あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊月が仕える田鶴藩主の次男圭寿が兄の急死により嗣子となり二人は田鶴を離れ江戸に移った。また燦も神波の一族の長だった祖父の遺言に従って江戸に上り、戯作者となる夢を抱いていた圭寿の使いで版元へ赴いた伊月と再会する。燦と伊月の生まれた年に起きた田鶴藩との争いから逃れた神波の一族の者の不気味な動き、圭寿へと伸びる怪しい影、伊月と燦の父親である田鶴藩筆頭家老の暗躍。序章の域を脱したとは言いにくいが徐々に面白くなってきた。特に気になるのは圭寿さまの特殊能力。異能の者と言われる神波の者たちは基本的に訓練や知識の上にある能力を有しているように思うが圭寿さまの能力はそれとはまた違いそうで、この先が楽しみだ。
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Posted by ブクログ
江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが―。少年たちが江戸を奔走する、文庫オリジナルシリーズ第二弾(「BOOK」データベースより)
あ~、だんだん話も盛り上がって、面白くなってきた~。
と思ったらあっという間に読み終わってしまった・・・。
やっぱりいくらなんでもこの薄さはないよ!
しかもこの字の大きさなら、この3倍の量で出版して欲しい!
これでまた続きを待たないといけないと思ったら -
Posted by ブクログ
ネタバレ「今日みたいな空の色を天藍って言うんや」
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「バッテリー」のサイドストーリー、というのか。
作中でライバルと描かれる横田二中の天才打者、門脇秀吾。
その幼馴染で、ひねくれ技巧遊撃手、瑞垣俊二。
本作の主人公ではなく、瑞垣にスポットを当て、
天才打者と自分の比較をしながら、自己の中での葛藤を描いていく。
「お前が負ける姿が見たかったんや」
あの試合のあとの、その後のお話。
個人的には、「バッテリー」の終わり方で良かったので、こういうその後の話の展開はなくてもいいんですが、、
あさのあつこの描く、こどもからおとなになる思春期の人物が抱える葛藤の表現が、爽やか -
Posted by ブクログ
ちょっと変わってるけど、どこにでも居そうな男女を描いた作品第2弾。
1作目は高校2年生の夏を描いていて、今回は高校3年生の夏のお話。
明確に目標が決まっていたり、親に逆らえず、でも進路はちゃんと決まっていたり。
そんな友人達を周りにして、将来何をやりたいかがわからず焦りを感じている主人公。
誰にでもそういう時期はあったのではないでしょうか。
大人になった今ではある程度流れに身を任せてうまく生きていますが、学生の頃は大人になるということに漠然とした不安を抱いていました。
頭がいいわけでもない。
特技があるわけでもない。
程度はあれ、主人公の気持ちがわかる人は多くいるはずです。