池波正太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
13の短編が。
オンナのすごさを 痛感させる。
池波正太郎は やはり、オンナのキレがいい。
蕎麦切おその
そばしか食べることができない おその。
おそのの そばで 店が繁盛するが、
店の旦那と つきあったと勘違いされて。
おそのは,いいわけもしなかった。
烈女切腹
りつは 評判の悪い 側用人 渡辺茂太夫とその息子を 切り捨てた。
それは、父親の仇だけでなく、ある想いがあった。
御家の大事と保身に走るサムライを尻目に 道を通す。
おせん
おせんは 弥四郎というオトコとつきあったことがある。
弥四郎の妻は おせんのお陰で 生活ができなくなったと
弥四郎の母親を おせんにおしつけるのである。
-
Posted by ブクログ
男の作法よりリファレンス。作法より情景な訳で、こちらの方が「折りの中で、まだ濡れ濡れしているねぇ」である。
家族の料理、一人の嗜み、それから友との旅情。結局、人生って誰とテーブルを囲んだか、なんだよなーと念押しされる。
何を食べたかでは無い、どう食べたかでもない、まして何処で何時食べたかでもない。なぜ美味かったかに尽きる。試みに「今日、義父が釣った鯛の刺身を食べた。」に池翁ジェネレーターを噛ませてみる。
ー頬の渇きを感じながら帰宅すると、まず一声に義父の釣果を知らされる。加太の海を思い出せば、単調な暗い海に煌めく手応えを思い出さずには居られない。一日と置かずに卓に上がるこの鯛は、その香り