あさのあつこのレビュー一覧

  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #5

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    ネタバレ

    再読。
    そこには数々の無情理な死だけがあった。
    どんなに阿鼻叫喚の地獄であろうとこれがNO.6の現実だ。
    最後の紫苑への哀願、ネズミの想いに胸がぎゅってなった。
    ネズミは紫苑を汚したくなかったのだろう。
    天然で愚直で甘ったれだけど優しいと思っていた紫苑が、人殺しをするなんて‥許せなかったのかもしれない。
    それがましてや自分の為になんて。
    ずっと庇護してやらなければと考えていた紫苑が自ら敵に殺意を持って向かっていく。
    そんなネズミの知らない紫苑を、目の当たりにするのが怖かったりするのかも。

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    2012年09月25日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #4

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    ネタバレ

    再読。
    NO.6の虚像と西ブロックの真実。
    過酷な現実を見て知って、紫苑は確実に強くなった。
    守るものを知って失うことの怖さを覚えたネズミは、臆病になった。二人はちゃんと成長している。
    北風と太陽の話のように、正反対でありながらお互い無い部分を補い合って生きていく。
    ″きみという他者なしにぼくは生きられない。″
    相手がいるからこそ強くなれる。
    自分独りじゃないから諦める訳にはいかない。
    そんな強さに変わってゆくことをきっともう二人は気づいてるはず。

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    2012年09月25日
  • 10代の本棚 こんな本に出会いたい

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    やはりサリンジャーとドストエスフキーは推しみたい…そのとおりだとおもう。この本でまた読みたくなった本がでてきました^^

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    2012年06月05日
  • ガールズ・ブルーII

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    続編。前作から一年後の話。
    高校3年生って、将来の事について一番悩んだ時期かもしれない。
    そんなときに そばにいる幼馴染の存在って大きいな~
    学生時代からずいぶんと時は過ぎたけど、今でも連絡をとりあうのはやっぱり幼馴染かも・・・

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    2012年06月01日
  • 晩夏のプレイボール

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    野球とのいろいろな繋がりのお話が読めます。野球がとっても魅力的です。そして、甲子園の凄さに圧倒されます。

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    2012年05月31日
  • NO.6 [ナンバーシックス](1)

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    テレビよりも、お掃除ロボットのサンポが活躍してました。
    お母さんの作るベリーケーキとかも説明が省かれてたのが残念。
    戯曲からの引用がカットされるのは、ページ的に
    仕方ないことなんだろうな。
    でも逆にアニメではみられなかった、
    ネズミやシオンの表情がみられたので、
    原作もアニメもコミック版も、相互でみるとより楽しいです。

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    2012年05月05日
  • ラスト・イニング

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    ネタバレ

    内容的にはバッテリーの続編なんですが、視点が少し違っていてよい。門脇や水垣など、バッテリーでは脇役、敵チームとして登場するキャラクターに焦点を当てているため、本編を読むときに、奥深く感じる。

    0
    2012年04月30日
  • 燦 1 風の刃

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    あさのさんの作品はかなり読んでるけど、
    似てるパターンが多いなと思った。
    話の書き方もうまいし、描写も丁寧。
    ただちょっと人物描写が長すぎる気もする。
    No.6に似てる。弥勒の月や福音の少年なんかにも。
    いい作品なんだろうけど、少しマンネリかもしれない。

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    2012年04月19日
  • 燦 2 光の刃

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    伊月が仕える田鶴藩主の次男圭寿が兄の急死により嗣子となり二人は田鶴を離れ江戸に移った。また燦も神波の一族の長だった祖父の遺言に従って江戸に上り、戯作者となる夢を抱いていた圭寿の使いで版元へ赴いた伊月と再会する。燦と伊月の生まれた年に起きた田鶴藩との争いから逃れた神波の一族の者の不気味な動き、圭寿へと伸びる怪しい影、伊月と燦の父親である田鶴藩筆頭家老の暗躍。序章の域を脱したとは言いにくいが徐々に面白くなってきた。特に気になるのは圭寿さまの特殊能力。異能の者と言われる神波の者たちは基本的に訓練や知識の上にある能力を有しているように思うが圭寿さまの能力はそれとはまた違いそうで、この先が楽しみだ。

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    2012年04月10日
  • 燦 1 風の刃

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    山の民、神波の一族の生き残り燦とその双子の兄で田鶴藩家老の嫡男、伊月の物語。わけあって互いの存在を知らず育った二人は田鶴藩主に燦がたった一人で襲いかかったとき、刃を交え対面を果たす。二人が出会ったことで神波の一族と田鶴藩の因縁を伊月も知り、物語は動き出す。一巻はまだまだ序章。人物紹介と物語の背景に終始。

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    2012年04月10日
  • 燦 2 光の刃

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    江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが―。少年たちが江戸を奔走する、文庫オリジナルシリーズ第二弾(「BOOK」データベースより)

    あ~、だんだん話も盛り上がって、面白くなってきた~。
    と思ったらあっという間に読み終わってしまった・・・。
    やっぱりいくらなんでもこの薄さはないよ!
    しかもこの字の大きさなら、この3倍の量で出版して欲しい!
    これでまた続きを待たないといけないと思ったら

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    2012年04月04日
  • 燦 2 光の刃

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    なにげに伊月の主である圭寿様と、燦の相棒――親友というべきか?――の八神が好きだ^^

     主人公たちの若さを一人称視点によって読み、
     その相棒の存在によって世界観を客観視して読むことができる。
     キャラクター設定と配置の妙があさのあつこの真骨頂かなと思う。

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    2012年03月29日
  • ラスト・イニング

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    ネタバレ

    「今日みたいな空の色を天藍って言うんや」

    ※※
    「バッテリー」のサイドストーリー、というのか。

    作中でライバルと描かれる横田二中の天才打者、門脇秀吾。
    その幼馴染で、ひねくれ技巧遊撃手、瑞垣俊二。

    本作の主人公ではなく、瑞垣にスポットを当て、
    天才打者と自分の比較をしながら、自己の中での葛藤を描いていく。

    「お前が負ける姿が見たかったんや」

    あの試合のあとの、その後のお話。


    個人的には、「バッテリー」の終わり方で良かったので、こういうその後の話の展開はなくてもいいんですが、、

    あさのあつこの描く、こどもからおとなになる思春期の人物が抱える葛藤の表現が、爽やか

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    2012年03月17日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #5

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    自分と犬たちのことだけで精一杯、
    そんな考え方だったのに

    紫苑と関わるうちにイヌカシの心に寂しいとか心配とか
    そんな心境の変化をもたらしたことが
    嬉しかった^^

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    2012年03月11日
  • 福音の少年

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    あさのあつこさんの文体をみると思い出すのは、やはりバッテリー。
    この物語は少年、少女、それぞれの不安が描かれているぶん、暗く感じる箇所もあった。
    ラストがもっと読みたかった気もする。

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    2012年02月20日
  • 福音の少年

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    少年二人と少女の物語。思春期の頃であれば少なからず誰もが持つ疎外感と不安。それらをデフォルメした形で描いている様に感じた。
    はじめから終わりまで、スピード感あふれる展開で一気に読破してしまった。
    平凡な少女期であったはずなのに、どこか主人公達と重ね合わせてしまうのは私だけではないように思う。

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    2012年02月19日
  • 燦 1 風の刃

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    本書を手に取ったとき、あと100ページあったら良かったのにと、思わずおもってしまうくらいページ数が少なく感じた。
    内容もまだ1巻目とあって、主要キャラクターの説明が中心の
    序章で終了。
    話しの舞台が、次回から江戸に移るので、今後キャラクター達が
    どう動き回るのか展開が楽しみです。
    また本作を読んでいて一番に思ったのは、どこかNO.6の
    お江戸版のような印象を受けたこと。
    あさのさんの好みを感じつつ、NO.6を超える作品になることを
    期待したいです。

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    2012年01月26日
  • 燦 2 光の刃

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    圭寿が意外としたたかで、有能な主君ぶりを披露している。
    神波碧空伝と物語がリンクしたりするのだろうか。

    まだ燦も伊月も流されるままで、
    自発的な行動は少ないけれど、
    身辺では血生臭く歯車は動き出しているよう。

    次巻には何か大きなことが起きそうな予感。

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    2012年01月17日
  • 10代の本棚 こんな本に出会いたい

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    大人の人は10代の頃どんな本に出会い、どんなふうに成長していったの?答えてくれるのはあさのあつこ、はやみねかおる、堤未果、石井睦美らをはじめとする作家やジャーナリスト、女優など様々な職業の13人。名作を読んだけどほとんど内容は覚えていない、安部公房を初めて読んでびっくり、友だちと回し読み・・・そんないつの時代も変わらない風景があり、また、その人の今の職業につながるような出会いもあって、共感と発見に満ちたブックガイドです。

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    2012年01月13日
  • 燦 1 風の刃

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    あぁ、これは面白くなりそうだ、いう予感に溢れた一巻。
    序章でありながら、ここまで、ぐいぐいと引き込ませる力があるのは、
    さすがにあさの先生。

    おっとりした伊月もいいけれど、
    やっぱり野性味溢れる燦が魅力的。
    この組み合わせはNo.6の紫苑とネズミのようで、
    どう変化をつけてくるのかが、今後の楽しみ。

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    2012年01月13日