あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ死者の魂を行くべき場所に行かせるべく、死者と生者との橋渡しをする存在、白兎をめぐるシリーズ2作目。
このシリーズはどうやら自覚のない死者が出てくるのがお約束のようなので、誰が死んでいて誰が生きているのか推測しながら読んだけど見事に外れた。今回の主役は心中未遂(?)をおこした女性で、当然ながら彼女の内面はかなり暗いものだったけど、だんだんと謎が解明されていき、最終的にはなかなかいい読後感で終わってよかった。
しかしあさのさんは児童文学も書くので、最初はこの表紙といい本のサイズといい児童文学かと思って手に取ったので、ちょっと驚いた。間違って児童書の棚に置かれたら結構まずいんじゃないかと思う。 -
Posted by ブクログ
遂に矯正施設最上階へ到達。
あさのあつこの詩的な心情表現は好きなのだが、あまりに入れ込みすぎるのも如何なものかと最近思うようになった。そうでなくても展開が遅いのに、現実枠の時間経過より、回想場面の描写の方が多くなっているように思う。回想の中で更に回想、という場面もあり…とにかくなかなか進まない。
紫苑とネズミの立ち位置がいまだ安定しない。極限に追い込まれていけば、お互いに今まで知らなかった部分が表出してくることもあるだろうが、この薄い1冊の中だけでもフラフラとしていて、少しだけイラっとしてしまった。
新書版はもう最終巻まで発刊しているそうなので、文庫版もさっさと出して欲しいところなのだが、大人