ドストエフスキーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私には難しかったです。まず登場人物の名前! 同一人物でも何の断りもなく複数の名前で呼ばれるので、中盤辺りからは誰が誰やらわからなくなってしまいました。そこを圧して最後まで目は通しましたが、テーマも非常に複雑で、どこがメインで、なにをどう考えれば良いのか、個人的には理解できませんでした。新しい訳がでたらまた読んでみようと思います。
ただ1つ、面白く思ったのは、解説の「マカールの言う神の名を頻繁に唱える無神論者とは、ドストエフスキー自身のことではないのか」という指摘です。通読中は気付かなかったのですが、言われてみれば確かにそうかもしれません。個人的に、ドストエフスキーは神を信じてはいないが、神を信 -
Posted by ブクログ
ネタバレ妖艶な美女を奪い合い、長男ドミトリーと淫蕩な父親フョードルが激しくいがみ合う。
家族のことに無関心な次男イワンと心を痛める三男アレクセイ。
親子の確執は激しさを増し、悲劇は起こる。信仰や死、国家と教会、貧困、父子・兄弟関係など深遠なテーマを含む人間ドラマ。
現代の予言者ドストエフスキー生涯最後の作品を漫画化。
「父親殺し」がこの小説のメイン・イベントです。
殺される父親はフョードルといいまして、好色で性格のねじまがった老人です。
このフョードルには3人子供がいまして、彼は長男と金や娼婦・グルーシェニカをめぐって争っています。
このいざこざははもう、傍目でも見てられないくらい破廉恥なものでして -
Posted by ブクログ
ネタバレ途中でマルメラードフという中年のおじさんが出てくる。彼は仕事をしない。家で酒を飲んでクダを巻くだけなので、代わりにまだ若い(幼い)娘が体を売り、それでどうにか弟妹を養っている。彼の妻は典型的なヒステリーで、侯爵家に生まれたという虚しい過去の栄光が精神の支え。
マルメラードフは仕事を得る。得るって言っても妻がなんとか斡旋してくれただけでこの人自身は何もしない。妻は大喜びでなけなしの金をはたき、新品のシャツ、きれいな靴、汚れてない帽子、そんなものを買ってきてくれる。弟妹にも久々に温かいスープなんかが出されて、さていよいよ初出勤という日、マルメラードフは職場にいかずに酒屋で飲んだくれ、当たり前だがク