横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル11 首

    Posted by ブクログ

    金田一モノ短編集。どれも上手く膨らませれば中編~長編にできそうなネタを、上手く途中経過を省略して短編にまとめ上げる構成力が素晴らしい。(そのため、金田一の調査・推理の過程がすっ飛んで唐突に解決する物もありますが、まぁ、それはしょうがない)
    エログロ描写も満載なんだけど、乱歩と違って横溝作品のエログロはドライであまり粘着質な感じがしないのが面白いですな。
    どの短編もそれぞれネタ方向性が違いつつ、金田一らしい雰囲気たっぷりの作品なので、「ちょっと長編に挑むのは大変だけど、短編でさくっと金田一モノ読んでみたい」って人にもオススメかもしれません。

    『花園の悪魔』、『蠟美人』、『生ける死仮面』、『首』の4編収録。

    0
    2012年06月09日
  • 悪魔の降誕祭

    Posted by ブクログ

    久々に、横溝正史の金田一耕介シリーズ。
    読書は、思いも寄らない知識が得られることが多くて、それがネットとは違って好きです。
    ただ、横溝正史の書く小説ってのはほぼ必ず女性が犯人なわけで、作者の何か怨念みたいのを感じずには入れない。
    女性に何か暗い思い出があるのでしょうね、きっと。

    0
    2012年06月04日
  • 悪魔の家

    Posted by ブクログ

    金田一耕助シリーズのような物語を彩る仰々しいまでのおどろおどろしさはなく謎解きやストーリー展開は凡庸と言って良いほどの他愛のないものばかりだけれど、その分ラストに温かみや救いがあってこれはこれで面白いし、「薔薇王」の美樹子のツンデレっぷりが愛おしい。

    0
    2012年05月06日
  • 山名耕作の不思議な生活

    Posted by ブクログ

    彼の黄金期を知っている人ほど
    非常にしらけてきてしまう作品。
    仕方ないかなぁ、明らかにてイストの違う作品も
    まぎれていますからね。
    ミステリーと言えず、ホラーの作品もありますし。

    面白いのは彼の時代の設定を
    余すことなく生かしきった怪作「丹夫人の化粧台」です。
    ある作品の雰囲気を彷彿とさせます。
    まさに狂気、ダークです。

    他の作品にも面白いのは存在しますが
    これよりは見劣りするように思えました。

    0
    2012年05月03日
  • 悪魔の降誕祭

    Posted by ブクログ

    やっぱり面白いなぁ。外れがない。
    トリックもさることながら、ドロドロした人間関係がいいのよね…これは自分が年をとったからだと思う。若いときはそんなことより、ひたすら謎解きに重きを置いてた。
    好みは変わるんだなぁ。

    0
    2012年02月05日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

    Posted by ブクログ

    今回は短篇集ということで、長編で感じるような あのまとわりついてくる恐ろしさ(丑三つ刻に突然襲われる恐怖、ゾッとする感じ。)は少なかったけど、やはり横溝作品は私に合っているとみえて、引きこまれ、楽しめた。読みやすい。

    0
    2012年02月03日
  • 空蝉処女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『空蝉処女』
    疎開先で「私」が見かけた女性・タマキ。空襲が原因で記憶を失ってしまったタマキ。彼女を引き取った家の啓一の恋。彼女に関する噂。彼女の過去に隠された秘密。空襲の際に彼女が抱えていた子どもの秘密。

    『玩具店の殺人』
    戦後の混乱時期。イロイロ玩具店を仲間と共に始めた武田。戦争中に立場を利用して仲間を虐げた古谷を仲間に引き入れる。玩具店で首をつった状態で発見された武田の元恋人ユカリ。抜き取られた義眼の秘密。

    『菊花大会事件』
    新聞記者・宇津木俊助が目撃した自動車事故。追いかけられた自動車が炎上。遺体のポケットから落ちた暗号の紙。怪しい女の尾行。宇津木の前にあらわれた片腕の男の正体。宇津木の旧友・兵頭麟太郎。暗号の示した場所と空襲に隠された計画。

    『三行広告事件』
    由利麟太郎シリーズ

    新聞の三行広告に注目する由利麟太郎。三行広告の住所で起きた殺人事件。英米の残した塵芥の秘密。

    『頸飾り綺譚』
    金が必要になり妻の首飾りを質に入れた山名耕作。投資が成功するまでイミテーションの首飾りを妻に渡すが。紛失した首飾り。広告を出しタクシーの運転手が首飾りを持ってくるが・・・。山名耕作の妻の秘密。

    『劉夫人の腕輪』
    友人と中国人の経営する酒場にやってきた「私」。そこに居合わせた劉夫人の腕にある腕輪の秘密。

    『路傍の人』
    「私」が出会った謎の青年。ある女を尾行する。青年には彼女が万引きするのが分かっていたという。彼の語る推理論。町はずれにある小屋に住む狂女の跡をつけ謎の女を目撃する。殺害された狂女。青野子爵令嬢の秘密。

    『帰れるお類』
    知り合いの作家と駆け落ちすると書き残して家を出た山野三五郎の妻・お類。駆け落ち相手に裏切られ仕方なく家に帰るが・・・。

    『五十嵐夫人の恋』
    五十嵐夫人に恋した稲富。彼女が元恋人に送った手紙を持つ男からの強請り。彼女を救うために男の元をおとずれる稲富。

    0
    2012年01月18日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    市川崑の映画を観た後に読んだ。やはり上下巻2冊分を2時間にまとめたということで、内容も人物設定も違う部分が多い。映画では写真館の助手(というより金田一耕助の助手的役割)の草刈正雄が、原作ではまったく違うキャラだったことに愕然。映画でにはない淫びでドロドロな横溝ワールドがちゃんとここでは楽しめた。

    0
    2011年11月28日
  • 本陣殺人事件 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原來「本陣」是指舊時代日本的官方旅館呀。
    好久沒看到超級本格的機關+密室殺人
    大雪紛飛~沒有腳印~
    琴弦還真是長呀~

    三郎畢竟是小孩子,難怪會被激到而重操一次機關,讓金田一耕助有更多線索。

    0
    2012年10月09日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

    Posted by ブクログ

    打って変わって、コチラは文句なし。横溝先生絶好調。

    トリックの整合性なぞ、この人に突っ込んでも意味ナシ。

    珍しく都会を舞台に書いておられますが、「恐怖」は一切目減りしておりません。

    0
    2011年10月13日
  • 殺人鬼

    Posted by ブクログ

    再読。金田一ものの初期作品を収めた短篇集。やはり「百日紅の下にて」は良いなあ。ほとんどが二人の男の淡々とした会話だけという静かな構成も、あの名作へと繋がるラストも素晴らしい。捻りのある結末の「殺人鬼」も結構好き。「百日紅の下にて」だけのつもりが結局全部を再読しちゃったよ。

    0
    2011年08月08日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

    Posted by ブクログ

    「佐川幽霊男君を御紹介申し上げ候」 見た目は短編集ですが、中身はちょっとした長編です。横溝作品には珍しい厚さ。

    0
    2011年07月22日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

    Posted by ブクログ

    「わたしは、二度妹を殺しました」 タイトルより中身の「蝙蝠と蛞蝓」のほうが印象に残っています。あら、どちらも虫編・・・

    0
    2011年07月22日
  • 金田一耕助ファイル14 七つの仮面

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『七つの仮面』
    金田一耕助シリーズ

    芸術家・江口万蔵に暴行された結果目覚めてしまった美沙。美沙に恋する2人の若者。江口の暗躍の為に離れる2人。美沙と関係を持つ山内りん子。美沙の訪問後転落した伊東慎策の遺体。毒殺されたりん子。江口のつくった美沙の七つの仮面。

    『猫館』
    金田一耕助シリーズ

    猫館と呼ばれる占い師ドクトルハマコの館で発見されたハマコと婆やの遺体。消えた助手。死体を発見した佐藤亜津子。猫館の元の持ち主糟谷天民の元で行われた秘密のパーティー。糟谷、ハマコと続く恐喝の秘密。

    『雌蛭』
    金田一耕助シリーズ

    変装した金田一耕助が訪れた梅本昌子。昌子の部屋で発見された顔をつぶされた男女の遺体。被害者は作家・立花愼二と昌子と思われた。橘と関係を持つ別れた妻・泰子。昌子の妹・繁子。

    『日時計の中の女』
    金田一耕助シリーズ

    推理作家・田代裕三の邸宅の日時計の中から発見されたミイラ化した女の遺体。被害者は元の持ち主・神保の愛人・珠子。消えた腕環。金田一耕助の元に依頼にやってきた田代啓子、妹・堀晶子と名乗る女。


    『猟奇の始末書』
    金田一耕助シリーズ

    人魚の洞窟の中で発見された矢の刺さった女の遺体。三井信吾がみたボートに乗った男女。被害者はナイトクラブのダンサー・タマキ。小坂夫婦が金田一の残した手紙の秘密。

    『蝙蝠男』
    金田一耕助シリーズ


    受験勉強中の由紀子が目撃した向かいの家で起きた殺人事件。発見されたリリー梅本の遺体。ローズマリーの支配人・坂井とデザイナー・白井のアリバイ。ローズマリーに隠された秘密。

    『薔薇の別荘』
    金田一耕助シリーズ

    女実業家・吉村鶴子の遺言の公開。集められた親族。甥の朝彦。そこに謎の手紙で呼びつけられた児玉建。遺体で発見された鶴子。全財産を残された秘書・三枝子と鶴子の過去に隠された秘密。

    0
    2011年07月19日
  • 金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児

    Posted by ブクログ

    横溝作品、これから始めました。最初のシーンが興奮する。作者の意図としては、犯人から読者の視点をずらすように持っていくのでしょうが、真犯人を信じたくない部分もあり、最後まで楽しく読みました。不自然に思える部分は物語性とし、男女関係は生命のガソリンだと再確認しました。

    0
    2011年05月10日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

    Posted by ブクログ

    怪しい人が犯人だったので、そのへんの意外性はなかった。
    でも、神性が汚されたような気がして嫌だったなぁ…神性そのままで希代の殺人犯となって欲しかったかも。
    しかし蒸発した人たちとシャム双生児がああなってたのは驚いた!
    悪趣味でグロテスクで最悪に最高だった!

    0
    2011年05月09日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(上)

    Posted by ブクログ

    閉鎖社会の島!
    陰惨な殺人事件!
    謎の美女に双子!
    そして過去の事件…
    素晴らしき様式美。
    やっぱり横溝はやめられない!
    下巻の展開が楽しみ。

    0
    2011年04月20日
  • 横溝正史翻訳コレクション 鍾乳洞殺人事件/二輪馬車の秘密

    Posted by ブクログ

    横溝正史が翻訳した、D.K. ウィップル「鍾乳洞殺人事件」、ファーガス ヒューム「二輪馬車の秘密」の2編を収録。
    時代的にはホームズの「朱色の研究」ぐらいと同年代の作品らしいのですが、古典の名作ですね。さすが正史が翻訳しただけあって、非常に読みやすくまとまっていて、翻訳が苦手な人にもお勧めできそう。
    解説を読んでみると、原著から、かなり正史が削ったり手を加えているところがあるらしく、正史の文章力・構成力って凄いと改めて感心。

    鍾乳洞殺人事件は、八つ墓村の発想の元になる影響を与える作品となったらしく、確かに洞窟内で起きる殺人事件は魅力的でした。

    0
    2011年04月13日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

    Posted by ブクログ

    白と黒ってそういう意味だったのかー!これはジェネレーションギャップというものではないだろうか…。
    複雑に思えた事件がするすると解決していく終盤はなかなか読むのをやめられなかった。
    昭和の空気を感じられてとても面白かった!

    0
    2011年02月24日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    金田一耕助が唯一不本意な結末で終結した生首風鈴事件から二十年の月日が流れたが、金田一耕助はこの生首風鈴事件の延長線上に事件の兆候を感じ、事件の渦中へ飛び込む。金田一耕助ファイルの最後を飾る作品。

    0
    2011年02月08日