13の短編が。
オンナのすごさを 痛感させる。
池波正太郎は やはり、オンナのキレがいい。
蕎麦切おその
そばしか食べることができない おその。
おそのの そばで 店が繁盛するが、
店の旦那と つきあったと勘違いされて。
おそのは,いいわけもしなかった。
烈女切腹
りつは 評判の悪い 側用人 渡辺茂太夫とその息子を 切り捨てた。
それは、父親の仇だけでなく、ある想いがあった。
御家の大事と保身に走るサムライを尻目に 道を通す。
おせん
おせんは 弥四郎というオトコとつきあったことがある。
弥四郎の妻は おせんのお陰で 生活ができなくなったと
弥四郎の母親を おせんにおしつけるのである。
おせんは 最初は いやがったが
弥四郎の母親に興味を抱くのだった。
力婦伝
さつは 人並みはずれた 力を持っていた。
それで、嫁に行く先もないが、武家奉公することになった。
道女はいじめられてばかりいたが、さつは それをかばった。
御菓子所・壺屋火事
惣次郎は 気だてのいいオトコでよく働く。
そんな惣次郎に対して 冗談を言うやつがいたのだが
それを真に受けた 旦那がいた。
そのことで、牢屋に送られるのだった。
それを慕う お伝は。
女の血
八千代は 貧乏な食い扶持の金之助と結婚できたが、
横恋慕した弥十郎に 金之助が殺されてしまう。
八千代は 女だてらに 仇をとろうとする。
それで,道場に 剣術を習いにいくが。
その道場主に手込めにされる。
三河屋お長
不作の生大根と言われた お長は そのことが気にかかっていた。
あいびき
お徳はものたらない生活に、はけ口をもとめた。
それを 文吉にみつかって、25両を要求された。
お千代
大工職人松五郎は、お千代という猫をかっていた。
嫁なんかいらないと思っていたが 棟梁から結婚しろと勧められる。
梅屋のおしげ
おしげは 顔一面のあばたができていた。
そのことで、辛い想いをしたが お姉さんが励ましてくれていたのだが。
平松屋おみつ
おみつは キセル職人の父親と暮らしていたが、
父親が 斬殺された。
そして奉公にでて おりんと言うしつけの厳しいおかみさんに
教育を受けて、りっぱに 成長する。
おきぬとお道
オンナは 顔だけで判断してはいけないのだ。
狐の嫁入り
枕元に キツネがでて,結婚ができないので
おいておくれと懇願された弥次郎は、承知したが。
いずれにしても オンナが 生き生きとしているのだ。