あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
音楽をテーマにしたアンソロジー。
好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。
ラブソングとタイトルに入ってますが
それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。
実在する曲が使われていたり
架空の曲だったりもしたけど
加藤さんの『約束のまだ途中』と
あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。
加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。
自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。
あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウ -
Posted by ブクログ
出だしの掴みから緊迫感があり、最後まで一気に物語が展開する。
おいちの特殊能力も、一作目よりはでしゃばりすぎることなく、ここぞというところに出てくるのがよい。
18歳という一人前の女性になる一歩手前のモラトリアムの彼女がこれからの進路を考える展開はティーンの読者には感情移入しやすい。
仲良し三人組も、ひとりはお嬢様として親の決めたレールに乗るはずだったが、冒頭謎の死を遂げる。
もうひとりは困窮した家を助けるため、自分の一生を妹や父の世話に費やすことを受け入れている。
おいちは、というと医師になりたいという憧れを持ちながらもどこか迷っている。
この時代の一般的なお嫁さんという道も二人の男性の出現 -
Posted by ブクログ
久しぶりのあさのさんの時代小説です。
最初の頃ほどではないにしろ。文章の靭さは相変わらずですね。物語としては好きな作家さんなのですが、あまり手を出していないのはそのせいです。どうも文体に疲れてしまうのです。
エンディングは素晴らしい。でも、そこに至るまでの過程がちょっと。
事情で結婚できなかった昔の人を思うあまりに、現在の夫に馴染みきれない主人公。でも、夫はとても良い人なのです。
過去は忘れられなくても、夫の愛情、そしてその誠実さや包容力にじんわり愛情を深めていく。その方が、最後への流れも素直に行ったような気がします。
その辺りは女性と男性の感性の差かもしれませんが、最後が綺麗なだけに、ちょっ