あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
続編が出てるって知らなくて、たまたま見つけて購入。
記録会の1日だけの物語なのに、多くの人物の語りがあった。碧李が再び走り始めて嬉しく思った。さらなる続編に期待。
個人的には「ランナー」の方が中身が濃くて面白かったな。
【2016.10再読】
「ランナー」に続いて一気に読み直し。前作の印象が残った状態で読むと、初読時よりも頭に入り胸に迫るものがあった。走ることの不安と快楽が、息遣いや鼓動が伝わってきた。碧李の走りがどこまで伸びていくのか、三堂貢とは何者なのか、杏樹と千賀子の関係性がどうなっていくのか。次作「レーン」を読むのが楽しみになった。 -
Posted by ブクログ
いわゆる野球の試合シーンが描かれた完全なる野球物語、というわけではなく、野球を通して人と出会いそして周りの友情を深めていく、そんな少年たちの青春物語。
「諦めるのが癖になる。あっさり諦めた方が楽やからな。楽なことって癖になりやすいで。何でもかんでも、しょうがねーって諦めるのくせになったら、やばいかもって思うて…」
過去のことなんか、どうでもいいんだ。過去ではない。ここから始まる今日が、明日が、明後日こそが自分たちのものだ。これから創りあげていく。
この二つの言葉がかなり印象的で、その部分だけ何度も何度も読み返してしまった。物語自体は大人だけでなく少年少女、幅広い層の読者に読んでもらいやす -
Posted by ブクログ
動き出す。
その前の物語の静けさの中の喧騒。
蠢く。
まさに物語中に出てくる言葉の通りだ。
業を背負って生まれたものたちが、
それぞれの業に動かされながら、
その個々人の業と業とが重なり合う。
それを時に
縁
という。
一人一人の人生だけれど、
誰かの人生の中にも生き、
自分の人生だけれど、
誰かが人生の中に生きている。
一体、ひとりの人間の人生に
どれくらいの人の人生が関わるのだろう。
直接は関係しなくても、
不思議と繋がってしまうことがある。
私はどれくらいの人の中に
生きることができるだろうか。
死してなお生きることがかなうのは
人が記憶と共に生きる動物だから。
生命の死