あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この世に思いを残した人の姿が見えるという不思議な能力を持つ娘おいちは、父のような医者になることを夢見て、菖蒲長屋で修業を積んでいた。
そんなある日、おいちの前に現れた女が、赤子を産み落としてすぐ姿を消し、殺される。女は一体、どんな事情を抱えていたのか。そして母を亡くした赤子の運命は?
殺された女の、聞こえるはずのない叫びを聞いたおいちは、思わぬ事態に巻き込まれていく。
一方、おいちの父のもとには、老舗の薪炭屋の主人と内儀が訪ねてきていた。母・おきくの病を治してほしいという。店を訪ねたおいちは、鬼女の顔を宿したおきくの心の闇を感じ取る。
二つの出来事は、思いがけない展開を見せていき……。
悩みな -
Posted by ブクログ
後日談みたいな話ってのは、元ネタが面白ければ面白いほど、ハードルが上がってしまうわけで、いや、人によるだろうけど、しかも元ネタを読んだのが昔だと、面白かったとい記憶だけが膨れ上がってしまい、本当はそこまで良い人じゃなかったのになんかすげー良い人みたいになってる!ってな事になる。
思い出ってのは恐ろしい。
しかしこれが脳の仕組みだからしょうがない。というわけでその漠然とした記憶だけでは登場人物も半分くらいは覚えているのか覚えていないのか、これじゃ同窓会に行って皆が盛り上がってるのに自分だけついていけない的な寂しい気持ちになって、行かなきゃ良かった!もしくは今充実してるからあいつらについていけ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんというか、主人公たちが本当に青春をしてて、いい話です。
いきなり、部活中止の事態に追い込まれて、憤慨する巧。
野球とはいったい誰のためのものなのか? という疑問を彼は持ちながら、野球のできない我が身を歯がゆく思う。
自分の関係ないところで、勝手に事態が収められ、勝手に何かを決められる、という状況を巧は好ましく思わない。
しかしながら、再び野球が出来るようになった時に顧問から伝えられたのは、「紅白戦をやる」ということだった。
本当に少年たちが真っ直ぐで眩しくて、申し訳ないくらいだったんですが、まあそれだかこその失敗もあるわけで、どうなるかはわからないですが、真っ直ぐな彼らの -
Posted by ブクログ
自分には珍しいことだけど、第一部を読んでから数ヶ月経って第二部を手に取った。
いよいよ透流がハギとウンヌの森へ入り、ハギのオカカを捜索する。
物事が都合よく起こっていくなぁと思ったり、ウンヌの民が小人のように小さな人だと思っていたので、縮尺がよく分からなくなったりした。
でも、見知らぬ世界での冒険譚は、どうしてもワクワクしてしまう。
世界の不平等にどう立ち向かうかというテーマも見え始め、続きがきになる。
見知らぬ世界を覆う、もったりと濃い闇が、読んでいると付きまとってくるよう。できればウンヌの住居等の描写をもっと詳しく読めたら、イメージがもっと深くなったかな。