ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 地下室の手記

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    ネタバレ

    地下室に引きこもった人が書いた恥ずかしい記憶の一部。

    自意識過剰。そして性格がとても悪い。
    愛を知らず考えがねじれている…
    自分の中でこれだけ破壊してるのだから、辛いだろう。

    かわいそうだけど、あまりにも極端なので少し滑稽だった。

    なんでそんなこと言うの!大丈夫??って何回思ったか。

    せっかく愛を出されても愛の受け取り方がわからず、酷い態度に。

    自分を馬鹿にする人たちから「こいつはすごいな!」と思われたい一心。周りにそれを認めさせたいのだけど、上から目線で必死になって言うものだから、余計にバカにされ、反感を買い、本人は惨めになる。

    自分の居場所が見つからないし、これ以上恥ずかしい思いをしたくないので、地下室にこもる。

    認知療法して、自分をバカにしない人たちの中で生きていければいいんだろうけど、地下室にこもってしまったのなら、それはちょっと難しそう。

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    2018年01月05日
  • 悪霊(上)

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    村上春樹「騎士団長殺し」にドストエフスキーの悪霊の〇〇のような、との比喩があった。単身住まいで手元に本がないが、スタヴローギンのような、という文だったんだろう。
    兎も角、そんな切っ掛けで悪霊を読んでみる気になった。

    悪霊がどんな小説であるかは裏表紙にある。無神論革命思想に憑かれ破滅した青年たちを実在の事件を元に描いたと。冒頭には、プーシキンの悪霊に憑かれた姿を描く詩とルカの福音に描かれる悪霊に憑りつかれて湖に飛び込んでいく豚達の文が引用されている。

    最初の登場人物はステバン氏。歴史学者で活動家と紹介されるが、卑小な存在だったとあけすけなく綴られる。そして、彼のパトロン、ワルワーラ夫人。登場人物は多数あるが、第1部は殆どこの二人の物語。ドストエフスキーの悪い癖で意味なく唯々、長い。物語が何処に向かうのかまったく見当つかない。

    ワルワーラ夫人の子、ニコライ・スタヴローギンとステバン氏の子、ピョートル・ヴェルホーヴェンスキーの登場でやっと物語が前に進む。しかし、40年前の高校生の時分だったら「スイスでの他人の不始末」なんて持って回った云い方はピンと来なかったかも知れない。
    一旦、決着着いたと思った話が、次のシーンでどんでん返し。あれ、ミステリーだった?ネタバレに注意しよう。

    無政府主義の青年たちの心情の吐露が神についての問答となるのが日本人の自分には判りづらい。カソリックについての批判には納得するが、ロシア正教について無知だし、難しいなあと首を捻るばかり。

    最初、伝聞として語られていたニコライが小説の中で動き出すと、どう説明して良いか判らない。婚約や決闘。彼はまともに行動しているつもりなんだろうけれど、正直、理解しがたい人物として存在が重くなってくる。

    やっとの思いで、上巻を読み終えた。暫くしたら、ステバン氏のエピソードは何も頭に残っていないだろう。何のための長編だったかと云えば、疑問だらけ。ストリーテラーとしてドストエフスキーには根本的な問題があると思う。

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    2017年12月05日
  • 賭博者

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    主人公はさる将軍家の家庭教師。思いを寄せるポリーナにはすげなく扱われ、フランス野郎デ・グリューやイギリス人ミスター・アストリーとも不愉快な付き合いをしている。滑り出しは穏やかだが、中盤〈お祖母ちゃん〉登場の辺りから俄然周辺が騒がしくなってきて、主人公も次第にルーレットにのめり込んでいく……。後期の長大で深遠なる傑作群には及ぶべくもないが、程よい文章量と観念色の薄い世俗的な内容は入門編には最適かも。

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    2017年04月13日
  • 白夜

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    ドストエフスキーの作品はどうしても受け付けないものがあり、彼を嫌いになりかけるのだがその時にいつでも思い浮かべてしまうのがこれ。抒情詩人としてのドストエフスキー、これがあるので嫌いになりきれない。愛すべき宝石のような小品。

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    2017年02月26日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    第六編の三「ゾシマ長老の法話と説教から」が良かったかな~ いよいよ『カラマーゾフの兄弟』最大の見せ場、下巻へ

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    2026年02月22日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    2011年4月14日登録日/世界の文学〈第17-18〉 カラマゾフの兄弟 1・2(1966年)中央公論社 / 1966発売/池田健太郎訳/カテゴリ「長門有希の100冊」こちら、2巻目最後百ページ残し、完読ならず

    今回、文字も大きく読みやすいい文庫本にて再挑戦する。原卓也訳、レビューは次巻にて 

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    2026年02月22日
  • 貧しき人々

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    どんなに辛いときでも、声を掛け合える人がいると頑張れるよね。落ち込んでるときには遠慮して人と距離をおきがちな自分にとっては羨ましい限り。手紙でなら、暗い姿を見せずにすむし、距離感もはかりやすいかもしれないな。

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    2017年01月14日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    ドストエフスキーは「罪と罰」は小学生の頃、所謂子供向けダイジェスト版で読んだ。「白痴」は高校生の時分に父親の本棚の文学全集から引っ張り出して読んだ。辻原登さんの「東京大学で世界文学を学ぶ」で「白痴」を恐ろしい小説と取り上げていたので40年振りに読もうと思い、反射的に本屋で手に取った。

    読み始めて、あれ、ムイシュキン侯爵の話じゃないと気付く。年かな~。白痴にも白夜の情景があったような気がして勘違いしたかな~。う~ん。

    さて、「白夜」。孤独な主人公が泣いていた少女と出会う。人付き合い出来ないくせに、彼女に喋りまくる主人公。二人の心が同調しているのは判るけれど、ドストエフスキーってこんなメンドイ人だったのか。面白くないわけじゃないけれどねえ。これを今の作家が書いたら、ボロクソに云われるんじゃないかな。
    第3夜でこの話読んだことがあるような気がした。高校の時代に白痴を読んだとき、この小説も読んだんだろうか。白痴に似たエピソードがあったんだろうか。

    「おかしな人間の夢」などの短編。ドストエフスキーってやたら深刻な顔をして、難しい大作を書いた人という印象だったから、意外に思う処があった。
    「おかしな人間の夢」自殺を考え、ピストルを前に、ふと眠りこけて、見た夢.地球じゃない星で会った敬愛に包まれた人々。アーサー・クラークのSFを思い出したが、読み進める内に、大〇隆〇の理想世界のイメージに似ているなと感じた。キリスト教徒のイメージする理想ってこういうものなのだろうか。共感する部分もあるが、判らない部分も半々。
    妻が死んだ後の手記もある、互いに傷つき合う存在だったと解説にあった。詳しくは判らない。

    これからドストエフスキーをどれだけ読むかわからないが、その時にきっと本書のことを思い返すだろう。

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    2016年11月04日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    父親フョードルはずる賢く淫蕩なイヤな男。3人の息子がいるが財産分与の話から再婚予定のグルンジェシカに与えると言い始め…長男の短絡的な強欲さは父親の血を引いてるなと感じるし、次男のイワンが肝になるかな。父親殺しの犯人探しのミステリーもあるが因果応報もあり人間の本質や神やら複雑に絡み合ってる内容。

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    2016年10月23日
  • 罪と罰 上

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    いつか読もうと思っていた大作を今だ!と思い立って読んでいく。はじめ訳が古くて読みにくいかと思ったが、そんなことはなく、むしろ重厚な訳が物語に重さを与えている。内容を深く理解しているとは決して言えない。ただ、ラスコーニコフの苦悩する様子はよくわかった。この先彼の苦悩と、彼の中で問題をどのように解消していくのかを見ていきたい。ただやはり人物名は覚えにくい…最初気になって読んでいったがだんだん気にせず読んでいくと意外となんとかなった。さぁ中下へ!!

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    2016年09月21日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    【イメージを持つために】
    あまりにも原作が読みづらくて、漫画でイメージをつかむために。こちらは30分で読破。漫画ってやっぱりすごい。
    怨念は怨念と絡んでいく。
    白すぎるアリョーシャに何かあるんじゃないかと想像していましたが、深読みしすぎでした(*´﹃`*)

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    2016年09月18日
  • 悪霊 2

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    たくさん人が出てくる。他の本も読んでいたので、何度か引き返して読み返した。
    これからどうなっていくんだろう?

    感想は3巻で。

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    2016年06月09日
  • 悪霊(上)

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    相変わらずのドフトエスキー調。ロシア節。ニコライが魅力なのに出てくるのが遅すぎやしないか?前半の長々とした退屈な場面であやうく本を置きそうになってしまった。

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    2016年02月13日
  • 罪と罰(上)

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    数十ページのこしたまま読み控えている「カラマーゾフ」も凄いが『罪と罰』もさすがドすとえふすきー引き付けるられる。ラスコーリニコフの白昼夢っぽい独白が永遠とつづくがなぜかなかなか良い。罪と罰の反対語ってなんだろう、検索すると同じ様なことを考える人っているものだ、けっこう質問してる(笑

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    2026年01月21日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    ドストエフスキー作の小説の漫画化。

    短時間で読みやすい。
    しかも、要所、要所は大きなイラストでページを割いていりので、ポイントがわかりやすい。大筋を理解するには良書だと感じた。

    個人的にはありな漫画化かな。
    本来なら作家のニュアンスとかを文体から感じたいところだけど、それは難しい相談だよね、ドストエフスキーさん。
    だってロシア語読めないし。

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    2016年01月20日
  • 悪霊 1

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    正直言って退屈な語りが大半なのだが、
    キリーロフの神に対する考え方と
    5章に入ってからの展開が見どころ。

    名前が覚えられないので、
    登場人物一覧をつけておいてほしい。

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    2016年01月17日
  • 悪霊(まんがで読破)

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    ネタバレ

    帝政末期、すべての価値が崩壊し様々な思想が氾濫するロシア。
    虚無と背徳の中を生き、強烈なカリスマ性を放つニコライを崇拝するピョートルは、
    反政府組織を作り社会に混乱を招こうと企てるが、
    組織の印刷技師シャートフの離反をきっかけにおぞましい事件の幕が上がる―。
    現代の予言者ドストエフスキーが描いた黙示録を漫画化。

    組織の結束を図るため転向者を殺害した”ネチャーエフ事件”(1869年)を素材にしている。
    周りの人々に大きな影響を与える超人的人物スタヴローギンと、
    彼を取り巻く革命組織の青年達(主としてキリーロフ、シャートフ、ピョートル)や、
    ピョートルの父であり、スタヴローギンの幼少期の教師であったステパン氏らの思想と、その行き着く先を描く。

    1961年の農奴解放令によっていっさいの旧価値観が崩壊し、動揺と混乱を深める過渡期ロシア。
    青年たちは、無政府主義や無神論に走り秘密結社を組織してロシアの転覆を企てる。
    聖書に、悪霊に憑かれた豚の群が湖に飛びこんで溺死するという記述があるが、
    本書は、無神論革命思想を悪霊に見立て、それに憑かれた人々とその破滅を、実在の事件をもとに描いたものである。

    ドストエフスキーは、組織の結束を図るため転向者を殺害した「ネチャーエフ事件」を素材に、
    組織を背後で動かす悪魔的超人スタヴローギンを創造した。
    悪徳と虚無の中にしか生きられずついに自ら命を絶つスタヴローギンは、
    世界文学が生んだもっとも深刻な人間像であり、
    “ロシア的”なものの悲劇性を結晶させた本書は、
    ドストエフスキーの思想的文学的探求の頂点に位置する大作である

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    2015年12月26日
  • 罪と罰 上

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    始まって200ページくらいで殺しちゃって、あとの1000ページどうするんだろうと思ってたら登場人物が増えてちゃんとやることあった。

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    2015年12月22日
  • 未成年(下)

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    私には難しかったです。まず登場人物の名前! 同一人物でも何の断りもなく複数の名前で呼ばれるので、中盤辺りからは誰が誰やらわからなくなってしまいました。そこを圧して最後まで目は通しましたが、テーマも非常に複雑で、どこがメインで、なにをどう考えれば良いのか、個人的には理解できませんでした。新しい訳がでたらまた読んでみようと思います。
    ただ1つ、面白く思ったのは、解説の「マカールの言う神の名を頻繁に唱える無神論者とは、ドストエフスキー自身のことではないのか」という指摘です。通読中は気付かなかったのですが、言われてみれば確かにそうかもしれません。個人的に、ドストエフスキーは神を信じてはいないが、神を信じる人々を尊敬し、自身も信じられるようになることを望んでいるのではないかと常々感じながら彼の作品を読んでいるので、こうして自分の信心の薄さをこっそりと告白しているというのは充分ありうると思います。そういう深い読みができるようになれれば、もっと読書が楽しくなるのでしょうね。精進したいと思います。

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    2015年11月23日
  • 悪霊(まんがで読破)

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    ドストエフスキーが、怖いと思える本。
    【この世は奴隷9割、支配者1割】うまく行く世界など書かれておりテロでも起こしかねない思想である。

    主人公のニコライは死んだ好きだった人の呪いのようなモノに取り憑かれて精神不安定な状態になるが、その姿が神として崇められるなどなんとも言えない凄さがある作品である。
    おいらではその良さまで理解出来なかった。

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    2015年11月12日