あさのあつこのレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
ネタバレ少年剣士の友情と成長。
あさのあつこ版蝉しぐれ? 全体的な印象は蝉しぐれだけど、話の筋はあまり近くなく、構成要素だけ。才能を見出されている剣士だったり、二人の友人だったり、お家騒動に巻き込まれていたり、誰が黒幕かわからないところだったり。でも林弥に透馬がいるのが、アクセントになっている。
青春のひと時で話は終わっているから、この先が『蝉しぐれ』的展開になるのかと言われても困るけど。叶わぬ想いを抱き続けて、それをいつか昇華するというのなら、『蝉しぐれ』展開といえるかな……?
あさのあつこは、「今」しか語らない。彼らの将来を、藤沢周平を頼りに思い描いてみたり。 -
Posted by ブクログ
あの試合の後日談を瑞垣俊二の視点で描いた。
試合展開というよりは、青少年の心の有様を描いた作品だから横手が負けたという結果にしたと思った。巧と豪は散々悩んだ挙句に答えを出した。そして、本巻では秀吾と俊二が悩み答えを出す。
原田巧という天才キャラな主人公より瑞垣俊二の方が著者は描きやすかったのではないだろうか。と、凡人の僕は思った。天才が何を考えているかなんて良く分からないし、それを一般人に伝えるのも難易度が高いだろうし。
そして、最後に全巻通して思った事は、中学生時代、自分はこんなにも色々考えていなかった。自分以外のことにそこまで想いを馳せていなかった。