横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児

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    意外な犯人だった!
    愛人たちに元妻に蝋人形館に…お膳立てが完璧すぎる。
    あまりにもえげつない連続殺人には、横溝の本領発揮といった感じでかなりワクワクした。
    やっぱりこれくらいドロドロしてなきゃねー。

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    2010年12月30日
  • 金田一耕助ファイル11 首

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    首(と、顔もかな?)をテーマにした短編を収めた一冊。どれも横溝流のグロさとえげつなさで良かったです。腐乱してたり死体が陵辱されてたり…普通にはありえない状況を劇的に描くのが横溝作品の真骨頂ですね。
    でもやっぱり「犬神家の一族」を超える衝撃ではない…なあ。

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    2010年10月29日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)

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    上巻で描かれた陰惨な殺人事件から20年後、再び悪意が動き始めるのを止めるため奔走する金田一。
    何代にもわたって受け継がれた血の因縁と、それによって引き起こされた数々の悲劇。まさに横溝作品と言えるおどろおどろしい物語でした。
    ただ、20年前ほどには陰惨さがなかったのと、幕切れが少しあっけなかった点、そして何より、これが最後の事件というにはあまり華やかさ(事件に華やかも何もありませんが…)がないかな…。
    期待していた割に少し地味で残念だったです。
    他の短編集とかも今後読んでみようかな。

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    2010年10月23日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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     これも昔ドラマで見た記憶がうっすらとありますね。読んでみても覚えていたのは主人公の登場場面ぐらいでしたが。

     これぞ、横溝作品の集大成では!?と思って読みました。
     絶世の美女、世代を超えて続く血の歴史。

     が、他の方の書評を読むと厳しかったりしますね。トリックが稚拙だとか、過去の話に比べて現代の重みが足りないとか。
     でも、まあいいじゃありませんか。

     「女王蜂」というタイトルからは男を手玉に取っている女のようなイメージも浮かびますが、主人公はどうもそうでもなし。どこからつけた題名かちょっと疑問な気はします。
     文庫版の表紙も意味深なんですが、どういうシチュエーションでしょうか??

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    2017年08月16日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    運命に翻弄される薄幸の美女、音禰ちゃん。
    全身タイツとか、いいんですか。その他にも「これはありなの?」という展開が… ピカレスク的ヒーローとのかかわりとか。
    超常現象というか、ちょっと妖気じみた描写もあって、ぎっちり中身のつまったエンタテイメントだと思う。

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    2010年07月10日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

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    うわぁぁ、きつい表現オンパレードだなぁ。
    夜に読んだらたまったものじゃあないですね(笑)
    なのでエロ・グロ・狂気いずれかが苦手な人は
    気分を害しますので気をつけてください。

    なんというか、最後はなんか虚空にいるような感じ。
    空っぽになってしまいました。
    なんというか、悲しいものです。

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    2010年06月25日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(上)

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    続きものははじめて読みましたよ。
    初めは途中で終わってしまうという
    不安がありましたが、大丈夫でした。

    刑部島で起きた怪死、殺人、そして失踪。
    時折黒い歴史も出てきて、
    読み手の興味を誘います。

    そして依頼主は実は反感を
    かっていたという事実…
    なにやら裏がありそうですよ。

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    2010年06月25日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

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    豪華な屋敷、美しい女性、不気味な老婆、と金田一耕助作品には必ずこの3つが出てくるけど、これも例外ではなかった。途中でなんとなく犯人は分かるんだけど、それでも止められない。

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    2010年06月07日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

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    こんなタイトルで子供向けかと思いきや、なかなかすごい内容。
    映画にしたらめっちゃ映えそうだと思わせられた。
    死体を飾り立ててるところとか、羊たちの沈黙みたいに。
    犯人が結構わかりやすいというか、なんとなく「コイツやな」と勘でわかってしまったけれど、あの手この手で趣向を凝らしてあるので面白かった。
    最後の方で、すごく好きな文章があって
    以下引用~
    ~警部はまるで毒虫にでもさされたようにとびのいて、
    「そのけだものをはやくむこうへつれていけ……」
    と、嫌悪にみちた声でどなった。
    警部も今まで、これほど卑劣で、きたならしい犯人にお眼にかかったことはない。~
    このくだりが、たまらない爽快感を味わえまし

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    2010年05月25日
  • 殺人鬼

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    金田一耕助シリーズ

    『殺人鬼』
     深夜の帰宅見知らぬ女に助けを求められた男。500人に1人の殺人の話。女の義足の夫と愛人。愛人の死と愛人の妻の関係。

    『黒蘭姫』
     百貨店で万引きをする「黒蘭姫」と呼ばれる女。店長が女の親のもとに請求を行い無事にすんでいたが・・・。万引きを止め刺された売り場責任者と喫茶店で殺害された元売り場責任者。

    『香水心中』
     依頼人に会うために軽井沢を訪れた金田一と等々力警部。一度はとりけれた依頼。しかし心中事件が・・・。食い違う死亡推定時刻。

    『百日紅の下にて』
     自分の為に育てた少女の自殺。出征当時に少女を託した男たち。毒殺された男。戦場で思いを託されて金田一

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    2010年01月24日
  • 悪魔の降誕祭

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    『悪魔の降誕祭』
     金田一の依頼人が金田一の部屋で毒殺される。降誕祭の夜に殺害される被害者。被害者の妻であるジャズ・シンガー。

    『女怪』
     金田一耕助の恋。金田一が恋する女をゆする『狸穴の行者』と呼ばれる男の死と婚約者の秘密。

    『霧の山荘』
     金田一が依頼されて訪れた山荘での死。警察を呼び戻ると消えた死体。裸で見つかった死体の謎。

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    2009年12月27日
  • 喘ぎ泣く死美人

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    横溝先生の短編集。ショートショートの桜草の鉢がほのぼのして好きです。表題作は幽霊もの。惨劇の真相です。これはシンプルだった。

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    2009年12月14日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(上)

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    ところどころ覚えているんだけど、重要なところは何も覚えていないのでまた楽しみながら読んでいるところ。確か犯人は・・・

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    2009年12月26日
  • 殺人鬼

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    昭和51年刊行の杉本画伯の表紙は黒い帽子に黒ぶち眼鏡をかけたアップの構図なのですが、顔半分が牙から血をしたたらせた野獣のような男、その半分は女性というジキルとハイド(っていうよりアシュラ男爵か・・・)的な絵です。目が充血していて気持ち悪いのだ。4つの短編が収録されていますが、いずれも終戦直後の焼け跡から復興しつつあるのだけれど、何の希望も救いも持てない時代の(今に通じるのかもしれない)荒んだ時代の事件です。世の中には500人に1人殺人犯がまぎれているという説が取り上げられていますが、最近の事件を見るにつけ、戦後と変わっていないのかもしれないなんて思ってしまいます。「殺人鬼」★★★★「黒欄姫」★

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    2011年07月15日
  • 髑髏検校(どくろけんぎょう)

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    怪しげな美青年と部下の美女二人、狼の群れに囲まれた屋敷に暮らしているって設定からして心躍る。
    昨今のゲームとかライトノベルに触れてる人は、検校の正体に早い時点で気付いてしまうんじゃないかなあ。

    もう一編の『神変稲妻車』も文章が軽妙で面白かった。
    女相撲すごい。

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    2009年11月29日
  • 金田一耕助ファイル18 白と黒

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    中学生の時に読んだんで犯人は分かってたんだけど、詳細は全く記憶になく、また面白く読めた。やっぱり金田一耕助は長編が好き。

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    2009年12月26日
  • 金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜

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    刑事が多すぎて混乱した。
    割とえげつない事がさらりと上品めな文章で書かれているので、「え…それって…」と文章の二度見状態になること幾たび。
    一部唐突過ぎる箇所もありましたが、珍しく金田一が名探偵らしさを発揮していて面白かったです。

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    2009年11月15日
  • 双生児は囁く

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     双生児のタップダンサー、星野夏彦、冬彦の兄弟が真鍮の中で起きた密室殺人に挑む「双生児は囁く」。そのほかに「汁粉屋の娘」「三年の命」「空き家の怪死体」などを収録した七つの短編集。 (出版社からの内容紹介)
     横溝正史、言わずと知れた金田一耕介の生みの親。その金田一が登場しない作品は、これほどまでに寂しく味気ないものなのかということを感じさせる短編集。とはいうものの、作品全体の出来はよく、その中身は横溝節がうなっている。特に、子供のころの思い出との悲劇的な再会を描いた「蟹」や人間の気まぐれな記憶と神の無為を描いた「心」などは、佳作。

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    2010年05月14日
  • 金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜

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    金田一耕助の面白さは謎解きではなく、意外さにあると思ってる。これは特に意外性が大きかったわけではないが。

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    2009年12月26日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

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    ヌード・モデルのクラブに訪れた「幽霊男」と名乗る怪人物の起こす連続殺人。ボーイに変装して警戒にあった金田一耕助の目の前で起きる殺人。
    暗躍する「マダムX」と名乗る女と容疑者。

    旧カバー版 
     2009年1月19日購入

     2009年1月30日初読

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    2009年10月07日