横溝正史のレビュー一覧

  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    ネタバレ

    面白かった。横溝正史は風景描写が抜群にうまいと思います。本当に読ませられます。登場人物が多く、特に植松と植辰、おこまとおたま辺りで混乱しますが、丁寧に読み進めれば、なんとか理解はできます。

    細かい謎がたくさん提出されて、それらがきちんと落ち着くところに落ち着くので、読みおわってとても気持ちがいいです。

    「悪魔が来りて笛を吹く」の曲が、犯人を指ししめてしているという、最後のあのオチは美しいです。クイーンの「Xの悲劇」の最後と同じような感覚です。

    話の流れとしては、少々強引かなぁと思うところもありました。飯尾のくだりはご都合展開が過ぎるような・・・。あと椿子爵の心情はあまり共感できなかったで

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    2024年06月02日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

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    金田一耕助の冒険をゆるりと読み直しておりますが、今回は金田一耕助最後の事件『病院坂の首縊りの家』です

    最後の事件と言っても、書かれたのは最後じゃありません
    『カーテン』方式ですね
    そうそう『カーテン』方式なんだよねと思ったそこのあなた!今度飲みに行きましょうヽ(´ー`)ノ

    ちなみに最後に書かれたのは『悪霊島』なんですが、どっちもけっこう集大成的な感じなんですよね
    なのでこの『病院坂の首縊りの家』もけっこう色々詰まってるんですが、上巻はまだその色々感が伏せてある感じ
    そして分かる人には分かる横溝正史の独特の世界をかなーり丁寧に構築していてその分堪能できます

    横溝正史の世界にどっぷり漬かった

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    2024年05月24日
  • 死神の矢

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    自分の娘の婿選びに無理難題を仕掛ける資産家で変人の父、それに群がるいけすかない青年達、溺愛されすぎた美しい娘。ユリシーズを下敷きにした物語とのことですが、よく仕掛けるなぁ。でも容疑者を全員集めてのアリバイ確認はいかに昭和40年代の警察でもやらないのでは?40年代でも羽織袴の金田一探偵のリアリズムを維持するためには背景のリアリティーが大事だと思うのだけど。
    美女に群がる男っていうのも昭和的単細胞エネルギーに満ち溢れていて元気になる!という単純な話かと思って読んでいると・・・ねじれてはいるけれども深い愛情の物語でした。

    それにしても頑健な肉体を持ち野生味溢れながら考古学博士でもある古舘博士の異常

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    2024年05月19日
  • 金田一耕助ファイル14 七つの仮面

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    短編が七作品。“例によって例のごとく”の金田一。シリーズの読者だからこそ楽しめるノリだと思う。ゲスなお話はこれくらいさらっと書かれているのがちょうどいいかな。

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    2024年05月10日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    横溝正史シリーズを読みたくなり購読。
    全体的に暗くおどろおどろしい感じが良かった。
    ただ、登場人物が多く、家系図がないと誰が誰かわからなくなりそうである。

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    2024年03月25日
  • 名月一夜狂言 人形佐七捕物帳ミステリ傑作選

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    同文庫で銭形平次とか眠狂四郎とかパロディしか知らない捕物帖の傑作選が色々出ているようなので、探ってみたいところ。

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    2024年03月03日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

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    いつもの金田一シリーズに輪をかけて愛欲金欲まみれのゲスなお話だなぁと思ったけど、一応それだけではない事情もあったみたい。ともあれ何でもありでツッコミどころ満載なんだけど、いつの間にかハラハラドキドキさせらせてしまうのでした。

    それにしても、差別・偏見が酷い。ちょっと昔なだけでこんな感覚だったのだと知るだけで勉強になる。マイノリティは生きづらかっただろうな。

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    2024年02月28日
  • 華やかな野獣

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    もたつかず、すごく読みやすくちょうどいいテンポで展開していってくれるので一気に読めた。

    2つ目のお話、金田一耕助の最初事件、
    等々力警部とのまだ信頼関係が築かれる前の2人の会話が面白い。

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    2024年02月17日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    面白かった〜!!これで金田一耕助シリーズ6作目。
    ミステリーって結構事件が起きるまで最初面白くない事が多いんだけど、横溝正史って第一章からめちゃめちゃ惹きつけてきて最後までずっと面白いの何なんだろう?独特の語り部目線?で本事件を陰惨さを語ってるから??
    シリーズとしては全体的に似てるんだけど、今回は都心の没落貴族ってことで、他とちょっと違って良かった。
    最後の演奏のとこの伏線回収すごかった!ゾクってなった。
    相変わらずエンタメ要素がたくさん詰まってて華やかで楽しかったです。次はどれ読もう??たくさんあるからなぁ

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    2024年01月31日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

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    ネタバレ

    途中から家族関係複雑になって家系図書かないと把握しきれなくなったw
    しかし細かいところに散りばめられた要素を最後に全部回収していくの見事だったなぁ…
    途中で意味深な言葉(ここで〇〇していればよかったのに…)みたいな台詞も、何に関連があるの!?ってわくわくさせられて楽しかった。
    突拍子もないような話に思えて、それを納得させられてしまう所も凄いんだろうなぁ。

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    2024年01月30日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

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    面白かった。登場人物も個性豊かで特徴的で、言動が劇調で頭にみんなが動いている様子が浮かんでくる。本当に想像を刺激して、思い浮かばせるのがさすがと思う。その書き方が楽しい。

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    2024年01月27日
  • 死仮面

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    伏線が仕掛けられてたのに気づかなかった〜ちょっと悔しい。

    読みやすく、サクサク進んだ。

    犯人は読んでけばわかりやすいかな。
    だからこそちょっと悔しかった。

    おまけの短編はなんかあまり好きではないし、しっくりこなかった。

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    2024年01月20日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(上)

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    島シリーズワクワクする。最初の始まりが、奇妙な言葉を吐いて死んだ男というのが興味を引く。これから面白い事件の始まりを予感させて良い。時代の流れや、島の閉塞感など文化的なものも学べて感じられて楽しい。

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    2024年01月19日
  • 金田一耕助ファイル11 首

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    今年初読みの金田一。年内に〈金田一耕助ファイル〉を読破しようかなと思ってます。
    今回は短編集。『生ける死仮面』『花園の悪魔』『蝋美人』『首』の4作。
    短編はあっさり描かれてるから、直ぐに内容は忘れてしまいそう。だけど、読んでる瞬間は楽しめる。この時代の感覚は今のとだいぶ違うから、自己投影とかせずに現実を忘れて読書できるのがいい。クセになる。

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    2024年01月16日
  • 金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜

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    「金田一耕助」シリーズの『悪魔の百唇譜』を読みました。

    最近「ホームズ」シリーズを立て続けに読んで、ミステリーを読むことに嵌っちゃってますねぇ。

    半世紀前の東京が舞台なのですが、、、
    それでも一世紀前のロンドンと比べると、舞台の背景が想像しやすいので読みやすかったですね。
    勿論、頭の中で描いている場面の「金田一耕助」役は「古谷一行」です。

    さてさて、物語の方ですが、、、

    蒸し暑い6月、深夜の東京成城の高級住宅街。
    不審駐車の外車、その後部トランクから発見されたのは、胸をひと突きに殺された美女の死体。
    添えられた"ハートのクィーン"のカードは何かの符号か?
    やがて似た

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    2024年01月04日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

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    幼い頃にテレビで見た「女王蜂」のストーリーを思い出したくて文庫を手に取りました。
    募る想いと魅入られる人生の窮屈さを感じた一作。
    トリックよりも動機や人間関係の方に味があり、感情や行動、台詞におもしろさがありました。
    文体の視点が映画的で、一人称がなくナレーターがいるタイプ。特別な感情移入する事なく、観客でいることができる作風です。
    やはり私は美少女が好きなので、次は「夜歩く」を読む予定です。

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    2024年01月03日
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族

    購入済み

    想像以上の読みやすさ

    ずっと気になってた横溝正史シリーズ
    どこから手を出すか迷った結果 有名なこの作品から読み始めてみました。

    1976年版実写映画を先に見ていたお陰か
    思った以上に物語の世界に入り込めました。

    横溝先生の独特な世界観。
    次は八ツ墓村を読んでみようと思います。

    #切ない #深い #怖い

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    2023年12月31日
  • 名探偵・金田一耕助シリーズ 悪魔が来りて笛を吹く

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    ネタバレ

    横溝正史の金田一耕助シリーズのコミカライズ。横溝正史作品は、この時代には放送禁止になりかねないだろうし、本ならば発禁になりそうだ。この本はコミカライズにありがちだが、やはり原作を読んでいないと分かりづらい部分が多い。幸い、要点は押さえられているが、だいぶソフトになったとはいえ、やはり横溝作品だけあって愛憎がドロドロだ。戦後すぐの東京。麻布に1200坪を所有する元華族…だが、戦前の生活を引きずっている。価値観も何もかもが違っているからこそ、近親相姦の悲劇が繰り返されいく。その中で子供達の世代は時代に順応していこうと必死だ。闇市や計画停電、タイプライターなど時代を感じさせる。

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    2023年12月22日
  • 金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(上)

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    ネタバレ

    様々に想像を掻き立てる内容だった。犯人自体は怪しいし、最初からこれが20年の時を超えると前置きがしてあるのでどう事件がこれから動いていくのか楽しみ。時を超える事件は、ワクワクして面白い。

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    2023年12月20日
  • 金田一耕助ファイル10 幽霊男

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    数か月ぶりに読む金田一はやっぱり面白かった。今回は東京と伊豆。金田一の登場が今までにないパターンで新鮮に感じた。
    猟奇マニアたちが出てくる気持ち悪い話だけど自分の日常と余りにもかけ離れている分、気分転換の読書にはうってつけだと思う。自己投影とか全くしないから、嫌な内容も引きずることもないし。

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    2023年12月11日