!!
    と言っても過言ではない新選組の話。
    主人公として、永倉新八を取り上げてるのも
    また面白いなと。
    近藤勇、土方歳三、沖田総司、藤堂平助などなど
    新選組といえば〜な人々ももちろん出てくるのだけども
    ここは敢えての永倉新八。
    知らなかった生涯を淡々と。
    江戸での若かりし日々、京都での生活、そしてまた江戸
    最後は蝦夷へ。
    それでも最後まで剣を捨てない男。
    いろんな場所へ転々としながらも、もっと強く!という葛藤や
    色恋沙汰もあり、明治維新までどう生きたのか?何を思ったりしたのか?を
    代弁しているような。
    終わり方も爽やかすぎて、なんとも言えない爽快感。

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    2015年03月04日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

    購入済み

    真田太平記

    現在まで歴史小説は色々と読んだが大変に良かった

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    2015年02月16日
  • 日曜日の万年筆

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    池波さんのエッセイの中でも大好きな一冊です。読むのは三度目、でも毎回諭され、気づかされる。池波さんの言う通り平成20年後半のこの国はいけない国に成りつつあります。
    もう、間に合わないかもしれませんね。恥ずかしいことです。

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    2015年02月03日
  • 剣客商売三 陽炎の男

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    ネタバレ

    剣客商売第3弾。秋山父子の活躍はいつ見ても、飄々としていて、それでも筋が通った気持ちのよいもの。
    3弾に至り、子・大治郎の変化・成長と、美冬の心境の変化というこれまた見ていて次がどうなるのか気になる展開が広がっていきます。
    にしても、食事の描写、匂いが漂ってきそうで涎がたまるのが分かるくらい、おいしそうなんですよね~。あぁ、お腹減った。

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    2015年01月29日
  • 青春忘れもの

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    作家池波正太郎が自ら綴る青春。その時代、食、家族、芝居、映画、音楽、絵画等々なんとも傑作なエッセイです。
    まだ45歳前の池波氏にこの「青春忘れもの」を書かせた小説新潮の川野黎子さんの見識にも脱帽。巻末の「同門の宴」も傑作短編でイイ。

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    2015年01月21日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    「真田太平記」を読んだことがある人には、かなり面白い本だと思います。
    読んだことが無い人にとってどうなのかは、ちょっと判んないです(笑)。
    ただ、発表順は、全然逆なんですね。この本に入っているのは、

    「真田騒動~恩田木工~」(発表1956) ※これで、「時代小説を書くぞ」という方針が決まったそうです。
    「信濃大名記」(発表1957)
    「碁盤の首」(発表1958)
    「錯乱」(発表1960) ※直木賞をこれで受賞されたそうです。
    「この父その子」(発表1970)

    の、5編。
    そして、池波正太郎さんの年譜で言うと、

    「鬼平犯科帳」1967~
    「剣客商売」1972~
    「仕掛人梅安」1972~
    「真田太平記」1974~

    と、なっています。だから、「真田太平記を書いた余波で書いた短編」では、全然ないんですね。

    池波正太郎さんの、オンリーワンと言って良い持ち味が良く出ていますね。
    悪事に落ちる悪者の、業の凄味…怖さ…人間的な味わいにまで思えてしまう…。
    悪事と欲と怖れに満ちた浮世の中で、思いを曲げない男女の佇まい…。
    人間臭さ…清濁併せたぬくもり…。どこか俯瞰なもののあわれ…。と、でも言いましょうか。


    簡単に内容の備忘録を。
    「真田騒動~恩田木工~」
    武骨な年代記のような形で、「江戸時代。暗愚な殿様、逆臣のせいで混乱する大名。地味に建て直しに粉骨する主人公」というお話。
    暗黒時代のストレス感、主人公がヒーローではない生身な生活感。
    乱れ落ちる大名家の様子がリアルで、かなり面白い。
    悪に傾き、落ちていく人間像を体温ごと描くような持ち味は、池波節が初期からキラキラしていたことが判ります。

    「信濃大名記」
    大阪冬の陣と夏の陣の間に、真田幸村と真田信幸の兄弟が、お忍びで会った。久闊を叙した。
    そしてその後の歳月を、信幸の視点で描く。
    豊臣滅亡、天下泰平の後で。忽然と信幸が、父昌幸と弟幸村と同じく、戦場と抵抗への欲求に駆られる、その不条理な心情が実に生で面白い。
    ただ、歴史的な予備知識がないと、手触りが楽しめない掌編だと思います。

    「碁盤の首」
    良く出来たオハナシ。
    信幸在世時代の真田家を舞台に、悪者の家臣を成敗するまでの気の利いた短編。
    強姦で捕まえた人格破綻者の家臣。脱走して幕府に讒言。
    お家安泰のために成敗したい。
    名君・信幸の策は。悪者の碁仇だった家臣に、悪者をおびき寄せさせるために…。

    「錯乱」
    これまた、時代小説なんだけど、良く出来た大人のミステリー小説、と言って良い。
    事件は、真田家の後継ぎ騒動。君主が病死。幼年の子供か、悪者な弟か。
    進む悪者側の陰謀。追い詰めれらる子ども側。悪者側の糸を引く徳川幕府。
    真田家の中に潜む、「実は幕府のスパイ」という家臣。
    その家臣の人間的な、スパイとしてのストレスと苦悩。この辺はグレアム・グリーン顔負けの人間ドラマ。
    名探偵は、90代の!隠居の信幸。(ほんとに長生きだったんですね。すごいですね)。
    敗色濃厚、絶体絶命の真田家を、どう救うのか。
    これは確かに、絶品の中編。
    名探偵の老人・信幸の人間像と、プレッシャーの中でもがくスパイの心情が、どっきどき。
    「スパイ中心の悪漢小説、信幸が鬼平だ」と、考えたら、素晴らしい鬼平モノだ、とも言えますね。

    「この父その子」
    これは、淡い味わいの心情ドラマ。
    信幸死後の真田家。
    貧乏な家の為、倹約に努める質素な若殿(と、言っても、もう中年)が覚えた、初めての恋、情事。
    道ならず生まれたその男子の数奇な運命。
    人の弱さ、狡さ、疑い。その中で芯を貫く泥中の蓮。ままならない浮世のあわれさ。人の体臭が匂うような温かさ。
    でも、残酷とか悲惨とか、というところまで落ち込まない、独特の湿度というか。
    肩の力の抜けた、物書きとしての熟度を感じる掌編。

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    2015年01月15日
  • 男振

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    昔の日本人の心意気・矜持が爽やかに描かれていますね。
    ラストシーンは池波正太郎ならではの滋味あふれる、じつに良いものでした。

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    2014年12月23日
  • 炎の武士

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    これは何度も何度も読んでいる大好きな本。
    その、人となりも大好きな作家、池波正太郎さんの初期の短編集。
    戦国の武者鳥居強右衛門と、土方歳三と、間宮林蔵と、新選組の原田佐之助の4人が描かれている。
    やっぱイイわ~読み応えがあるのだ。

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    2014年11月02日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

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    ネタバレ

    遂に大坂夏の陣.統率が機能していない西軍は無駄に兵を失い,遂に決戦の日を迎える.真田軍の猛攻も最後は兵力差の壁を破れず,ついに西軍は崩壊し,真の意味での天下統一が成し遂げられる.これまで10巻は,この巻のためにある.

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    2014年07月19日
  • 幕末新選組 新装版

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    この本で永倉新八を知り、新選組の見えなかった部分も知ることができた。
    燃えよ剣、にて新選組の本を初めて読みはじめたけども、この幕末新選組の方が圧倒的に分かりやすくて読みやすい。
    また、燃えよ剣よりも正確だろうと予想する。

    読み終えた後には爽やかさが残り、この本を読んで本当に良かったと思う。

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    2014年06月03日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    ネタバレ

    休暇を取って京都まで旅行に出かけるも先々で事件に遭遇し、やっぱり仕事をする長官(笑)個人的には盗賊の手下になった、盗法秘伝が好きかなー。シリーズ3冊目だけど長官の人柄がすごく素敵!

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    2014年05月19日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    関ヶ原後の幸村の流罪から4代藩主信弘まで。
    池波正太郎さんの作品はおもしろいので今から読んでいこうかなと。

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    2014年05月16日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    長野県上田市の真田氏歴史館を訪れた際に購入しました。

    本書は五篇の小説からなる。
    舞台は信州松代であり、すべてに真田家の人々が登場している。
    それぞれの話が、いろんな角度から展開されていて再登場する人物もいて面白い。
    いつの時代でも世の中を統率するには苦労が付き物ですね。

    小野のお通は惹かれる何かを持ち合わせている。
    関連本を読みたくなります。

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    2014年05月07日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    「剣客商売」、「梅安」、「鬼平」等の有名シリーズに代表される池波作品だが、氏の文学の代表作はこの本に代表される「真田もの」でしょう。直木賞受賞作の「錯乱」や「真田騒動」など真田家を学ぶには池波正太郎の真田ものです。
    そして最期には「真田太平記」です。

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    2014年05月01日
  • 鬼平犯科帳(十四)

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    男前の密偵、伊佐次が昔の仲間に殺されてしまった…(;´Д`A
    「五月闇」を読み終えた時は、大事な友達が死んだような喪失感を覚えた。その次の短編「さむらい松五郎」で、冒頭伊佐次を刺した昔の仲間、伊佐蔵が斬首されるに際し、「お前が刺した伊佐次は元気に暮らしているぞ」と伊佐蔵へ声をかけた兎忠の悔しさが堪らなかった。
    15巻以降、また古参の密偵や同心が死んでしまうのだろうか?
    長編シリーズの辛いところであり、また醍醐味でもあるな…(。-_-。)

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    2014年04月05日
  • 男の系譜

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    池波さんの描き下ろしのこの作品は時代時代の男をとおして池波理論を語る。
    戦国、江戸、幕末の男を語る池波さんは、自分の思いをこの作品でぶちまけているのかも。
    「人間は、生まれてから死ぬところに向かって進んでいる。それしか分かっていない。後のことはわかっていない。人間は生まれて来て毎日死に向かって歩み続けているのだ。」

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    2014年03月27日
  • おせん

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    13の短編が。
    オンナのすごさを 痛感させる。
    池波正太郎は やはり、オンナのキレがいい。

    蕎麦切おその
    そばしか食べることができない おその。
    おそのの そばで 店が繁盛するが、
    店の旦那と つきあったと勘違いされて。
    おそのは,いいわけもしなかった。

    烈女切腹
    りつは 評判の悪い 側用人 渡辺茂太夫とその息子を 切り捨てた。
    それは、父親の仇だけでなく、ある想いがあった。
    御家の大事と保身に走るサムライを尻目に 道を通す。

    おせん
    おせんは 弥四郎というオトコとつきあったことがある。
    弥四郎の妻は おせんのお陰で 生活ができなくなったと
    弥四郎の母親を おせんにおしつけるのである。
    おせんは 最初は いやがったが 
    弥四郎の母親に興味を抱くのだった。

    力婦伝
    さつは 人並みはずれた 力を持っていた。
    それで、嫁に行く先もないが、武家奉公することになった。
    道女はいじめられてばかりいたが、さつは それをかばった。

    御菓子所・壺屋火事
    惣次郎は 気だてのいいオトコでよく働く。
    そんな惣次郎に対して 冗談を言うやつがいたのだが
    それを真に受けた 旦那がいた。
    そのことで、牢屋に送られるのだった。
    それを慕う お伝は。

    女の血
    八千代は 貧乏な食い扶持の金之助と結婚できたが、
    横恋慕した弥十郎に 金之助が殺されてしまう。
    八千代は 女だてらに 仇をとろうとする。
    それで,道場に 剣術を習いにいくが。
    その道場主に手込めにされる。

    三河屋お長
    不作の生大根と言われた お長は そのことが気にかかっていた。

    あいびき
    お徳はものたらない生活に、はけ口をもとめた。
    それを 文吉にみつかって、25両を要求された。

    お千代
    大工職人松五郎は、お千代という猫をかっていた。
    嫁なんかいらないと思っていたが 棟梁から結婚しろと勧められる。

    梅屋のおしげ
    おしげは 顔一面のあばたができていた。
    そのことで、辛い想いをしたが お姉さんが励ましてくれていたのだが。

    平松屋おみつ
    おみつは キセル職人の父親と暮らしていたが、
    父親が 斬殺された。
    そして奉公にでて おりんと言うしつけの厳しいおかみさんに
    教育を受けて、りっぱに 成長する。

    おきぬとお道
    オンナは 顔だけで判断してはいけないのだ。

    狐の嫁入り
    枕元に キツネがでて,結婚ができないので
    おいておくれと懇願された弥次郎は、承知したが。

    いずれにしても オンナが 生き生きとしているのだ。

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    2014年03月26日
  • むかしの味

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    文庫の再読。池波氏による食べ物の描写は言うに及ばず、その後ろに浮かび上がる"むかしの味"には、その時代も味も知る由もない私でさえも郷愁を感じてしまう。

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    2014年03月08日
  • まんぞく まんぞく

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    二人の無頼浪人に暴行されかかり、腹心の家来を惨殺された堀真琴が、剣の道に入り、男装の麗人として生きていく様を描いた物語。

    一人の人間として、そして心根はあくまでも女性として、細やかな女心の機微も描いた筆致は流石の一言。

    平成の世で、仕事に生きつつも己の生き方に迷う女性は大いに共感できると思う。

    たった一行だが、剣客商売の佐々木美冬が登場するのがちょっと嬉しい。
    ぜひ、二人を出会わせてほしかった。

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    2014年02月28日
  • 鬼平犯科帳(九)

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    ネタバレ

    この巻もまた充実した話でした。五郎蔵とおまさが夫婦になったり、剣の達人と闘ったり、平蔵が命を狙われたり、狐が憑いたり、とまぁバラエティーにとんでいましたね(笑)
    柴犬のクマの活躍にも目を向けたいところです^^
    読み始めたら引き込まれてしまうのはいつものことで、ついつい鬼平の世界にどっぷりつかりこんでしまいます。楽しかった♪

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    2014年02月08日