あさのあつこのレビュー一覧
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時代劇風ファンタジー、と言い切ってしまっていいのかわからないが、ファンタジー。
ただ、ファンタジーならば、作者の作品でなくてもいいかな。と言えてしまう。キャラクターの描写を中心に三人称でうまく描かれていくのだが、だからと言ってわくわくするような展開があるかと言えばそうでもなく、たんたんと世界観が描写されていくのにただただ漫然と読んでしまう。
文章が上手いから苦も無く読み進めれてしまうのだが、作者への期待感から若干辛めの評価となってしまい★3。
ミステリーの評価が甘くファンタジーの評価は辛くなるのはさーせん。そんなことを言いたくなってしまった。 -
Posted by ブクログ
三月に横手中野球部との再試合がおこなわれることがきまり、巧は試合に向けて調子をととのえていきます。一方、前の試合で瑞垣に揺さぶりをかけられ、巧の球をとれなくなってしまった豪も、本来のすがたをとりもどしていきます。
他方の横手でも、天才スラッガーとして周囲の期待を一身に浴びつづけてきた門脇と、彼の幼なじみで一筋縄ではいかない瑞垣との関係にも、すこしずつ変化が生じはじめます。
心理戦の様相を呈して来たなかにあって、一人で自分の歩むべき道を信じて進みつづける巧のすがたが光っています。
なお巻末には、横手の二年生バッテリーの萩雄人と城野達矢をえがいた短編「THE OTHER BATTERY」が収 -
Posted by ブクログ
活動休止になった野球部ですが、3年生のレギュラー・メンバーと、巧や豪たちが主体となる1年生・2年生メンバーとの間で紅白戦がおこなわれることになり、巧たちは見事勝利を収めます。
その後、巧の投球にはさらに上があると見抜いたキャプテンの海音寺は、横手第二中学校のスラッガー・門脇秀吾に連絡を取り、横手中学との練習試合を申し込みます。海音寺から巧の話を聞いた門脇は、天才1年生ピッチャーのボールを自分の目で確かめるためにやってきますが、そこで巧は、豪の構えるキャッチャー・ミットめがけて全力で投球することを躊躇してしまいます。巧が自分を信頼していないことに気づいた豪は傷つき、1年生バッテリーの間に亀裂が