あさのあつこのレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わって10代が遠くなったことにしばらくぼんやりする。
なんでこんなに焦ってるんだろう。
なんでこんなにヒリヒリするのかなあ。
あさのあつこさんと12人の方々が自分の本との出合いと思い出の本について語る。
10代のみなさんへの語りなんだけど、それぞれの本への想いや出会いに妙に嫉妬してしまう。
ちびちゃんたちには読書を無理強いせず、さりげなく?読み聞かせていこう。読むなら「やっぱりこういうの」じゃなくて自分も楽しかった本を読もう。
それにしても、「ライ麦畑でつかまえて」「赤毛のアン」が人気。
全く印象の違う2冊なのに、確かにあの頃から私にも大切な本だなあ。
今読んでも「ライ麦」のあの高熱 -
Posted by ブクログ
「本当に大切なこと」を教えてくれるお話がたくさん。
「謹賀新年」
父の突然の死により、若い継母と2人で年越しする女子高生。血縁はなくても、お母さんと呼べなくても、あったかい関係と、そこに不在の父がせつない。エピソードの一つ一つがほっこりして、その分悲しい。
「ぼくの神様」
水俣病だったりイタイイタイ病だったり。人災とも言える病気は存在する。最近では印刷会社の社員が続々と胆管がんに罹患し、問題になっている。
経済発展が落ち着いた日本ですらこうなのだ。神さまは自分の内にいる。トートが遺した言葉を抱いて踏み出したフユン。先が気になる。
「がんじっこ」
がんじっこで嫌われ者のシゲばあさん。彼女の -
Posted by ブクログ
久々のSF系ジュブナイル。
最下層に住む青年(少年?)の、辛い現実と未来へと伸びる夢、そして社会のクーデター。宇宙へ人類が進出している世界なのに、社会システムが王を頂点とした徹底的な格差社会なのが面白い。
けど・・・どっかで見たり読んだりした話だなぁ、と。
主人公のヤンも、親友のゴドも、ヤンの家族も、知り合った人々も。みんな、この手の話に必要な役割を割り振られた、型どおりの人物設定という感じがします。
でも、社会の底辺から「いつかは自分も」と上を見上げるヤンやゴドは、共感をもって応援できる若者の姿です。たぶん対象とされている若い方なら、彼らと自分を重ねて純粋に楽しめるのだろうなと思いま -
Posted by ブクログ
あさのあつこさんの時代小説である「燦」が、おもしろかったので同じ時代物としてこちらの本も買いました。
医者である父を手伝うおいちが、死人に助けを求められ謎をとく話です。
あさのあつこさんのファンなので、この本も期待していました。しかし、期待心が大きすぎて、読んだあとに、あれ?という気持ちになってしまいました。あさのさんといえば、人物の心情が瑞々しく詳細に書かれているのが特徴ですが、この作品は人物の心情が淡々としているような気がします。今までのあさのさんの作品の登場人物や物語性が印象深いものばかりだったので、余計に劣っているように感じてしまいました。あさのさんはミステリーよりも、青春ものやSF