横溝正史のレビュー一覧

  • 悪魔の降誕祭

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    巨匠・横溝正史の生み出した名探偵・金田一耕助の人となりを知るうえで欠かせない中短編集。ぜんたいを通して「仮面舞踏会」を思い起こしたのは私だけであろうか。

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    2015年09月07日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    横溝正史の短編ミステリ小説。

    短編は、ダラダラ感が無くて、一球入魂なのもあって、質が良ければとても面白いです。
    本作は◎。

    表題作の『人面瘡』もいいのですが、本格ミステリのバイブルとも言われている『蜃気楼島の情熱』が一番印象深いですね。

    実際には、なかなかできないだろうけど、本格的なトリックで、謎解きは気持ちよかったです。

    ここまで読んできた金田一耕助は陰気で気持ち悪い話が多くて、重苦しい感じだったんですが(まあそ
    れが金田一耕助らしさなんですが)、この小説は短編ということもあって、その辺りの要素も薄まっていて少し軽い感じでした。

    ちょっと語弊があるかもしれないけど、『金田一少年の事

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    2015年08月13日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    久しぶりの金田一耕介シリーズ。
    今回はそんなにぞぞーっとする感じはしなかった。
    どっちかというと、日本の伝説・昔話みたいな感じぃ。
    源頼朝の血を引く子孫の琴絵と、宮様の息子が結ばれなかったことから事件が発生していく。
    いろいろな人が、犯人の感情のために殺され、事件の背景を知り全てを失ったかにみえた智子だけど、最後は心暖かくなる終わり方で良かった。

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    2015年02月01日
  • 山名耕作の不思議な生活

    購入済み

    残念。

    もちろん、内容は、言うことありません。面白いです。横溝です。スマホで、快適に横溝を読めるなんて、こんなのスゴイです。星五つと、当然したいところなのですが、とても残念なことに、紙の本には収録されていたはずなのに、電子版では、省かれていた作品が、あったのです!なので、四つにしました。それでも、スマホで、横溝です。最高!ありがとうございます!

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    2014年11月19日
  • 恐ろしき四月馬鹿

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    十四篇の短編集となっている。
    これらの作品群が、後の横溝氏の名作を生む布石になるのかと思いながら読んだ。
    一つ一つの作品が光を放ち存在感があるようにも思われる。
    初期の作品なのに、趣があるのは考えすぎかもしれないが、しっかりと「落ち」まで書かれた物語に魅了される。

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    2014年11月14日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    金田一ジッチャンの方の事件簿。
    源頼朝の末裔と元皇族というロイヤルな血統が交錯するミステリー。

    密室あり、暗号あり、新聞の切り抜きの脅迫状あり、アリバイトリックありと、推理小説のギミックも盛り沢山ながら消化不良は一切無く、伏線も全て回収されて大満足の読み応え。
    『八つ墓村』や『犬神家の一族』ほど一般的な知名度は高くないが、単体の推理小説として至極。

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    2014年08月23日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    金田一のジッチャンの方の事件。
    『八つ墓村』と同様に語り手が別にいるため、金田一はほとんど出てこない。
    10人以上が死亡する話で、孫が活躍する『異人館村殺人事件』の六星竜一もビックリである。

    ミステリーというよりは、サスペンスな話で、探偵小説的なトリックもほとんど無いが、男女の感情の交錯という点において『八つ墓村』を超えている。

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    2014年08月16日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    眠れる花嫁、湖泥(こでい)、蜃気楼島の情熱、蝙蝠(こうもり)と蛞蝓(なめくじ)、人面瘡の5編を収録。

    湖泥のラストにおいて、とある証拠品で犯人を揺さぶる際のトリックは、孫の金田一少年も使ったことがありますね。

    蝙蝠と蛞蝓は、自分が書いた殺人シナリオが、いつの間にか実行されてしまうという『八つ墓村』のエッセンスのひとつをコミカルに描いており、なかなか愉快です。

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    2014年07月20日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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    読むつもりじゃなかったのに、うっかりフライト当日の朝から手をつけてしまったため、上下巻とも抱えて飛行機に乗る羽目に。カバーなしで釣鐘頭の表紙の文庫版を一心不乱に読みました。隣に座ってた人はなにかと思っただろうなぁ(苦笑)。

    謎が解けるにつれて、それまで漂っていたおどろおどろしい雰囲気が霧消していくのが悲しい。結局はいろんな人の欲と思惑が絡み合っていただけというか・・・まぁそれはどんなミステリを読んでもそうなんだけどさ。

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    2014年06月19日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

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    金田一耕助最後の事件。

    これも再読(というか、何度目なんだろうか?)。ワタシの持っている版は表紙が釣鐘頭の婚礼写真版なのでちょっと古いんだけど、なんで表紙変えちゃったのかなぁ、残念。

    この頃の金田一モノになると、田舎の古い因習などの要素が薄れてくるのが残念だけど、それでも十分面白い。

    古い病院の建物で不気味な婚礼写真の依頼って・・・想像しただけでも薄気味悪くていい感じ(ほめてます、これ)。

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    2014年06月08日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    それぞれ長編に匹敵する、濃度の濃い短編集( ´ ▽ ` )ノ。
    等々力警部でなく磯川警部が金田一の主な相棒( ´ ▽ ` )ノ。
    表題作、人面瘡は出さなくてもよかったかな? まるっきりブラックジャックだったけど( ´ ▽ ` )ノ。
    しかし、時代が時代とはいえ、身体障害者差別がすごいな

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    2014年05月11日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    横溝さんの長編は、ハズレが少ない( ´ ▽ ` )ノ。
    本作もまた、ワクワクドキドキ、最後まで一気読み( ´ ▽ ` )ノ。
    変態さん大集合( ´ ▽ ` )ノ。
    が、オチがなあ......

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    2014年04月25日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    ネタバレ

    小説で金田一耕助を読んだのは初めてです。
    稲垣さん主演のドラマを昔にぼんやり見た。

    初めは読みにくかったが、文章は慣れてくると読みやすく感じた。冒頭の智子が花束を海に投げ込むシーンとか、映像を想像しやすいシーンがたくさんあった。演出力高いなー。
    とにかく、おもしろかったです。犯人より結末が気になって読みました。犯人はとても健気で哀れだと思います。でも真犯人には色々つっこみどころがありすぎて。日下部氏を殺害して、どうしたかったのか。琴絵さんと戸籍上結婚できたのは不本意だったのかとか。いろいろ謎。

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    2014年02月03日
  • 金田一耕助ファイル14 七つの仮面

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    この作品で、角川文庫の横溝正史作品は完全制覇となった。

    金田一耕助が活躍する七編が収められた短編集である。いずれの短編もドロドロした男女の関係が事件を引き起こし、飄然と登場する金田一耕助が事件を解決する。長編となると、さらに家の因習やらが入り混じり、ドロドロのおどろしい展開となるのだが、短編となると意外にあっさりしたものである。

    昭和初期を舞台にした探偵小説。何よりも金田一耕助の人物像が良い。

    中学時代に金田一耕助シリーズが映画化やドラマ化されると欠かさず観ていた。その頃から横溝正史の作品を読み始めたと記憶している。大半の作品は高校時代までに読み終えていたのだが、何故かこの作品だけは未読

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    2013年09月25日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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    読み終わって、ああと溜め息。推理小説としての部分は面白い。あ、同じトリックと思いきや「日本の小説で」なんて自作の題名を出す所もお茶目。そして、人間の心理への観察も表現も繊細だ。ただ、その目は主人公、金田一耕助にも向けられている。だから金田一耕助は超人的な名探偵になれなかった。金田一耕助を愛して心配する人は沢山いるのに、ついに彼の隣に居続けられる人間は現れなかった。それが悲しい。アメリカでも日本に帰ってでも、愛情でも友情でも、彼の隣に誰かがいる様に願う。

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    2013年08月16日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

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    お馴染み名探偵・金田一耕助の活躍を描く短編集。それにしても横溝正史の語りの巧さよ!横溝ブームには色々な要因があったろうけれど、この文章の読みやすさ、心地良さがあればこそ、だろう。

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    2013年07月06日
  • 金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児

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    読後の後味の悪さでは金田一シリーズ随一だと思う。事件の猟奇性・エログロ性のレベルも相当高い上に、殆ど罪のない人間がバンバン死んでいく。おまけに寝取り(?)描写まである。
    犯人は結構意外かもしれない。しかしエンターテイメント性は低いかもしれない。

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    2013年06月08日
  • 金田一耕助ファイル14 七つの仮面

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    御存知、名探偵・金田一耕助の活躍する短編集。表題作「七つの仮面」は他の選集で金田一ものではない短編「聖女の首」として既読。小説としては「聖女の首」の方が面白かった。ただ、金田一耕助が登場すると何か微笑ましく嬉しくなってしまうのだ。それぞれの短編に人間関係や登場人物の性格に似通った点があるのは多作故のご愛嬌か。エログロ要素が多めなのは時代の需要だろう。ともかく、冷徹なまでの人間観察と温かな慈愛の目が混ざりあう横溝の語り口はリズムがよくついつい先へと読んでしまう。変装したり、粋なプレゼントをしたりする金田一の姿が見られるのも見所。

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    2013年06月05日
  • お役者文七捕物暦 花の通り魔

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    ネタバレ

    お役者文七シリーズ

    釣りの途中川から引き揚げた廿楽から女の死体を発見した文七。被害者は絵師の歌川喜多麿に描かれた3人娘の一人お葉。もう一人の娘も殺害されていた。最後の一人お仙は千寿丸に誘い出され危ういところで命を救われる。千寿丸の正体として浮かび上がった銀之丞。銀之丞は住んでいた寺から追放されていたと言うが・・・。住職の証言と茶店の娘・お君の証言の食い違い。お鶴の死体から発見された贋金。女役者・歌蝶の暗躍。お仙が生きて帰らされた理由。

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    2013年04月22日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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     世の中にはたくさんのシリーズものがある。

     面白くて長く長く続くもの。
     惜しまれながらも終わってしまうもの。
     終わったはずなのに、再び始るもの。
     
     期待通りか、期待はずれか。
     見る側の想い。作る側の考え。
     交錯して、うまく昇華したり、すれ違ったり。

     気に入った主人公のシリーズは、ずっと続いて欲しいけれど、
     惰性で続いていく姿を見たくないのも事実。
     その終わり方、最後の姿をどう決着をつけるか。


     金田一耕助最後の事件。
     馴染みの登場人物。
     垣間見られる積み重なったエピソード。
     散りばめられたそれぞれに、うれしくもあり、
     冗漫さも感じてしまう。

     ベテランアク

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    2017年08月16日