横溝正史のレビュー一覧

  • 真珠郎

    Posted by ブクログ

    表題作は、ちょっと怪奇的な感じなのか?
    と思いきや探偵由利徹が出てきてきっちり解明してくれた。

    由利徹は金田一耕助とタイプが違ってスタイリッシュな感じ。

    もう一編はファンタジックな感じを受けた。

    0
    2023年09月30日
  • スペードの女王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スペードの女王の彫り物を起点に物語が繰り広げられていくのは面白かった。最後らへんまで誰が犯人か全然わからなかったが、分かったときの動機が宝石目当てというのは何だかつまらなかった。

    0
    2023年09月26日
  • 金田一耕助ファイル14 七つの仮面

    Posted by ブクログ

    金田一耕助シリーズの短編集。七篇も収録されているためどれもさくっと読めてしまう。色々なパターンのお話が読めるけれど、物足りない印象のお話が多い。
    とはいえ、「雌蛭」では金田一耕助の滅多に見られない姿が描かれていたりで面白かった。この話がこの本では一番のお気に入りでした。

    0
    2023年09月06日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後らへんでは私も犯人が薄々分かったが悲しい物語である。動機はありそうなものだけれど、悲しい。そして、手毬唄をモチーフにして殺人が行われるというのは、ドキドキさせる、謎解きのような面白さだった。そして薄気味悪い老婆。ドラマがパっと頭に浮かべられる、そんな情景、キャラクター性、物語性でとても読み応えがあった。

    0
    2023年08月25日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

    Posted by ブクログ

    エログロ色の強いミステリー。ヒロイン音禰の、男の征服欲を刺激するキャラクターは今となっては時代錯誤な感じだけど70年近く前の作品だから無理もない。八つ墓村同様金田一の出番が少ないのが残念。

    0
    2023年08月23日
  • 金田一耕助ファイル11 首

    Posted by ブクログ

    相変わらずおどろおどろしい雰囲気の短編集。サクッと読めて面白かった。結末がなんだか妙に心に残っているのは「蝋美人」でした。

    0
    2023年08月14日
  • 金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会

    Posted by ブクログ

    初めての横溝正史作品だったけど、テンポの良い昭和の日本語がとても心地よく、かなりの長編なのに楽しく一気に読めた。
    ストーリーも非常に面白い。物語の背景にずーっと流れているそこはかとない狂気感に惹き込まれた。

    0
    2023年08月10日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全然知らないタイトルだったのだが、とても分厚く驚いた。あまり期待していなかった、短編集みたいに思っていたのが、大作で面白い。3代にわたった話だったし、長編だったからどうであったっけと思うところもあったが、迷路荘という設定と興味深く魅力的な舞台、片腕の男、可愛らしい老婆などキャラクター設定、先が気になってとても面白く最後まで読めた。動機に関しても納得するもので、最後も悪人が生き残らないのでスッキリする。昔の建築物で本当に迷路荘みたいなものがあるのか気になる。やはり現代にはない環境が心惹かれ、楽しい。

    0
    2023年08月04日
  • 金田一耕助ファイル19 悪霊島(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一時期一気にシリーズを通して読んだが、唯一この悪霊島の上巻が手に入らず、下巻だけしばらく棚に積まれていた。
    やっと上巻が再販されて、久々に横溝正史を読んだ。

    やはり面白い。
    金田一耕助シリーズは常に一定の面白さがあるが、長編ということもあり続きが気になる展開だった。
    犯人はお決まりのパターンなので意外ではないが、蒸発した男たちの行方や誰の息子なのかとか色々な予想もできて面白かった。

    せっかくなら犯人と竜平が話すシーンが欲しかった。裏で決着つけるのではなく。

    それにしても磯川警部というか奥さんが悲しすぎる…

    0
    2023年07月20日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

    Posted by ブクログ

    没落した華族、仕掛けだらけの豪邸、前人未到の洞窟、複雑な人間関係、謎の怪人物などなどなどなど……金田一シリーズを読み始めて8作目?もう、金田一要素てんこ盛り!って印象をこれが一番受けたかもしれない。
    それにしても、今回の犯人に対する金田一耕助のあたりの強いこと。いつもはソフトな感じの金田一さんがあそこまで犯人に対する憎悪をむき出しにするの珍しかった。それもしょうがないよねっていう人の尊厳を踏みにじるような遺体の扱い方してるからね……。読みながらゾッとしてしまった。

    0
    2023年07月06日
  • 金田一耕助ファイル13 三つ首塔

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰が犯人か全く分からないまま、主人公の気持ちになってハラハラしていた。面白く読めたし、最後は主人公と良人が結ばれるハッピーエンド?だったので良かった。ただ、なぜ伯父が主人公を女性として愛していたのかがイマイチ分からなかった。美しいの一言だけなのか、長年一緒に暮らしていて、他人だったからか…。もしくは、主人公の母親の姉と結婚していたが、亡くなって、主人公と自分の亡くなった妻を重ねて見ていたのか…。罪に罪を重ねて死んでいき、こんなことをしなければ幸せに暮らしていたのではないかと思わずにはいられない。ただ、人生というのは、そういった自分でも予期しないことから、些細なこと?から大きなことへと良いも、悪

    0
    2023年06月30日
  • 金田一耕助ファイル9 女王蜂

    Posted by ブクログ

    登場人物がみんな個性豊か。それほどドロドロはしてなかったけど、やっぱり事件はそれぞれの想いが交錯して起こるんですよね~

    0
    2023年06月30日
  • 迷路の花嫁

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。今までの殺人事件の謎を解いていく話というよりも、最低非道な人間にやり返すというか痛い目をドンドン見させていくというスカッとするような物語だった。いつしか、殺人事件の犯人を見つけるよりも、最低非道な人間が落ち目になっていく様子をドキドキしながら折っていた。ただ最後はハッピーエンドなんだろうけど、物悲しいもので涙が出た。もちろん奇怪な犯人を追い詰めるのも楽しいのだけど、今回みたいな敵討ちのようなスカッとする話も気分変えというか良かった。

    0
    2023年06月26日
  • 華やかな野獣

    Posted by ブクログ

    享楽的なパーティ

    奔放すぎる…(º﹃º )



    ●華やかな野獣

    親の遺産相続で臨海荘を受け継いだ奈々子。

    そこで繰り広げられる宴は…
    一夜限りの相手と出会う会員制パーティ(º﹃º )

    すごいね…
    そのビジネスをしようという発想がすごい。

    著名人ばかりが集まるパーティなので、そりゃ儲かりますね。

    パーティでは、マスクを付けるルール。
    相手の顔は、共にベッドルームに行くまで分かりません。

    そして、殺人事件が起こります。

    トリックに多少無理矢理感がありましたが、さすが金田一。

    それにしても、警察は金田一耕助に頼りっぱなしだな(*´艸`)


    他、短編が2作収録されています。


    0
    2023年06月14日
  • 扉の影の女

    Posted by ブクログ

    昭和30年、私も生まれていない時代に起こった殺人事件と交通事故死。金田一耕助の推理に等々力警部も煙に巻く。登場人物同士の会話が楽しく犯人が誰であっても気にならないほど。金田一の懐が暖かくなる展開も珍しい。

    0
    2023年06月05日
  • 金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く

    Posted by ブクログ

    読むのは2回目だけど、ドキドキ感を持って読めた。何度読んでもドラマとして面白かった。結末としては、おぞましいものだけど。昔、ドラマを見た時にフルートの音楽を聴いたけどそれが思い出されて、印象的な音楽と物語が胸に残る作品。

    0
    2023年06月03日
  • 金田一耕助ファイル8 迷路荘の惨劇

    Posted by ブクログ

    またドロドロの事件でしたね。それぞれに欲望や見栄や怨みつらみがあるから話がこんがらがる。今回も金田一さんお見事。

    0
    2023年06月01日
  • 金田一耕助ファイル6 人面瘡

    Posted by ブクログ

    5作の短編集。金田一シリーズの短編を読むのは初めて。どれも面白かったです。金田一さんや磯川警部の活躍がいろいろ知れて満足。

    0
    2024年12月18日
  • 死仮面

    Posted by ブクログ

    もう、冒頭からかなりおどろおどろしい。デスマスクですもの。
    時系列としては八つ墓村後の金田一。

    同時収録の『上海氏の蒐集品』は金田一シリーズではなかったけれど、これまた独特の雰囲気で印象的。最後は思わず…

    0
    2023年05月23日
  • 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まだそんなに冊数読めてないけど、今まで読んだ金田一シリーズで一番好き。
    手毬唄って子供の頃とか普通に歌って鞠つきしてたけど、大人になって聞いたりするとなんとなく怖いのが不思議。そういう映画とか作品があるからかな?


    偽のおりんさんの殺害に至った理由も怖いけど、里子ちゃん…。最後まで自分のせいだって思って殺されてしまったんやとしたらぅぁぁぁぁ

    0
    2023年05月04日