あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「今日みたいな空の色を天藍って言うんや」
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「バッテリー」のサイドストーリー、というのか。
作中でライバルと描かれる横田二中の天才打者、門脇秀吾。
その幼馴染で、ひねくれ技巧遊撃手、瑞垣俊二。
本作の主人公ではなく、瑞垣にスポットを当て、
天才打者と自分の比較をしながら、自己の中での葛藤を描いていく。
「お前が負ける姿が見たかったんや」
あの試合のあとの、その後のお話。
個人的には、「バッテリー」の終わり方で良かったので、こういうその後の話の展開はなくてもいいんですが、、
あさのあつこの描く、こどもからおとなになる思春期の人物が抱える葛藤の表現が、爽やか -
Posted by ブクログ
ちょっと変わってるけど、どこにでも居そうな男女を描いた作品第2弾。
1作目は高校2年生の夏を描いていて、今回は高校3年生の夏のお話。
明確に目標が決まっていたり、親に逆らえず、でも進路はちゃんと決まっていたり。
そんな友人達を周りにして、将来何をやりたいかがわからず焦りを感じている主人公。
誰にでもそういう時期はあったのではないでしょうか。
大人になった今ではある程度流れに身を任せてうまく生きていますが、学生の頃は大人になるということに漠然とした不安を抱いていました。
頭がいいわけでもない。
特技があるわけでもない。
程度はあれ、主人公の気持ちがわかる人は多くいるはずです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ現代の雲濡村に迷い込んだハギと、ウンヌ村で死を待つハギの母・トキを助けるべく、透流はウンヌに行く。
ウンヌでは、ヒトはマノモノと恐れられていた。マノモノから聖なる力で守るミドさまを頂点に、厳しい身分制度がひかれてる世界・・・。高い身分の軍人であるジュゲは、身分は低いがきつい仕事をきちんとしてきたトキの罪に同情し、助ける。
透流はヒトではあるが、マノモノと恐れられるような、見ただけで体が腐ったりするという力はない。
では、マノモノを恐ろしい者と信じさせ、それらから聖なる力で守っているというミドの言う世界とは、作られた世界なのでは?
ウンヌの村社会の価値観を崩す考えがハギやジュゲに生まれるが、